ホスピスで放射線治療って有り？

質問

末期がんで、ホスピスを受診しました。
首のリンパ節が腫れていて、さまざまな弊害が出つつあるので、放射線をあててみましょう。と医師にいわれましたが、
これは緩和ケアの１つとうけとめていいのでしょうか。

回答No.1

jean8941 · ベストアンサー

ホスピスは、癌と戦う事を完全に放棄したり否定している
訳ではありません。
むしろ、癌とうまく付き合う、「共存」の方法を探るための
場所ですから、ある局面だけをとらえると、戦っているプロセス
もあるわけです。

癌の発育が、患者さんの安楽さを著しく妨げれば、「緩和ケア」
とは言えなくなります。
そんな時は「ちょっと出しゃばり過ぎ。ひっぱたくよ」という
感じの治療を選択することもあります。
現に、ホスピスで化学療法を受けられている患者さんも、珍しく
はありません。
患者さんが望む限り、どんな治療でも選択肢として残されるのです。

放射線治療にも副作用はありますが、頸部の病変が進んだ時に患者
さんがどのような苦痛に見舞われるのかを考慮し、治療を提案する
のも緩和ケアの一環です。

問題は、その辺りの説明が不足しているのが明らかな事ですね。
充分に説明を受けられて、納得がいけば提案に乗るのもいいでしょうし、
そうでなければ、蹴るのも自由です。

医師の提案は、様々な選択権を持つ患者さんへの「相談」なのです。
不審に思うことは、遠慮なく何でも主治医に聞いてくださいね。

お礼

すごくわかりやすいアドバイスをありがとうございました。
母がガンかもしれないと疑ったときから、さまざまな選択をしてきました。苦渋の選択で、治療はしないと決めても、また、放射線治療をうけたほうがいいのかどうかという選択をしなくてはいけないのですねえ。
「ガンとは戦わずに、少しでもラクに寿命を終えたい」という考えが、母にも私にもありました。でも「共存」なのですね。
母にとってベストな方法を、また視点をかえて考えてみたいと思います。

回答No.2

yamahaseca

１様の説明でほぼ全て言い尽くされてますので、ひとつだけ蛇足を。

放射線治療は骨転移の痛みを軽くする方法のひとつとして選択される
場合もあります。

お礼

補足をありがとうございました。いずれはかならずくるだろう骨への転移です。
今、放射線治療をしない選択をしても、また治療を迷わなくてはいけない日がくるのだなどとは考えてもいませんでした。
容態をみながら、緩和ケアの方法として、上手に使っていただこうと考えています。ご親切に励まされます。どうもありがとうございました。