- ベストアンサー
共通解の扱い方
平成13年度基礎からのチャート式について 例題11の補足に書いてある内容で F(x)=0、G(X)=0の共通解は、 sF(x)+tG(X)=0の解 (この逆は、成り立たないので注意する) なぜ、逆は成り立たないのでしょうか? できれば、反例など教えていただけたらうれしいです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
<反例> F(X) = X G(X) = X^2 共通解はX = 0 s = 1, t = 1の時、 sF(X) + tG(X) = X + X^2 = X(X + 1) sF(X) + tG(X) = 0の解はX = 0, -1 > なぜ、逆は成り立たないのでしょうか? F(X)とG(X)の共通解をX = aとおくと、F(a) = 0かつG(a) = 0です。 このX = aをsF(X) + tG(X)に代入すると、 sF(a) + tG(a) = s × 0 + t × 0 = 0 よってX = aがsF(a) + tG(a) = 0の解になる。 しかし、sF(X) + tG(X) = 0が成り立つXは sF(X) = -tG(X) が成り立つXでも良い。 先ほど挙げた反例を見ていただくと分かりますが、 X = -1の時、sF(X) = -1、tG(X) = 1です。 ようは、sF(X)とtG(X)が足し引きされて0になる場合のXも解となります。 まとめると、 F(X) = 0とG(X) = 0の共通解 … 「F(X) = G(X) = 0となるX」 sF(X) + tG(X) = 0の解…「F(X) = G(X) = 0となるX」と「sF(X) = -tG(X)となるX」 「sF(X) + tG(X) = 0の解」の方が「F(X) = 0とG(X) = 0の共通解」より数が多いということになるので、 逆が成り立たないということになります。 (正確にはsF(X) + tG(X) = 0の解は 「sF(X) = tG(X) = 0となるX」と「sF(X) = -tG(X)となるX」です。 sが0であれば、例えF(X) = 0の解が存在しなくても sF(X) = tG(X) = 0の解が存在する可能性がでてきます。)
その他の回答 (2)
>F(x)=0、G(X)=0の共通解は、sF(x)+tG(X)=0の解(この逆は、成り立たないので注意する) >なぜ、逆は成り立たないのでしょうか? 単純な「反例」。 F(x) = x-a G(x) = (x-a)(x-b) から、 sF(x)+tG(x) = (x-a)(tx-tb+s) を作る。 これの零点 b-(s/t) を a とは異なるように選べますね。
- incd
- ベストアンサー率44% (41/92)
F(x) = x^2 -x -2. G(x) = x^2 +x -6. とすると、 F(x)=0の解は2,-1. G(x)=0の解は2,-3. つまり共通解は2. s=t=1の場合 sF(x)+tG(x) = 2x^2-8なので sF(x)+tG(x) = 0の解は2,-2. というわけで、-2はF(x)=0,G(x)=0の共通解ではないので、反例です。