- 締切済み
制御系SEと業務系SEの違い
SEになろうと就職活動をしている学生です。 制御系SEと業務系SEで、以下の点はどのように違うのでしょうか。あるいは違わないのでしょうか。 ・おもしろみ ・辛いことの内容と程度 ・仕事の量(勤務時間) ・今後の労働市場での価値 一口にSEといっても色々あります。就職で後悔しないために、多くの選択肢の中から自分が最もやりがいを感じられると思われるSEの仕事を見つけだす必要があります。 そのためにはっきり理解しておきたいことの一つが上記の内容です。 答えていただけると非常に感謝です!! どうぞよろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- tachin
- ベストアンサー率29% (136/458)
割り込みのような形で失礼します。 私は業務系も制御系も両方してきておりますが、一口に業務系と言っても、同様に制御系と言っても多種です。 まず、これは志望動機にもなるかと思いますが、「業務系や制御系」という切り口よりも、「どういうシステムをやりたいのか?。そして「どういう風なエンジニアになりたいのか?」が無いと、何をやっても面白くないと思います。単に、なんでもいいからプログラムを組みたいというならば、分野は関係無いと思います。 これらの志望動機に似た動機というか願望でしょうか、それが有ってからどういう企業に入社するべきか?というステップに移れるのだと思います。そして、この事がおもしろみや辛い事なのか楽しい事なのかに大きく影響してくる事になるかと・・・・。 次に、仕事時間ですが、これは会社やプロジェクト毎に大きく異なります。しかしながら下請けとなるとかなりの残業を強いられる事が多いです。とは言え大手なら少ないのか?ですが、大手の場合、元請けとなりユーザに近い作業になることで責任の度合いが大きくなります。その為、最終責任として不具合が発生した場合やデスマとなると、かなりの残業が発生することにはなります。 今後の労働市場価値ですが、業務系においては、金融や会計関係ならば食いっぱぐれは無いと感じます。制御系においては、ファーム系ならば、今後の市場は増えていくのかもしれません。それよりも成りたがる人が少ないので希少価値はあるでしょうね。ただ、仕事は業務関係よりは少ないと感じます。昨今では携帯電話関係は人を欲しがっておりますが、かなりの高労働で辞めて行く人も多いです。ファームの場合、メーカ製品に従事できれば、食いっぱぐれは無いと感じてます。 食いっぱぐれは無いとは書きましたが、完全にとは言い切れません。常に分野は流動していると思います。金融系とて一度出来上がってしまえば保守作業になるでしょう。次に新たな作業に入れるかは、そういう受注が取れるかにかかってきます(金融企業の社内SEとて、常に開発しているわけではないですし)。ファームとて昔と今とでは扱う商品が異なってきてます。携帯電話は昔なかったですから。昔はアセンブラやCだけ知っていればよかったけど、今はJAVAやら何と言ったかか忘れましたが、別言語もありますし。 一つだけ感じた事や諸先輩からの話からですが、制御から業務に移行するのは、業務から制御に移るよりは比較的楽ということです。但し、全てがそうとは言い切れません。業務系とて高度な業務知識を必要とするならば、いくらPG経験が豊富にあってもSEとしては不十分な内容のもありますから・・・。
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
>実現可能な場合、「対応する能力」とは何でしょうか? >「様々なアプリケーションや、ネットワークなどを駆使して、お客さんの要望を実現するための方法を何とかして考え出す能力」ということですか? 書き方が悪くて申し訳ないです。「対応する能力」は、「実現不可能な要望」に対してかかる言葉だったりします。 それから、実現不可能な理由の殆どは、予算や期間等です。(コンピュータの技術的理由で出来ませんと言うのは殆ど許されません。自分の知識、技術が不足しているのならば、勉強するか、持っている人を何処からか連れてくるしかありません。) 予算に関しては、我々SEが直接話す人には決裁権限が無い場合が殆どなので、権限がある人を説得できる資料を作成したり、場合によっては、直接プレゼンに行く場合も有ります。(プロジェクト費用が億単位でも機器やソフトのライセンス、保守費でかなり飛ぶのですよ…。) 或いは、今回のプロジェクトが今後の仕事請負に繋がるので、自社の上司に今回は、赤字に成るのを認めてくださいと説得する事も有ります。 それもダメなら、格安で請け負ってくれる協力会社を探します。(当社だと中国、ベトナム、フィリピン等も選択に入ってきます。) 期間に関してはさらに難しく、人数を揃えられれば解決するなら簡単で(予算と協力会社は此処でも重要です)プロジェクトのクリティカルチェーンの絡みで、要望の優先順位の低いものを諦めてもらうときもあります。(バグによる致命的障害と並んでお客さんが激怒しかねない事案です。) 業務系SEの仕事って、コンピュータに触る前段階の仕事が一番重要だったりします。(プログラムとかはオマケだと言い切る人も居ます。)私の上司は、一週間ぐらい自分のPCに電源入れ無い事がザラだったりします。 多分SEと言う言葉よりSI(System Integrator:システムインテグレータ)【顧客の業務内容を分析し、問題に合わせた情報システムの企画、構築、運用などの業務を一括して請け負う】が仕事内容をより正しく表しているかもしれません。 ちなみに、この業界は特性が合っていれば、大学を出ていなくとも、異様なほど出世が早いです。(私の先輩には30前で管理職まで辿りついた人も居ます。) 個人事業主として月100万以上(契約上エンドユーザが払う技術者の費用は、新人でも100万円を超えている事は珍しくありませんが…。)の契約で働く人も居ます。ただし体を壊して退場していく人も多いです。(同期の8割は会社を辞めました。他社へ移った人や個人事業主になった人もいますが…。) 因みに、今回の回答が夜中の3時である理由を想像していただくと、勤務状況がお分かりいただけるかと…。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます! 無理な注文をされたときにいかに納得していただきつつ断るか、その力が大事であるということが分かりました。 やはり、経験者の方のお話は非常に参考になります。 ありがとうございました!
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
あえて分類すると業務系SEを8年ほどやっています。 ただ私の経験を元にすると、SEには特定の業務をずっと続けていく方と、極論を言うとコンピュータが関連すれば何でもやる人に分かれます。 業務系SEに求められる物を端的に著す物として、私は8年間の経験として銀行、証券、リース、リクルート、流通、科学技術計算の各システムに関わりましたが、この言葉が端的に表せます。 「こちらの要望が適えば、実現する方法は、全て其方にお任せします。(勿論要望には予算の上限も含まれます。)」 要するに、お客さんの要望(時として実現不可能)に対して対応する能力を持っている事が重要です。(極論すると実現できない時は、その理由をお客さんに理解させる能力です。) わが社の新人が良く言う言葉に「~言語を極めたいです!!」なんて有りますが、どちらかと言うと、初めて使う言語であろうと納期までに理解して使いこなせれば十分です。(その言語の特徴が生かせる程度の理解で十分です。極める必要はまったく有りません。) さて質問に移りますが >おもしろみ 就職する会社に寄りますが、毎回違う業務を担当するので、厭きたりはしません。 >辛いことの内容と程度 毎回参加時の状況が異なるので、最悪、参加時の最初のお仕事がお客さんへの土下座なんてのもあります。(プロジェクトがうまく進まず支援を頼まれた場合に・・・。)不服な表情をお客さんに悟られてはなりません。 >仕事の量(勤務時間) 毎日、12時間位働くのは覚悟してください。土日の休みは期待しないでください。 >今後の労働市場での価値 社会から必要性が薄れる可能性無いでしょう。ただし、海外(中国やインド)からの参入が有るので、単価が下がっていくの可能性が高いです。(ただし本当に必要とされる能力がある人に限れば、単価は高止まりするでしょう。)
補足
回答ありがとうございます!! 実際に働いておられる方のお話は非常に参考になります。感謝です! 手間をかけてしまい申し訳ないのですが…pri_tamaさんの回答に関して質問させていだけますか? >要するに、お客さんの要望(時として実現不可能)に対して対応する能力を持っている事が重要です。(極論すると実現できない時は、その理由をお客さんに理解させる能力です。) 実現可能な場合、「対応する能力」とは何でしょうか? 「様々なアプリケーションや、ネットワークなどを駆使して、お客さんの要望を実現するための方法を何とかして考え出す能力」ということですか?
お礼
大手は責任が重く、もしもの場合は大変だということ、知りませんでした。 当たり前ですが、大手だからといってよいことばかりでもないのですね。 丁寧に答えていただき、ありがとうございました!!