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哲学科で勉強することって???

高校を卒業したら大学に進学しようと思っている高校2年生です☆☆ どの学部に進学しようか迷っているときに、哲学科がある大学があることを知りました。 哲学に興味があったので、そういう学科で勉強したらおもしろいんじゃないかなって思ったんです。 でも、哲学科という学科があるということを知っているだけで、どういうことを勉強しているのかを全く知りません。 そこで!!哲学科に通う学生さん、もしくは哲学科で何を勉強するのかを知っている人はぜひ教えてください!!!! 自分でも大学のパンフなどで調べたのですが、より詳しい情報とかもお願いします!!

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回答No.4

おはようございます。 私は哲学科を卒業した者です。 皆さんが言われているとうりです。 大学によりますし、また、講師によってもかなり違ってきます。 つまり、高校までの授業とは違い、大学になると学ぶ分野が細分化されて、 学生が自分で学びたい科目を選択してゆくことになります。とくに3・4年ではそれが顕著になってきます。 教授たち自信、自分が研究している分野があって、その分野に強いわけですから、その分野のことを講義してきます。 もちろん人によりけりで、一般的なことを話す講師もいれば、専門的なことを 話す講師もいます。 ですので私が大学に進学するときには、自分の学びたい教授のいる大学に進むものがいました。 一口に哲学といっても意味合いが広すぎます。 それは古代ギリシアの自然哲学者たちが「なぜ」と考えること自信を学問とし、 その考えることを「知を愛する」ことである「philosophy」と名づけました。 その思考することである学問から、数学や音楽、天文学などが生まれ、哲学は 「万学の女王」と呼ばれています。 しかし、現在、哲学も細分化され、皆さんの言われている分野が主な研究対象となっています。 形而上学や、科学哲学といっても、一般の人には全然ぴんと来ないでしょう。 ここでそれを語ろうとすると、はっきり言ってきりがありません。 哲学とは定義づけすることの難しい学問ですから、その領域もとても広いのです。 また幾多の哲学者もさまざまな謎を出し、疑問に答え、論理を導き出しています。 その考えを知るだけで、途方もない時間が必要です。 抽象的なことばっかり言っていますが、これが「哲学とは何か」に対する答えだと思ってください。 しかし、あまり漠然とした答えでは何の参考ともなりませんので、さわりを少しだけ。 この世になぜものが存在するのか、そしてそのことを人間はなぜ認識するのか、どうやって認識しているのか。 また、目に見えないもの(神・真理・無限・絶対・永遠)は存在するのか。 有と無の関係。世界はどういう原理で作られているのか。  そして、人はなぜ生まれてきたのか、どうやって生きていくべきなのか。 と、大雑把ではありますが、こういうことを考える学問です。 以上のものは主に古代哲学からの疑問ですが、現代では、 論理学や科学、数学なども絡み、さらに難解です! その論文などは日本語で書かれていても、とても日本語とは思えません。 はっきり言って、実際学ばないとわからないと思います。 明確な答えが出ない物事を、真剣に思考するという、恐ろしい学問です。 1・2年の一般教育では、主に「哲学史」「哲学者の考え」を聞くこととなるでしょう。 そして、3・4年で、専門的な事を学び、自分の納得のいく答えを探すこととなります。 ただ、卒業したら社会の中、実生活では、正直役に立ちません。 ですので、#2さんの言われるとうり、変な人が多いのが特徴です。 もちろん普通の人もいますが、他の学科と比べてやっぱり・・・ よく哲学は「ごみの山」だと言われます。 ぜんぜん役に立つものはないのですが、その中に、ひょっとすると、 すごい宝があるのかもしれないと・・・ あなたは、哲学に興味がある時点で、かなり変わった人です。 ぜひ、そのまま哲学科へと進み、その生き方、考え方に磨きをかけてください! まだ言いたいことは山ほどあるのですが、きりがありませんので、これくらいで。 最後に、哲学がいかに現実離れしているかの実例としてよく引き合いに出される 哲学の開祖タレスの2つの逸話で〆たいと思います。 「あるときタレスは天体観測のため空を見つめて歩き、熱中のあまり前方の井戸に気づかず落ちてしまった。この事件について、足元のこともわからないのに天のことばかり知りたがるのは滑稽だとトラキア人の女奴隷に笑われた。」                         プラトン 『テアイトス』 「タレスが貧乏であったことから、世人が哲学などは生活に何の役にも立たないと 非難したところ、彼はその天文学の知識からその年のオリーブの豊作を察知し、 早いうちにミレトス中の搾油機を安く借り集め、時期が来て人々が必要としたとき 高く貸して大もうけした。」                        アリストテレス  『政治学』  

その他の回答 (4)

  • kibinago
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回答No.5

こんばんは。哲学科出身(&現在も研究中)のものです。 哲学といっても大変幅が広いですので、まず関心の持てる分野を絞り、 その研究をしている教授のいる大学を目指すのが良いと思います。 たとえば、岩波書店の『現代哲学の冒険』シリーズとか、 法政大学出版局の『現代哲学の主潮流』(ちょっと難しいかな)とか、 ミネルヴァ書房の『西洋哲学史』とか(絶版かな?)、 最近でたのではNHK出版の『シリーズ・哲学のエッセンス』(まだ数巻しか 出てないけど)とかを読んでみて、ある程度興味を絞ってみるのも手でしょう。 買うと高いですが、たいていの図書館においてある入門書です。 これらの本が直接参考になるとは限りませんが、参考文献リストがついています ので、関心をひかれる話がのっていたら、そこの参考文献を探してみると 良いでしょう。 また、哲学は世間一般のイメージが大変強く、しかもそれがほとんど 実質と合ってない学問ですから、そのへんもお気をつけください。 「人生について考える」系のものとか宗教っぽいのは、俗流哲学というか、 俗にいう人生哲学というやつですが、これは学問として大学で研究されている 哲学とはほとんど無関係ですのでご注意ください。 なので、一般の本屋さんにあるもので「哲学入門」とうたっている本でも 大学での哲学とは著しく異なる内容のものもあります。 哲学が学問ではない、という方もたしかにいらっしゃいますが、 大学教育としての暗黙の合意のもとでは、哲学ももちろんそれなりの体系を 持った学問です。学部では、教養的な知識の習得と、哲学史の概観、 それから大学によってある程度の専門教育を行うのが普通です。 国公立と私立ではだいぶやりかたが異なるようですが、私の経験から言うと、 私立のほうが教授のカラーに引きずられた専門化が強く出た授業が多く、 国公立では一般教養的授業をきちんとふまえている、という感じでしょうか。 入学と同時に哲学科になる大学では、1・2年生で西洋哲学史や 哲学概論をやり、3・4年生で自分の研究分野と担当の教授を決め、その 指導のもと、専門教育(○○哲学概論とか、○○哲学特殊講義みたいの) を受講し、最終的には卒業論文を書くのが普通です。 (もちろん、それ以外に語学とか他学科と共通の授業も取ります。) 大学で分けられているような哲学の分野でいうと、 ギリシャ哲学(または古代哲学)、中世哲学、近世(近代)哲学、 現代哲学、現代英米哲学(分析哲学)、フランス哲学、ドイツ哲学、 言語哲学、科学哲学、論理学といったものがあったりします。 だいたいは、時代区分か国、または現代のものでは(言語や科学など) トピックで分かれていたりします。 それと、書き忘れてましたが、哲学科のなかに、「倫理学」や「美学」が 含まれている大学もあります。倫理や美に関心がある場合は、こちらを 専攻することになるでしょう。

a_tty
質問者

お礼

みなさん、ありがとうございました(*^^*) いろいろと詳しいことが書いてあって、これからの進路を考えるときにとても参考になると思います★ やっぱり哲学を学ぶ人は変わった人が多いんですね☆ まだどの学部を受けるかは迷っているけど、これからよく考えてしっかり選びたいと思います!!  

回答No.3

大して参考になるか分かりませんが… 哲学科といっても、講義内容は大学のカラーにもよるのではないかと思います。 私の大学はキリスト教系なので西洋哲学が中心です。 私は哲学科ではないので詳細な事は分かりませんが、講義を見てみると「まずは歴史から」という印象があります。いろんな過去の哲学者がどんなことを考え、どのように理論を構築してきたのかについて、古代・中世・近代・現代哲学史の講義があります。あとは、形而上学(存在論)とか認識論とかありますね。 いろんな哲学者が考えてきたことを学んで、その上で、【私はどう考えるのか】を考察するのが哲学科なんでしょうかね。

回答No.2

「哲学」とは、人の生きる道を考える学問(学問というと怒る人がたまにいますが)です。 哲学の中にも、言語哲学、宗教哲学、科学哲学、現代哲学・・などなど、様々な「哲学」の形があります。 たとえば、現代は、クローン人間がつくれるほどにまで科学が発展しましたが、 果たして、科学が心を持った人間を造ってしまってよいのだろうか? こういったことを考えるのが、「科学哲学」です。 あなたは、どう思いますか?ちょっと考えるだけでも、あなたは「哲学」をしているのです。 大学のことについて、少し触れておきますが、この学科は、クセの強い人が集まります。(私は哲学専攻ではありませんが) 隙があろうものなら、気の済むまで批判してみるなんていう(笑) 一度、大学を訪ねてみてはどうですか?学園祭なんかでも、学生と話せる機会はたくさんありますから。 最後に、興味を持ったことはとても素晴らしいことなので、 これをきっかけに、是非、哲学書なども読んでみるといいかもしれません。 まずは、理解しやすいギリシア哲学からがおすすめです。 それから、下のURLで専修大学の大庭健先生のインタビューを見つけたので、 参考までに・・・。

参考URL:
http://www.kawai-juku.ac.jp/prof/tetsugaku/tetsugaku-ohba.html
  • lilact
  • ベストアンサー率27% (373/1361)
回答No.1

大学によっても違うと思いますが、1年間の授業の内容が書いてある ホームページを参考URLに記して起きます。 ご参考までに。

参考URL:
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~tsina/gakka/page02-02.htm

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