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材料中に析出物ができると電気抵抗率はどう変化するのでしょう?
今晩は、材料の研究をしている学生です。 金属中の合金元素をいろいろ変えて脆化の小さい材料を作ろうという研究をしているのですが、ひとつのパラメータとして電気抵抗を扱うことになりました。 ある金属の中に○○at%の元素が加わったときの電気抵抗上昇率は文献を調べていてわかったのですが、高温で析出する酸化物の影響についていまいちよくわかりません。そのセラミックス自体の抵抗はわかっているのですが、理論式で析出物を含んだ合金の抵抗を出して、測定値と比較したいと思っています。 簡単な和でも近似できる式があれば助かります。よろしくお願いします。
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析出する析出物の形態及び分布状態により異なりますので、析出量からだけでは計算できません。 例えば、極端な例ですが薄い板状の絶縁性セラミックス析出物が電気の通る経路に対して(1)垂直に配向して析出した場合、(2)平行に配向して析出した場合を考えてみてください。 明らかに析出量が同等であっても(1)のほうが抵抗が高いと思いませんか?
お礼
ほかの学生の顕微鏡写真に板状の析出物が出ていました。しかも方向性があるようで、垂直に析出しているものがあるのです。電気抵抗の評価というのは非常にデリケートなようですね、測定するたびに値が変わってしまいますし、観察できない組織が過大な影響を与えている可能性もあるので、一筋縄ではいかなそうです。 早速の回答、ありがとうございました。