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重曹について
重曹を使って、ワラビのアク抜きをしました。 重曹は、「炭酸水素ナトリウム」とか「重炭酸ソーダ(NaHCO3)」とかいわれていますが、日本語の呼称であるところの「重曹」の語源はなんなのでしょうか。「『重』炭酸『ソー』ダ」から「重」と「ソー」をとって、「重曹」としたのでしょうか。 だとしたら、「ソーダ」を「曹」と略すケースは、他にもあるのでしょうか。 愚問ですが、気になるので、ご存知のかた、よろしくお願いします。
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ソーダsodaとは元々炭酸ナトリウムsodium carbonateのことでした。 sodiumとはsodaの元という意味です。 アルミニウムaluminiumがミョウバンalumの元というのと同じ使い方のようですね。 産業革命の頃まではソーダがアルカリ性物質の代表でした。天然にも産出します。毛織物工業等で多く利用されていました。もっと働きの強いアルカリに対する需要が高まってきて作られたのが「苛性ソーダcaustic soda」です。 sodaに石灰水を反応させれば作ることが出来ます。 この意味ではsodaとはナトリウムのことではありません。ナトリウムはsodiumです。 でもいつの間にかナトリウム化合物のことをソーダと呼ぶという理解になってしまったようです。それはソーダsodaをsodiumの省略形と理解している勘違いです。 炭酸水素ナトリウムのことを重炭酸ソーダと呼んでいるのは日本語です。sodium-bicarbonateの翻訳です。sodiumをソーダ、2を表すbiを重と訳したようです。 果樹飲料に重曹を入れると二酸化炭素の泡がでます。 (「ソーダライム」には2つの意味があることになります。ソ-ダ石灰の意味とライムの絞り汁にsodaを加えた炭酸果樹飲料とです。) ここから炭酸水自体をナトリウムが入っていなくてもソーダ水と呼ぶという変化も生じています。こうなると全くの誤用だということになります。 何故bi-carbonateと2を表す”bi”が入って来たのかについてはわかりません。sodaの濃い水溶液に二酸化炭素を吹き込むと沈澱するからかも知れません。
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- tarepanda009
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ご参考になれば。(ソーダはsodiumからきていると思います。)
- nayu-nayu
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水酸化ナトリウムをカセイソーダ→苛性曹達 と、漢字表記する人もいます。 ナトリウム→ソーダは工業界では一般的らしく 次亜塩素酸ソーダ、過酸化ソーダなどなどあります。 似たようなものだと、硫酸アンモニウムを「硫安」とか。 カリウムをカリ→加里と漢字表記する方もいるようですね。
- Asuka_love
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「曹達」と書いて「ソーダ」と読ませるそうです。