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以下の数値が突然変化しても、人間は生存可能でしょうか?
たとえば突然、水の粘性が2倍になったり、重力が4分の1になったり、 イオンの電荷が10分の1になったりしたら、 人間は生存し続けることは可能でしょうか? 体内でなにか(生きてくうえで)マズイことって起こりますか? 粘性の変化は、神経細胞での情報伝達速度にも変化を及ぼすでしょうか? また、人間はこれらの変化に対応し、形態が変化(進化?)するでしょうか?
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重力、イオン電荷についてはNo.1さんが書かれたとおりだと思います。 粘性についてはNo.1さんが書かれた他に、浸透圧も変わりそうですね。 どちらも、そもそも生体内の化学反応に多大な影響を与えそうですが。 つまり、イオン電荷や粘性については「致命的」と言えそうです。おそらく「即死」に近いのではないかと思います。 なお、進化については、これもやはりNo.1さんが書かれたとおり、「適応することはできない」です。 進化というのは、環境が変化してから"適応"していくのではありません。 変化した新しい環境に対応できる遺伝子はあらかじめ突然変異によって生じていて、それが環境の変化等によって「選択される」というのが現在の進化論の基本的な考え方です。 遺伝子の変異というのは非常に長い時間を必要とします。 環境の変化による絶滅には数世代あれば十分ですが、突然変異が蓄積して適応した形質を得るまでには数千世代かかるでしょう。つまり環境に変化があってから適応を始めたのでは間に合わないのです。 だからといって、未来に予想される環境変化に応じて突然変異が起きているわけではありません。突然変異自体はあくまで「偶然」です。 偶然によって変異した遺伝子が絶えず選択あるいは淘汰されている、という概念が、現在の進化論の基本です。 ま、どのみちイオン電荷や水の粘性というような物理法則そのものが変わるような変化があれば、全生物がほとんど一瞬のうちに死滅してしまいそうですが。
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- taronbe
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重力の場合、生物そのものは大丈夫でも環境の激変についていけずにやはり同じ結果でしょう。地球上の空気は重力で地表に存在しているので、重力が減ったら空気が拡散して一気に大気圧が下がり、ほぼ全ての生物が全滅に近くなるでしょう。動物なら血液が沸騰してほぼ即死。続いて呼吸が必要な生物(酸素に限らない)全て全滅。水中の生物なら拡散に時間がかかってもうちょっとだけ長くもつか、クマムシなら1年くらいは死なないかもしれませんが、まあ結果はあまり変わりません。これに対応して進化という以前の問題でしょうね。
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どうもありがとうございます。 大気圧が下がってしまうんですね、気づきませんでした!
- prumin
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重力は,宇宙飛行士の方々が生きていることから,問題ないですね。 イオンの電荷が変わると,細胞内外のイオンの出入りに悪影響があると思います。 水の粘性が増えると,血液が毛細血管で詰まったりしませんかね。 ちなみに,致死的な変化に対しては適応することは出来ません。
お礼
どうもありがとうございます。 たしかに、無重力でも宇宙飛行士さん元気ですね。 “細胞内外のイオンの出入り”、調べてみようと思います。
お礼
どうもありがとうございます。 進化についてのご教授ありがとうございます。 環境の変化に適応するのが進化だと勘違いしていたため、的外れな質問をしてしまいました。