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キャピラリー電気泳動のオンライン濃縮法

ストレスマーカー(8-ヒドロキシデオキシグアノシンなどのDNA付加体)をキャピラリー電気泳動法で分析をしています。試料を濃縮する方法として、スタッキング法とスウィーピング法というオンライン濃縮法があるのですが、これらの方法の原理が分かりません。大至急教えてください。

みんなの回答

  • zuyun
  • ベストアンサー率53% (16/30)
回答No.1

「大至急」とありますが日が経っているようですのでもう不要かも知れませんが、一応…。 スウィーピング法はMEKC(ミセル導電クロマトグラフィー、分離剤として界面活性剤を入れる。)モードに限った濃縮法ではないでしょうか?。DNAの分析のことは全く知りませんが、モードが違って適用できないかも知れないのでお調べください。 私の理解では、 ・スタッキング法 試料ゾーンに電解質を入れず、伝導度を低くしておきます。すると、試料ゾーン内の電場が他の部分より高くなります。(キャピラリー内は至る所電流値一定の条件から。) その結果、試料ゾーン内のみ泳動が速くなり、泳動溶液との界面に物質が蓄積されます。 ・(MEKCでの)スウィーピング法 試料物質は電荷を持たないという前提があります(すなわち、界面活性剤があって初めて泳動するとします)。 試料ゾーンには界面活性剤を入れないでおきます。電気泳動を始めると、泳動溶液中の界面活性剤が試料ゾーンに進入し、横切って行きますが、この「横切って行く界面活性剤」の領域の先頭に物質が濃縮されます。ちょうど、「箒で掃いたときに、箒の先頭にゴミが溜まっていく」イメージです。 ただし、ミセルへの分配比が低いと濃縮の程度が下がります。 ※単に話として知っているだけで、装置には触ったこともないので、「自信なし」とします。(ウソの可能性あり。)

rainbowsnake
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。これらの方法は環境ホルモンなどの分析によく用いられる方法らしいのですが、DNAのような中性で本来は電気泳動しない試料でも、最近の研究で実験方法の改善により動電クロマトグラフィの対象となり得るらしいとあとになって知りました。ご回答にありますように、今回私は界面活性剤としてSDS(硫酸ドデシルナトリウム)を80mmol/Lに調製してホウ酸緩衝液に加え、泳動液としております。まだデータが少ないため、濃縮効果が得られているかどうかは怪しいのですが。ありがとうございました。

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