デジタル回路のプロセス変動による影響とは?

このQ&Aのポイント
  • デジタル回路におけるプロセス変動は、ゲート長/幅変動、しきい値変動、ポリシリコン変動などの要因によって引き起こされます。
  • ゲート長/幅変動やしきい値変動は、駆動電流、信号遅延、セットアップ・ホールド時間、スキューなどに影響を与えます。
  • 一方、ポリシリコン変動は、ポリシリコン抵抗の変化によってセットアップ・ホールド時間に影響を与える可能性があります。
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デジタル回路 プロセス変動による影響

お世話になっております。現在デジタル回路の勉強を行っており、 プロセス変動による影響の部分で質問があります。 プロセスによる変動の大きな要因として、 (1)ゲート長/幅変動 (2)しきい値変動 (3)ポリシリコン変動 があると思いますが、(1)、(2)に関してはイメージとして 駆動電流、Tr/Tf、セットアップ・ホールドやスキュー に影響があるのはわかるのですが(3)についてはデジタル 回路的には何に一番影響があるのでしょうか?私の今の 知識では ポリ変動→ポリ抵抗変化→セットアップホールドに影響? くらいしか思い浮かばないのですが他にあるでしょうか。 乱文となってしまって申し訳ありませんが、どなたかアドバイス または検索ワードのヒントだけでもとても助かります。 (「ポリシリコン 変動 影響 プロセス」などで調べましたが 納得できるページが見つかりませんでした)

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質問者が選んだベストアンサー

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  • sanori
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回答No.2

補足をありがとうございました。 dimension とのことですので、ゲートのサイズのことを言っているようですね。 しかし、ゲート長は、すでに(1)で言っていますから、残りは厚さということになりそうです。 ゲートの厚さが変わると、いうことは、(単位面積当たりの)体積が変わるということなので、 ゲートに一定量のイオン注入(※)で不純物を導入しますが、 (※: 昔は炉に入れて多量のリンを与えていました。) その際、ゲートの厚さが異なると、 注入量は一定に設定しているので、ポリシリコンの中の不純物濃度は厚さに逆比例します。 これにより、厚さの変動は、ゲートとチャネルとの仕事関数差の変動に反映されます。 仕事関数差が変わるとどうなるかは、調べてみてください。 たしか、しきい値電圧は変わると思います。 ポリシリコンの厚さはゲートのエッチング後の形状にも影響を与えるので、LDD構造の形状やイオン注入にも影響があると思います。 ただし、dimension と言っているので、形状のことは問うていないと思いますが。 なお、「critical」 dimension の ±10% という書き方が気になります。 設定寸法 ±10% なら分かるのですが。 (もしかしたら、これの意味を取り違えて、頓珍漢な回答をしているかもしれませんが・・・)

HTMC
質問者

お礼

ご解答ありがとうございました。 仕事関数差というのが関係するのですね。調べてみます。 やはりしきい値電圧が変わると言うことですが 例えばICを作る際にはVthとこのポリシリコンの 「critical dimension」を両方振ることがあるようです。 よって後者はしきい値以外にも何か変わるのかもしれません。 今回は現場の実体験なども聞けてとても参考になりました。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • sanori
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回答No.1

LSIの仕事の経験者です。 よろしければ、以下、補足してください。 1. 「ポリシリコン」とはゲート電極のことですか? 2. (1)はLとWの変動、(2)は閾値の上下 と具体的に理解できますが、 「ポリシリコン変動」と言われても、ポリシリコンの何の変動なのかが私にはわかりませんので、具体的にしてください。

HTMC
質問者

補足

早速のご返信ありがとうございます。 教科書には「polysilicon critical dimension」を±10% 変動させるなどと書いてあり、おそらくゲート電極の部分 だと私は思っています。 1,2まとめてこちらの補足でよろしいでしょうか? よろしくお願いいたします。

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