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プラトンのイデア論批判について
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イデア論は、一般的に、ものの本質はどこにあるか、 に関する理論で、それを説明するためにイデア界という概念を プラトンは登場させたと言われています。 私たちの住む世界とイデア界の二つに分かれていて、 そのような意味では二元論的世界観ですよね。 しかしその両者の関係は謎のままになっています。 (プラトンはその連関にきちんと答えていない) そこでアリストテレスは「イデア界」という概念を用いずに、 ものの本質がどこにあるか、理論を展開しようとしたわけです。 それが質量と形相という概念で、本質は形相にあたります。 アリストテレスでは全部一つの世界の話で済んでいますから、 一元論的世界です。 したがって、批判点、というのは世界が二つになってしまっている点、 ではないかと。 蛇足ですが、新プラトン主義のプロティノスもこの点の克服を目指しています。 彼の場合「批判」ではなく「継承」と主張していますが。 ですのであまり「批判」を強く捉えることはないと思います。
- tyr134
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一番の違いは、「モノの本質」が「イデア界という別次元の場所」に存在するか(プラトン)、「モノの本質」は「そのモノの中に内在している」(アリストテレス)かですね。 例えば、「机」を考えてみると、、、 プラトン 「私たちが見ている「机」は、イデア界にある影にすぎない」 アリストテレス 「そんな回りくどいこと考えなくても、「机」は「机」であって、イデアとは「机を机たらしめてる共通の本質」なんだよ」 て、感じですかね。 詳しくは以下のサイトを確認してみてください。 http://members.at.infoseek.co.jp/StudiaPatristica/philosophia9.htm
すみませんでした一番初め「アリストテレス」です
プラトンはイディア論を批判はしていませんよ、プラントンがイディアは空の彼方に存在するといったのをアリストテレスが物質に内在していると考えていたようです。絵で地上に手のひらを向けた人と天空に指をさしている人物の絵が在ると思うのですがあれはプラトンとアリストテレスです。
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