• ベストアンサー

ADHDらしきものが不登校の原因の一つであるようなのですが・・

こどもが不登校です。通常のお子さんに比べて学校に行きにくい状況を持っている子供ですが、小学校のころから先生から叱られることが多い原因のひとつにはどうもADHDらしきものが関係しているように思えます。集団生活の経験や授業を受けた時間数も確かに少ないですが、それにしても、えじそんクラブの高山恵子さんの本や、ADHD、アスペルガー症候群のある子と親のためのポジティブライフガイドという本に書かれていることと似ています。 違うのは人に暴言や暴力をすることがないことぐらいかなと言うぐらいです。 中学入学を迎える年に一度検査に行ったのですが、話をするときに目が合うし挨拶も出来るから違うし、あなたは(本人の前でした)普通の学校でやっていけますから違います、というお話でした。 でも検査でも出来ることと出来ないことの差が大きく、作業領域の結果が低かったり、算数の結果が飛びぬけて悪くてこれはやはり本にのっているそのものの結果のように見えました。 もしなにかの診断が下りたとしてもそれが子供にとっていいことなのかわからないのも確かですし、小さいころからそういった傾向があるように見える子でも学校に通ううちに、多少かわっていても普通の子としてやっていっている場合も多いという考えもずっと持っていたのですが、 しかし決心して学校へ行っても先生ともうまくいかずに居場所を見つけられないのでは、教育を受けることが難しいため、その時は診断が下りたほうがいいような気持ちで受診していました。 その後本人の決意や周りのかたがたのご協力もあり、暫く学校に通うことが出来ましたが、要領が悪くてまわりのきちんとしたお子さんに迷惑をかけているとか、調べ学習や球技への参加の仕方がおかしかったり、規律的なことで先生の目に留まることも多く、さりとて本人は精一杯やっていたのでそれ以上は環境に合わせることも無理で、一年はもたずに家にいることになりました。 このような場合、義務教育への復帰は難しいのでしょうか? 今、規律といっているものの中には、感覚的には必ずしも世間一般の常識に照らして当たり前というものばかりではないところもあるようなので、高校を選べる状況にあるなら規律の面ではあまり問題がなくなる可能性もあるかもしれません。 本人はあまり人と関わるところに出なくなっています。 どのようにするのがよいか、アイデアをいただけると助かります。 よろしくお願い申しあげます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • baka_inu
  • ベストアンサー率58% (148/254)
回答No.4

はじめまして。 養護学校の教員をしています。 ADHD等の発達障害が疑われるお子さんが不登校状態とのことですね。不登校になると、本人も含め、ご家族も苦しまれることが多いです。大変な時期ですね。 それで、 >でも検査でも出来ることと出来ないことの >差が大きく、作業領域の結果が低かったり、 >算数の結果が飛びぬけて悪くてこれはやは >り本にのっているそのものの結果のように >見えました。 とのことですが、検査内容は分からないものの(WISC-IIIなどですかね)、能力にばらつきがあることが分かります。これは、教育の立場で言うところの学習障害といってもよい状態ではないかと思いました。ADHDのお子さんにも、同様の結果が出るパターンはあります。 (診断は医師にしかできませんので、あくまで推測ということで) 例えばADHDや学習障害だったとしても、はじめの段階では、できる/できないとか、分かる/分からないといった違いしかなく、理解できていないことから、多少変な行動はとりますが、とりたてて異常があるわけではないのです。 なので、 >違うのは人に暴言や暴力をすることがない >ことぐらいかなと言うぐらいです。 というのは、変な二次障害が生じていない状態、と見ることもできますね。ADHDのお子さんは、周囲の理解不足や不適切な指導・養育環境などの影響で、二次障害を生じるリスクが高いので、本にもそのような特徴が書かれていることが、少なからずあります。 ただ、素直に育ったお子さんも、環境の荒波に耐え切れず不登校状態になっているわけですから、それも(能力のばらつきという状況に加わった)一種の二次障害と言えなくもないのです。 対策として考えられるのは、「今の本人の能力や適性を見極める」ことと、「今の本人に合った環境」を整えることです。 前者については、発達検査の結果などを専門家に見ていただいて、どのような認知の特性があるのか、どういった指導の方策が効果的なのかを、具体的にアドバイスしていただくことです。本人の特性からいえば○○ということは分からないとか、○○という環境では学習が進められない、というようなことを理解するために行います。 そして、不登校状態にいることで生じている心理的な不安や挫折感などを解消するために、カウンセリングや精神科医の受診といった、必要な支援を行うことです(学校の教員や親御さんが行えるのなら、それでも構いませんが…)。 後者についてですが、お書きになった状況から察すると、個別の配慮は学校において充分になされていないように思います。であれば、教室に戻ったとしても、お子さんは力を発揮できないでしょう。ただ、個別配慮を「他の子にも明らかに分かるような形で」行われてしまうと、本人だけを特別扱いすることにもなり、他の子との距離感が増すことになります。本人のプライドを傷つけたり、いじめに発展することにもなりかねません。 なので、保健室登校といった、場所を変えての学習により、個別支援を行うことが、当面はベストではないかとも思うのですが…。 進学先については、不登校対応ができる高校もありますから、よく担任の先生方とも話をして、情報を集めておかれると良いでしょう なお、IQや学力、学習震度、理解力などの話が出ていませんし、お子さんの今の学年も分かりません。そのあたりの状況によっては、特殊学級などへの在籍が必要になるケースかも分かりませんので、その点についても考え、適切にご判断いただければ、と思います。 (中学生ということで、時期的にもあまり時間があるわけではありませんから…お早めに何らかのアクションを起こされた方が良いかもしれません) 何かの参考になれば幸いです。 よい方向に進まれますよう、願っています。 それでは。

noname#54474
質問者

お礼

はじめまして。こんばんは。お忙しい中、ありがとうございます。 専門の先生のお話を伺う機会もありませんでしたのでとても参考になります。 検査はおっしゃるとおり、WISC-IIIでした。IQは108でした。どこらへんがポイントになるのかわかりませんが、下位検査評価点と言う欄では言語性検査の単語17と知識・算数8に印がついていました。あと動作性検査では積み木で12記号で7です。あとは群指数というところの言語理解というところが118で処理速度というところが89です。 こんなことから何かわかることはありますでしょうか? また、この検査のIQその他のデータは、学校に行っていない前提で出されたものであるのかとか、あるいは、その子の素質そのものをはかれる検査なのだろうか?とか、この検査の前に、中学校に入学すると大変だろうと思い二週間ぐらい勉強をさせていました。そのせい(というかおかげというかで)IQが上がってしまったということも考えられるのでしょうか?など検査結果についても理解できていません。 >例えばADHDや学習障害だったとしても、はじめの段階では、できる/できないとか、分かる/分からないといった違いしかなく、理解できていないことから、多少変な行動はとりますが、とりたてて異常があるわけではないのです。 これもとても理解しやすかったです。家の子供の場合は集団行動の指示が理解しにくい、テキパキと作業が進まない、集団の中でのもみ合い等をくぐりぬけ場所の移動が遅い、人とソツなく付き合うことが出来ないというのがそういうことであって、そうであっても無事に集団生活を行うことが出来ていれば異常として考える必要がないけれど、それで周りとの関係に影響が出て社会生活が出来なくなってしまうのが二次障害、というような理解でよいのかなあと思ったのですが。 義務教育は一年になってしまいました。ずいぶん前に特殊で対応できないか伺ったときには、反対のことを言う親はいくらでもいるが、ま、強いて言えば情緒障害ですかね、みたいな話でした。当時は少なくとも学校に通うのは当たり前だと思っていたため、途方にくれ、仲間のいる特殊のお母さんたちを羨ましく思ったりもしました。 でも、これが現実ですから今からのこと、ステキな相談場所も見つかりましたので(ここです☆)考えていきます。 お忙しい中ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • suzuko
  • ベストアンサー率38% (1112/2922)
回答No.5

#3です。 >ただ少し心配なのはいったん支援学校に所属すると普通高校で過ごす可能性がなくなってしまうのでは?ということです。 中学校は支援学校を選んで、高校は一般校と言う事例は、私は知りません。出来無いとはいえないでしょうが、かなり難しいと思います。 ただ、 本人は長年の引きもこり、弟が支援学校に入学。その様子を1年見て「ここなら安心できる」と周りより2年遅れで入学した子は、成績もよく情報系の専門学校に進学し、今は就職しています。 3浪して、大学入学を果たした生徒もいます。(どうしてもそこで学びたい学科があったそうです) 逆に、私立高校を卒業した子が就職先が無く、学校側は何のサポートもしてくれず、弟の通う本校に相談され、作業所に通うようになった。 と言う事例もあります。 できれば、20歳まででなく30歳ぐらいで「お子さんがどうなっていて欲しいか」を考えて選択してください。

noname#54474
質問者

お礼

お忙しい中ありがとうございます。 いくつか支援学校や、養護学校と名の付くところのHPを見させていただきました。 殆ど文字の情報が多かったため、どのような子供たちを対象に設置されているのかまでは読み取ることが出来ませんでした。 ご回答者様のご紹介くださったようなタイプの支援学校かどうかを見分けるヒントのようなものはあるのでしょうか? 子供は、高校に入るときに、なるべく校風のあったところでもう一度がんばりたいという気持ちも時には持つようですが、 たしかにこのまま改善されず、(第一に本人の思うような学校に入学ができるという可能性もかなり低いですよね。)・・30歳をむかえたら・・・ということはもう考えなくてはいけませんね。 先のことまで見越したアドバイスをいただき、今も真剣に考えているつもりでしたが、まだまだ甘いんだと気付きました。 いろいろと考えていただきまして本当にありがとうございます。

  • suzuko
  • ベストアンサー率38% (1112/2922)
回答No.3

受診された医療機関からのその後のサポートはあったのでしょうか? 何らかのサポートがあれば、今の学校でも通えるかも・・・ 義務教育とは親の義務でもあるのですが、子どもの権利でもあります。ですから、「医療機関からのサポートもない。その先生の指導が苦手だ。集団も苦手だ。でも学校には行きたいんだ」という場合、「別の学校を選択する」のも一つの手段だと思います。 支援学校(以前の養護学校)には、ADHDや自閉症とは診断されていないが、限りなくそれに近い子どもたちも学んでいます。専門の知識を持った先生に指導され、自分と同じような「しんどさ」を持った仲間を持つことで、彼らの「しんどさ」に理解のある職場(絶対数はまだまだ低いですが)でやりがいをもって働き、余暇を家族とだけでなく友人と過ごすことが出来ている卒業生も居ます。 ご参考までに。

noname#54474
質問者

お礼

お返事が遅くなりまして申し訳ありません。 医療機関では、普通の学校で大丈夫ということで終わってしまいました。 >義務教育とは親の義務でもあるのですが、子どもの権利でもありま す。 そうですよね。だから一時的に、であれば不登校になるのも致し方ないかもしれないですが、ずっと教育が受けられない状況では子供の今後に著しい困難が待ち受けますので参っています。 支援学校には診断がない子供でも通うことがあるということですよね。 知りませんでした。 子供がなんというかわかりませんが、もし学業の面でもサポートが受けられたりするのなら、専門の先生ですからうまく導いていただけるのだろうと思います。親だけではパンクしそうなので支援学校のHPなどからまず探してみようと思います。 ただ少し心配なのはいったん支援学校に所属すると普通高校で過ごす可能性がなくなってしまうのでは?ということです。 でも、ながく不登校になっているのだから考えたほうがいいのかも知れませんね。専門の方でなければわからない情報、ありがとうございました。

  • Ama430
  • ベストアンサー率38% (586/1527)
回答No.2

>規律といっているものの中には、感覚的には必ずしも世間一般の常識に照らして当たり前というものばかりではない ご指摘の通りです。 学校に行けないお子さんが悪いのでなく、十分に対応できていないために、学校に行かせる義務を果たしていない国や地方自治体や学校が悪いのだと思います。 とはいえ、その論理を振りかざすことが敵をつくる場面もまだ少なくないと思います。 学校の受け入れ条件が一朝一夕には変わらないということも事実です。 今は通信・定時制・高認試験・サポート校・フリースクールなど、レールの上に乗らない生き方をバックアップするシステムが、不十分ながら整備されつつあります。 登校にあまりこだわらず、お子さんが一番熱中して何かに取り組める学びの場所はどこなのかをみんなでさがしましょう。 集団と関われる場所ならベストですが、それは学校以外にもあると思うのです。

noname#54474
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。お礼が遅くなりまして申し訳ありません。 とりあえず規律については、厳しい規律があること自体に抵抗したいわけではなくって、合わせさせられるならそうしたいのです。 でも子供にも合理性があったり、事情があってそうしていたり、そうでなければ出て行けない状況にあるにもかかわらず、やっと登校した子供に注意したり・・というのも隣の中学では問題にならないような事や、子供の中学でもうまくやっている子は大丈夫みたいなことだったりすると、どうしてかな?と思うこともあります。 不登校の子の登校をはばむほどのものなんだろうか?とは子供には言えませんので、学校を選べるときがあるなら、規律のための規律とかではなくて(今の所がそうという訳ではありませんが)そういう意味で柔軟性があったり、荒れてたりすれば話は別になってしまうのかも知れませんが、細かいことまでしばらないところのほうがうちの子にはいいみたいです。やっぱり要領がわるいので。 なんだか規律の話ばかりになってしまいましたが、このまま中学は諦めるとするとこの一年の過ごし方、それはそれで難しいです。 >お子さんが一番熱中して何かに取り組める学びの場所はどこなのかをみんなでさがしましょう。 ありがとうございます。すべて親が見ていくには無理な状況になっているのでなんとか「学校」、になるのかわかりませんがどこかで学んだり出来る様に努力しなければと思っています。 わかりにくい文章になってしまい、申し訳ありません。 アドバイスありがとうございました。

回答No.1

ADHDの専門家でも学校教師でもありませんが、過去30年間に渡って個人教師をしてきた中で、数々のADHDの子供たちと接し、多くの成功例を見てきました。その中で重要なポイントとして思い浮かぶのが次のようになるかと思います: 1)他の子供と比較するのは本人にとって悲劇 2)1個人として尊重した上で、「本人を基準」とした環境を整える 本人を基準とした環境ということは、不登校など当たり前、ともいえます。回りの態度として大切なのは「行きたくなければ行かなくても良いのだよ」と言って差し上げ、肯定的に事を進めるべきだと思います。否定的なものは排除するのが効果的だと思います。お子様の場合、学校へ行きたくない、ということは学校が否定的な要因となり、それが本人の教育の足を引っ張る原因になっていると考えてもよろしいかと思います。学校教育はADHDを基準としていないからです。 ADHDの場合、秀でた才能が発見されることがあります。私の生徒で絵を描くのが得意な中学生が州知事賞をもらっって知事と並んで撮った写真が部屋に飾られています。(アメリカでの話)それが本人の自信につながり良い効果を出していました。 またあるADHDの生徒はピアノのレッスンを始めたら他の状態も良くなったという例もあります。やはりピアノが弾けるので皆から褒められ、それが嬉しく、多方面にも良い影響が出始めました。 ADHDといっても色々なケースがありますので、保護者も教師も専門家も「試してみなければわからない」ということばかりです。ですからアレコレ試行錯誤しながら、温かくその成長を見守る、ということになろうか思います。 ADHDは特殊なものではなく、他の人と違って当たり前、そして他人と違った「自分だけの教育の場」を誇りに思わせるくらいの環境を作って差し上げたら、きっと良い結果が出ると思います。

noname#54474
質問者

お礼

早速お返事を頂いたのに遅くなりまして申し訳ありませんでした。 そして貴重なご意見をありがとうございます。 1)他の子供と比較するのは本人にとって悲劇 2)1個人として尊重した上で、「本人を基準」とした環境を整える こんなこと考えたこともありませんでした。どうしてもまわりの目もあることですし、落ち着いていて従順であることが生きていくために第一と思い、どうしてできないの!という態度で本人に対しては言うより他ないと思っていました。 ADHD、のようなものがあると私が考えているわけですから今教えていただいたような接し方ができれば一番ですよね。 余談かも知れませんが、うちの子供も、こういう状態なので学校に行かせたい一筋で暮らして、音楽をさせることもなかったのですが、丁度小学校から中学にかけての二年間だけ弦楽器を習わせることが出来ました。今更、と思いながらもやってみたら思いの外うまくなり(といっても大きくなってからの習い事で知れていますが)びっくりしました。 でも楽譜を読むのを面倒がってCDを聴いて弾いてしまったり、練習もしないうちにレッスンの日になってしまって緊迫しました。そんなこともあり、楽器の買い替えのタイミングでやめてしまいました。 今にして思えばその時期に学校に行くようになっていたので、音楽にはそういった効果があるのかも知れませんね・・なんて素人なのにすみません。 あと問題なのは既に子供時代が終わりそうになっていて、長い間の学校に行かせるための努力?で親子ともに疲弊していることですが・・私に、他人と違った「自分だけの教育の場」を誇りに思わせるくらいの環境を作ってやる力、があればいいなと思います。ここからでも少しは子供のおかれている辛い立場を理解し、学校や世間と同じ批判的な立場で接しないよう努力することから始めてみます。 おかげさまで頭の中が整理されてきました。経験にもとずいた素晴らしいアイデアをありがとうございます。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう