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室内で食べられなくてもよいトウモロコシを大量生産できませんか?

家庭菜園の野菜を大量生産するかのように、食べられなくてもよいトウモロコシを育て大量生産する事は技術的にできるものでしょうか?また近い将来に実現する可能性はあるでしょうか? アメリカでトウモロコシによるバイオエタノール政策が進んでマーケットが出来上がってしまうと、例え他のバイオエタノール技術が進んだとしてもトウモロコシ以外での生産ラインやマーケットはそう簡単に構築できなくなってしまうと思ったりするのですが、そうなると使える農地が減って食料問題がより深刻になると思えてきます。 食べないトウモロコシであれば、遺伝子組み換えでも有害な肥料でも何でもいいと思うのですが、そのようなかたちでエタノール専用の農地より効率の良い工場生産する事は出来ないものでしょうか? 少しカテゴリが違うような気もしたのですが、適切なカテゴリも思い当たらなかったのでとりあえずここから質問させていただきました。 そのような記事HPのご紹介やある程度の専門知識のある方などご回答など、書き込みをいただけたら幸いです。 よろしくお願いします。

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回答No.3

バイオエタノールを作るためということですと、あまり意味の無いところがあります。 植物が育つために必要なものは、水と空気と土(養分)、そして、光です。屋内で植物を大量生産するという話では、水と空気と養分はたいした問題にはなりません。問題は光です。 大事なことは、植物というのは太陽光を基にでんぷんなどのエネルギーを生産しているのですが、これは、受けた光のエネルギー以上のものは作ることができません。したがって、人口の光で植物を育ててしまうと、その光のエネルギー源以上のエネルギーを植物からとることは不可能です。それどころか、普通は何分の一かに減ってしまいます。 したがって、太陽光を使うという前提以外では、この方法は使えないことになります。ですが、太陽光を使う限りは、耕作面積によって注ぐ太陽光の量は決まってしまいますから、畑とそれほど収穫量に違いが出るとは考えにくいでしょう。 工場で植物を大量生産しようという話は、エネルギーを食料に転換するための技術であって、その逆では決してありえません。たとえば、原子力で発電してそれで食糧を生産する、というようなことがこの技術の目指す方向であり、せっかく作った植物をエネルギー源として使うなら、電気をそのまま電気自動車などとして使うほうがはるかに効率は良いのではないかと推定されます。 植物は私も専門外なのでわかりませんが、エネルギーの専門家である小生としてはこのようなことを考えます。たしかに、バイオや農薬により、多少の収穫量の拡大は望めるかもしれませんが、たとえば現在の10倍くらいの収穫が望めるようでないと、この方法は難しいのではないでしょうか。 ご参考まで。

回答No.2

質問の趣旨(ストライクゾーン)が今ひとつ理解できない部分もあるのですが… 例えば http://www.shining-star.co.jp/biolux.htm このような照明器具を使う事で植物が育つそうです。 ただし、このような物は付加価値が高い物で無いと商売として成り立たないでしょう。 コーンの価格帯では実現は難しいのではないかと感じます。 むしろ、将来的に期待したいのは(今はコーンの澱粉を糖化してその後アルコールにしている) コーンの茎や葉のセルロースからのアルコール発酵が安価に出来ればって思います。(研究はすでに始まっています) http://www.biofuels.co.jp/precon/data/BioFuels070123_SpecialLecture_Archive.pdf http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1000/1000-02.pdf http://www.jacom.or.jp/series/shir149/shir149s07100504.html アメリカはアメリカの国益の為にしている事なんで、日本がどうこう言える立場では無いのですが、 食糧を輸入に頼っている日本としては危機的状況にあるわけです。 http://www.maff.go.jp/j/study/syoku_mirai/04/pdf/data.pdf http://www.shokusan.or.jp/sys/upload/95pdf1.pdf 誰かに何かをしてもらう前に、自分が出来る事からって考えると 無駄な(食品の)廃棄を減らす事なんだと思います。 (あえて書くなら、「めざましごはん」のキャンペーンに乗ってみるとかもありかな…)

回答No.1

クルマでいうとハイブリッドカーが少しずつ普及しているのと同じで、あくまで過渡的状況です。これが長く続くわけではありません。クルマでは燃料電池車というゴールが(課題山積だが)見えています。 バイオ燃料作りでいうと「セルロース」からアルコールがとれるようになると効率が1ケタ違います。「セルロース」とは植物の葉・茎といった部分の構成成分ですから、そもそも穀物の可食部分と収穫時の重量割合が比較にならないほど大きい、そこで効率が1ケタ違うという話になります。現状セルロースの分解時にアルコール発酵を阻害する成分ができてしまうので、複数種の微生物を使う必要があり、生産管理の問題がありますが、これが解決できれば、こと利用エネルギー源の「ヒトとクルマの食い合い」という状況はなくなっていくでしょう。 「セルロース」の利用で見えてくるのはほかにもこんなことが。収穫時に農業機械を利用するのは仕方がないとして、ヒトが食べないものに農薬をつかうのはどうなのか(農薬の原料はつきつめれば石油)、そもそも農作物である必要があるのか?という点です。 生産時に投入される資源・エネルギーの差し引きまで勘案するのなら、一番いいのは種を農業機械でまかずに、ほっといても伸び放題にのびる雑草(イネと同じく単子葉植物が成長が早いのでよりいい)を農薬を使わずに、育ちきったら収穫するということです。 ご参考まで。では。

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