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民謡の発声法に疑問
コーラス、カラオケなどを楽しんでいます、今度民謡教室に入って戸惑っています。 コーラスでは自分に合ったパートを練習していますが、民謡は何が何でも 高音で唄うことを要求されます。 裏声はダメ声を張り上げなさいと言うばかりで納得できない、バスやアルトの民謡があってもいいと思う。 民謡は元来誰もが歌う人生の歌です、民謡界は視野狭窄ではないでしょうか。 民謡を歌いたいと思って挑戦しても頑な指導法がもとで民謡をやる人が少なくなっています。 私には「2.3」では少し高いのです、高音がなかなか出ません。 いい方法がありませんか?訓練あるのみですか?
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発声法にというより、指導者へ対しての不満ではないでしょうか? 基本的に民謡では裏声は使いません。 chikotitiさんのおっしゃるように裏声を使う民謡もなくはありませんが、数えるほどです。(お囃子で裏声を使うのは結構あります) theontiさんのおっしゃるように、曲や唄い手によって尺八でいう寸法は変わってきます。 一時期の民謡ブーム(昭和40年代後半から50年代前半)の頃、声を張り上げて高音で唄うことが至上のようなところがありました。 この頃から声が低いより高いほうがうまいという変な固定概念を持った先生がいることも確かです。(まぁ、後で解説しますが・・・それなりに理由があるのでこうなったんですけどね) で、声楽は良く知らないのですが、低音は訓練では出るようにはならないが高音はある程度の訓練で出るようになるといわれているようです。 このことからも、高音で唄うことをよしとする先生がいます。 また、尺八の2尺2寸よりも長い(音が低い)のは演奏がしにくいということで、出来るだけ短い寸法へというのもあるようです。尺八のうまい人なら、短い尺八で裏でとってちゃんと低い人に合わせることが出来るはずですが・・・みんながみんな、出来るわけじゃないです。 三味線も、津軽三味線であれば、ある程度低くてもなんとか対応できますが、普通の民謡三味線などでは、音が取りにくく、糸もべろんべろんになってしまって弾きにくい。伴奏者が弾きにくい演奏をしていれば、当然唄い手も唄いにくくなってしまうわけです。 (まぁ、音感のいい方なら、三味線の音を上げて水調子で唄ってくれれば出来なくはないでしょうが、それはそれで唄い手さんの技量がね・・・) 因みに、三味線が一番きれいに響くのは1尺9寸か1尺8寸です。これ以外の高さでももちろん問題はありませんが、このくらいの高さが一番聞いていて心地よいです。 男性で2尺3寸あたりは、唄う曲によりますがありだと思いますけどね。 ただ、聞く側にとって低い唄って聞き取りにくいのは確かなんですよ。 確かに誰もが唄って楽しむのが民謡ではありますが、誰も聞いてくれない唄を唄っても・・・っていうのもありますね。 発表会やコンクールに出るのなら、ある程度の音程の高さは必要になるでしょう。 洋楽などでも低い楽器がメイン(例えばメロディーライン)になることは少ないですよね?リズムキープのためだったり、音の幅を広げる役目であったり・・・ そうそう、例えば遠くの人を呼ぶとき、あなたは、すごーく低い声で「おーい!」って呼びます?ちょっと高い目で「おーい!」って呼んだりしませんか?男性の低い声で人を呼ぶよりも、女性の高い声で人を呼んだほうがより遠くの人に聞こえるでしょ? 民謡は唄い手一人だけがメインでスターです。このメインが聞き取りにくい状態ではよくないと思います。だから、声を張り上げて高い声で唄えというのです。 慣れないうちは確かに2尺3寸でもつらい部分はあるかもしれませんが、高音を出す訓練もされてみたほうが良いかもしれません。 唄いなれてくると、少し高いほうが唄いやすくなってきたりもします。 どちらかというと、幅が必要です。 高いだけが必要なのではなく、高低差が民謡はあります。で、この高音部分が民謡では聞かせどころでもあります。(この聞かせどころの響き方が低いのと高いのでは印象が違う。だから一時期は超音波かと思うほど高い声で歌うのが「すごい!」ってことになったんですよ。) で、最初から出ないからと低いので慣れてしまうと、この聞かせどころがまるきりでなくなってしまう人もいるんです。 後々、この辺りが出るように、最初にとにかく高音を出す訓練をさせる先生もいるかもしれませんね。 ちと余談というか、民謡をやっているものとして、 >民謡界は視野狭窄ではないでしょうか。 >民謡を歌いたいと思って挑戦しても頑な指導法がもとで民謡をやる人が少なくなっています。 この発言はいかがなものかと・・・ どの先生も、頑なな指導をしているわけではありませんよ。 それに小中学生で民謡をやって頑張っている現状もあります。ちょうど8月23日、24日に少年少女の全国大会があったばかりです。2日間かけて行われる、ということは、それだけ出場者がいるということですよ! 今、民謡を日本の伝統文化として後世に伝えていこうと色んな人が色んなことをしようと動き始めているのです。 確かに高齢化が進み、一時のような誰もが民謡を楽しんでいるという状況ではありませんが、すべての先生が強引な指導をしているわけではありません!
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- theonti
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初めに断っておきますが。 民謡は習ったことは有りませんが、自分のキーでよく歌います。 各地方では、その地区の1曲だけのコンクールが有りますが、其々歌い手得意のキーで歌っています。 女性・・上無(5本・1尺9寸)・壱骨・断金・平調・勝絶(9本・1尺5寸) 男性・・黄鐘(1本・2尺2寸)・鏡・盤渉・神仙・上無(5本・1尺9寸) 尺八が1尺8寸だけでなく、1尺5寸も2尺2寸も1寸刻みで有ります。 これは曲により、また、歌い手によってキーが代わるからです。 もっとも、民謡に限らず一般的に高音が好かれているようでは有りますが。 高音や裏声の出し方や、同じキーでも高く聞かせる発声法が有ります。 ただ、出せだせでは無責任な先生ですね。 それらの事をしっかり教えてくれる先生を探した方が良いと思います。
お礼
自分のキーで歌いたいものですね。 有難うございました。
- chikotiti
- ベストアンサー率34% (10/29)
民謡の種類にもよると思いますけど、津軽民謡のホーハイ節は裏声を使います。
お礼
違いはあるのですね、有難うございました。
お礼
民謡の世界を一寸だけ覗いた気がします。 詳しいご説明有難うございました、参考になります。