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日米金利差とドル円相場(中長期)
ドル円相場をきめる要因としてさまざまな要因がありますが、 中でも日米長期金利差が重要視されていますね。 (いわゆる金利差大の場合は資金がドルに流れて円安になる?) ただ一部のエコノミストの主張では中長期で明確な 相関はないとの記事も目にしました。 そこでここ5年前~現在までくらいの米国金利とドル円が プロットされたチャートのあるURLを紹介いただけないでしょうか?
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為替取引に興味があるわけでないのでいい加減ながら。 金利差の上下によって資本が移動して為替レートを 変動させる動きは、中期的には重要なファクターになります。 しかし、1つのファクターでたかだか2ヶ国間の5年間程度のデータで 相関性を調べても、揺れが大きすぎて有用なデータにはなりません。 他の国の5年間のデータで取ってきて同じチャートを 作成したら、全く逆の説明もできてしまうのです。 近年は円だけでなくドルも大きく減価しているため、 日米以外の国も交えた実効為替レートを見る必要があります。 近年の日本のインフレ率は異常に低い値となっており、 インフレ率を交えて実質為替レートや実質金利を見る必要があります。 長期的な決定要因として重視されている購買力平価レート (非貿易財を含む方と、貿易財のみの方)も見る必要があります。 経常収支や失業率、成長率等々の一般の指標を見る必要もあります。 それでも正しく予測できるわけではないでしょうが、 こういった数字を比較してみて、チャートや回帰分析も 自分で作成すれば納得がいくのではないかと。 以下、OECD Main Economic Indicators (MEI)より http://www.oecd.org/document/54/0,3343,en_2649_33715_15569334_1_1_1_1,00.html ・為替レート http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?datasetcode=MEI_FIN ・実質実効為替レート(相対的CPI) http://stats.oecd.org/WBOS/Default.aspx?QueryName=168&QueryType=View&Lang=en ・金利 http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?querytype=view&queryname=86 ・インフレ率 消費者物価指数(CPI) http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?querytype=view&queryname=221 生産者物価指数(PPI,製造業と全産業) http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?querytype=view&queryname=222 GDPデフレータ http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?querytype=view&queryname=206 ・購買力平価データ http://www.oecd.org/document/47/0,3343,en_2649_34357_36202863_1_1_1_1,00.html ただし非貿易財を含む一般の物価の方で、貿易財の購買力平価ではない。 ・経常収支 http://stats.oecd.org/wbos/default.aspx?datasetcode=MEI_BOP ・失業率 http://stats.oecd.org/WBOS/Default.aspx?QueryName=251&QueryType=View ・実質成長率 (四半期) http://stats.oecd.org/WBOS/Default.aspx?QueryName=350&QueryType=View&Lang=en (OECD Economic Outlook Databaseより) http://www.oecd.org/dataoecd/6/27/2483806.xls
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- omeger
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もうちょっと付け足しておくと、 米国金利としても、どの金利を条件に取るか、 名目金利で見るかインフレ率を入れた実質金利で見るか、 実質なら何を物価の基準に取るかなど、 条件を変えると色々なチャートが書けてしまうので、 結局自分で試行錯誤して書いた方が簡単になるかと。 ・円の対ドル・レートと実質金利差(1985~2003年) http://www.gpc.pref.gifu.jp/cyousa/keikyou/siryou16/06/kiso.pdf#page=43 ・購買力平価と為替相場(消費者物価・国内物価・輸出物価) http://session343.jp/main/news/economy/061018.html ・輸出入物価指数データ http://www.bls.gov/mxp/home.htm
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありません。 URLだけでなく、詳細なコメントまでいただいて ありがとうございます。