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豆腐を重曹水で煮ると溶けるのはなぜ?
先ほどテレビで、「温泉(炭酸水素泉)の湯で豆腐を煮ると、豆腐が溶けてやわらかくなり、おいしくなる。家庭でするには、重曹を入れて煮ればよい」という内容を放送していました。 重曹を入れて豆腐を煮ると、大量の泡がでて、水が白く濁り、豆腐はおぼろ豆腐のようになっていました。 重曹を入れて熱する→CO2発生(泡)→炭酸ナトリウムになりアルカリ性強まる→変性 くらいまでは考えたのですが、豆腐が「溶ける」ということがよくわかりません(煮た湯は白くなっています)。 また、なぜやわらかくなっているのでしょうか。普通変性すると固くなるイメージがあるのですが…。よろしくお願いします。
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豆乳に凝固剤を添加して、大豆蛋白同士を(緩やかに)架橋させたものが、豆腐になります: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%86%E8%85%90 つまり、凝固剤としてマグネシウム塩を使用した場合は、「~CO2-Mg-O2C~」といった結合で 架橋されているわけです。 従って、重曹を添加して豆腐が溶けるということは、この間にナトリウムイオンが入り、架橋が 外される、ということだと思います。 (酢酸マグネシウムがそこそこ水に溶けることから、上記の架橋の結合は、それほど強固では ないことが推測されます: にもかかわらず凝固が可能なのは、相手が蛋白質という高分子であるためと思います) 凝固剤がマグネシウム塩以外だった場合も同様に、重曹のナトリウムイオンが架橋に割って 入ることによって(・・・場合によっては二酸化炭素の気泡による物理的な力も寄与もあり?)、 凝固が解かれるものと思います。
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- alpha123
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豆腐はたんぱく質の結合です。炭酸水素ナトリウム(重曹)は弱アルカリ性なので結合を弱める。 湯豆腐にするとき使えば食べやすくなるわけです。
お礼
ありがとうございます。 結合を弱めるからやわらかくなるのですね。
お礼
あ、架橋をはずすんですね。たんぱく質の結合だからペプチド結合関係を考えてました。 言われてみれば確かに架橋ですね。ありがとうございました。