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コルク床の調湿性能
クッションフロア、ビニルクロス張りの部屋の結露が余りにも酷いため 壁面はヌリカラットor漆喰 床は直接施行できる厚突き突板のフローリングを考えているのですが 手軽に施行でき、厚みもあまりでないコルクフロアにも興味があります。 冬場はビニルクロスに水滴が浮き出るほど結露のひどい部屋なのですが コルクの調湿作用はいかがなものでしょうか?
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結露は、調湿性があっても、基本的に関係なく起こると思ってください。調湿作用は、あくまで、水がしたたる状態になるまでの時間が長くなるだけなんです。 例えば、夏に冷えたビール缶のまわりにビニールを巻いた時とティッシュペーパーを薄く巻いた時とを想像してみてください。 ビチョビチョになるまで、ティッシュペーパーの方が時間が長くなるだけと想像出来るでしょう。 ちなみにフロア用コルクは、通常、保護のためワックスなど表面加工されていますから、ほとんど水分は吸収はしないでしょう。 結露というのは、水蒸気が冷やされると水になるため起こります。 つまり、結露をおさえるには、断熱と気密を取らないと駄目ということです。 これに対して、コルクが効果あるかなんですけど、 フローリングにオークなどを使ったとすれば、その熱伝導率は、0.19W/mKくらいです。 一方、コルクの熱伝導率は、0.069W/mKくらい。 同じ厚さなら、2.7倍くらい、コルクの方が熱を伝え難いのですが、通常、フローリングは厚さ15mmくらいで、コルクは厚さ5mmとか(厚いのは10mmもありますけど)なので、ほとんど同じ。 ということで、フローリングに対するコルクの優位性というのは、期待出来ないことが分かります(現在のクッションフロアに対して改善するかどうかは分かりませんけど)。 根本的に解決するには、床にスタイロフォーム(押出法ポリスチレンフォーム3種)などの断熱材を入れることしか無いでしょう。
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- bwv140
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前回答者も言われていましたが換気です。 これをしないと結露します。そのときにしなければならないことが給気です。給気しなければFANは空回りしているだけです。 結露のひどい部屋の窓を少し開ければいいです。
- ultra1long
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ANo.1です。書き忘れましたので追記します。 結露のもう一つの要因は、空気中の水蒸気が多いことです。 例えば、冬の気温の低い外気は相対湿度が高くても、水蒸気の量は少ないです。外気が仮に5℃80%の空気だったとして、その空気が室内で温められて、水蒸気の発生が無ければ、5℃まで冷えた物に触れても、湿度は80%までにしかなりませんので、結露することはありません。 結露に至るのは、生活で発生する水蒸気があるからです。水蒸気の発生が少なく、換気が十分されていれば、外気に近い水蒸気量となりますので、冷えて結露することはないわけです。 また、水蒸気は非常に拡散しやすいので、ある部屋で水蒸気の発生があると、その水蒸気は他の部屋にも移動します。そして、その移動した部屋が冷えていれば、そこで結露します。 ということで、 ・水蒸気を大量に発生する開放燃焼式の暖房機(ファンヒーターなど)を使わない ・風呂やキッチンなどで発生した水蒸気は、すみやかに排出する(換気) ・家全体の24時間換気を行う ということも重要です。
お礼
追記ありがとうございます 住んでいるマンションは約築20年、基地周辺なので全部屋に防音工事がされていて気密性だけはとてもよいのです。 水回りの換気扇は非常に効率が弱く 防音型の空調換気扇が全部屋についているのですがこの機械自体がウルサイのでほとんど使っていません。 以前きっちりと防音防湿処理をして 和室をナラ無垢のフローリングにしたのですが 施工時の申請書類や施行時間等の制約が大変厳しく もう一度これをやるのはたいへんだな、と そこで塗り壁やコルク床、直貼りフローリングなど ぱっとできる施工で結露を押さえ込めないかなと考えていました。 うるさくても家全体の24時間換気、これですかね。
お礼
非常に詳しい回答ありがとうございます。 現在身内の持ち家(マンション)で 極力廉価に自力で施行が条件だったので コルクも考えてみた次第です 内装材による調湿ばかり考えていたのですが 根本的に結露を起こさない方を考えなければいけないようですね。