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敬語表現、謙譲語と尊敬語入り混じり

Parismadamの回答

  • Parismadam
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回答No.5

はじめまして。 ご質問1: <尊敬語と謙譲語が入り混じる表現というのは、行って良いのでしょうか。> いいです。 1.敬語とは、話し手と聞き手、話に登場する第3者、との関係に関わる語法です。 2.尊敬語は相手の動作・状態に使い、謙譲語は自分の動作・状態に使われますから、同じ文に主体、客体が複数登場すれば、尊敬語、謙譲語の混合も十分ありえるのです。 3.なお、敬語は動作・状態の主体を元にして決められます。従って、主体が複数登場する文では、敬語の混合があり得るのです。 4.主体が複数登場する文とは以下になります。 (1)重文: 主語と述語をそなえた部分を2つ以上含む文のことです。 例:「花は咲き、鳥は歌う: (2)複文: 主語と述語からなる2つ以上の句が、1つの文を構成しているものです。 例:「私がなくした本が、出てきた」 (3)重文と複文の違いは、 重文:2つの文が等位に並列している。 複文:2つの文が主文と従属関係にある。 になります。 5.重文の場合: 例: 「あなたは私に料理をお作りになり、私はそれをいただいた」 ここでは 「あなたは」→「お作りになり」 「私は」→「いただいた」 という2つの主述関係があります。 使われる敬語は 「お作りになり」:「作り」の尊敬語 「いただいた」:「食べた」の謙譲語 が混合しています。 ここでは「私に料理をお作りになり」と「私はそれをいただいた」という2つの文が、等位に並列しています。 6.複文の場合: 例: 「あなたがお作りになった料理を、私はいただいた」 ここでは 「あなたが」→「お作りになった」 「私は」→「いただいた」 という2つの主述関係があります。 使われる敬語は 「お作りになり」:「作り」の尊敬語 「いただいた」:「食べた」の謙譲語 が混合しています。 ここでは従文「あなたがお作りになった」は主文「私はいただいた」に従属している関係です。 ご質問2: <○○さんが、作られた料理を、私がいただきました。 作られた(尊敬)・いただく(謙譲)といった感じの文章は、良いのでしょうか。> いいです。 1.これは上記の複文にあたるケースです。 2.ここでは 「○○さんが、作られた」 「私がいただきました」 という2つの文があります。 3.「作られた」の主体はOOさんですから、尊敬語になっています。 4.「いただきました」の動作は「私」ですから、謙譲語になります。 5.この「いただく」はOOさんが作った料理が対象になっていますが、ひいてはそれを作ったOOさんに対する謙譲表現になっているのです。 ご質問3: <・○○さんが、作られた料理を、私が貰いました。(尊敬語のみ) ・○○さんが、作った料理を、私がいただきました。(謙譲語のみ)> どちらも正しい用法ではありません。 「貰いました」は謙譲語に、「作った」は尊敬語にしなくてはなりません。 以上ご参考までに。

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