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歴史認識

歴史認識問題を解決するためにはどうすることが大切ですか?

  • 歴史
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みんなの回答

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.6

 ネットの中の、極端な論は排除して、事実関係だけを示します。  日本と中国の間で『歴史共同研究』が現在行われており、先日はその第三回目の会合が行われました。  一応有識者会合と言うことになっていますが、日本・中国両国の政府の認知の元で行われていますし、日本側座長は北岡伸一東大教授(専門:政治外交史)です。 北岡伸一・日中共同歴史研究 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%B2%A1%E4%BC%B8%E4%B8%80  成果を静観したいと思います。

  • phusike
  • ベストアンサー率38% (29/76)
回答No.5

No.3とNo.4の回答を比べることからしても、共通の歴史認識を持つことの難しさが理解していただけるでしょう。 No.1の回答にもあります通り、公文書は真実とは限りません。 公文書に「創氏改名」は任意だという記載があったとしても、 実際の運用上は半ば強制に近い形で行われたかもしれません。 ここに、史料と真実のギャップが生じます。 このギャップを埋めるには、 例えば可能であるならば当時の朝鮮住民の日記等の一次史料を直接調査してみるか、 あるいはオーラルヒストリー等の形に頼らざるを得ないでしょう。 いずれにしても検証可能かつ客観的な結論を導くのは著しく困難です。 歴史学が厳密性・客観性を追求するのであれば、 できるだけ政治・思想に対して距離を置くことを決して怠らずに、 ひたすら地道に史料を当たっていくしかないでしょう。 そういう意味で、認識のずれは一朝一夕には解決し得ないでしょうね。 政治的には、このように何が真実か現時点で全く定まらないような議論は、 できるだけ争点に挙げない、また挙げさせないことが重要かと思います。

回答No.4

不思議な回答される方がおりますね > 韓国・北朝鮮に対しては植民地支配 > 住民の日本語名への変更の強制 日本は併合による行政統合は行いましたが朝鮮半島への殖民は行っておりません。朝鮮半島は朝鮮人が行政を担っていました。日本語への改名強制という事実もありません。日本風の苗字を作るように(創氏)という達しと希望する者は改名してもいいという事実はあります。これは全て公文書で保存されています。 また中国の何処で毒ガスを用いたのか知りません。現在、掘り出して処理しているのは関東軍が保有し、ソ連軍に引き渡した(この段階で砲弾処理責任者はロシアになります)化学兵器です。その後ソ連が中国軍に武器を引き渡したので現在行われている事業は日本製中国軍兵器を日本政府が解体しているという事業です。  さて、共通の歴史認識とは公文書や客観的事実に基づいた検証結果を用いて事実追求した歴史事実を認識しあうということだと思います。現在は悲しいことにプロパガンダ目的で歴史が用いられており、これでは何時までも共通の歴史認識は持てないでしょう。

  • harepanda
  • ベストアンサー率30% (760/2474)
回答No.3

質問の趣旨を、まず確認しておきたいのですが、これは日本と中国・韓国・北朝鮮の間などに見られる、過去の事件をどう理解するかの認識のずれを解決する方法を聞いているものだと思います。 端的に言えば、感情論や思想的議論は避けて、まず、事実を語ることです。 日本が過去にやった悪事として、韓国・北朝鮮に対しては植民地支配、住民の日本語名への変更の強制があります。が、豊臣秀吉が朝鮮出兵をしたとか、任那が本当に日本の影響下にあったのかといった、余りに古い話は、深いりするべきではないでしょう。この手の話は学者に任せておいて、政治としては近代史に集中するべきです。ただ、日本人のルーツとして、弥生時代あたりから朝鮮系の人々が渡来人として来日し、大陸の進んだ文化を伝える役割を果たした事実は認識しておく必要があります。韓国・北朝鮮の日本による支配は、民族感情や隣人としての関係を無視して考えれば、世界中が先進国により植民地分割されていた時代では、ある意味、不可避の出来事です。日本は江戸時代後期から、アヘン戦争で大国である清がイギリス軍に簡単に敗れたという情報を持っており、西洋人による植民地支配を逃れるにはどうしたら良いのかという取り組みが始まっていたのです。他方、明治初期に日本は朝鮮に対して書簡を送り、「朝鮮もそろそろ西欧に対して開国したほうが良いのではないか」と助言をしているわけですが、それを拒絶した朝鮮の選択が正しいものであったとは言いがたく、日本が朝鮮を支配することが無ければ、朝鮮は単にイギリスかフランスかロシアに支配されていたことでしょう。世界には、西欧列強に植民地化されかかって、奇跡的な反撃と近代化で独立を維持したトルコのような例もあり、トルコと比べたら朝鮮の判断は誤りであったとしか言えません。 中国の場合、日本は東北部を満州国として独立させ傀儡政権にするとか、第二次大戦中に生物・化学兵器を使うとか、731部隊が中国人を使った残酷な人体実験をしていたという事実があり、これは否定のしようがないものです。南京大虐殺が史実か否かという議論は、ほとんど感情論と化しており、単に、南京大虐殺があろうがなかろうが、日本軍が中国で悪事を行ったのは事実であると考えたほうが良いと思います。 さて、今後の日本政府の態度ですが次のような原則に基づき行われなくてはなりません。 (1)賠償金を払うことはしない。第2次大戦の後始末の過程で、「戦敗国への賠償金請求はやめる」という大原則が立てられています。これは第1次大戦の後、ドイツに過大な賠償金を請求したところ、経済が完全に破綻してしまい、ドイツ人の被害者意識がつのり、ヒトラーのような危険な人物が正当な選挙プロセスをへて権力を握ってしまったという事態への反省から決められた重要項目で、日本は賠償金を払う義務は無いのです。ただし、隣人に迷惑をかけたのは事実なので、中国に対してはODAという形で事実上の賠償金を払っていましたし、従軍慰安婦に対しては国ではなく特別の基金から補償金を支払うという制度を採っていたわけです。 (2)誠意ある対応を続ける。特に中国における旧日本軍の化学兵器の処理は早急に進める必要があります。また、基金からの補償の受け取りを拒否した韓国の従軍慰安婦に対して、何らかの追加措置をとるべきでしょう。 (3)多少の反日感情に、一喜一憂しない。中韓の政府は、政治が行き詰ると反日本感情をあおって人々の意識をそちらに向かせるのですが、多少のことで右往左往してはいけません。特に中国は、日本との経済関係が重要であることを、非常に良く分かっています。反日的で非論理的なことを言う人に対しては、「どの国にも、バカはいるものだ」くらいに思うことが大切でしょう。ただし、中韓の政府の世論誘導があまりに露骨であれば、主張すべき点は主張すべきです。 (4)領土問題、排他的経済水域問題では、毅然とした態度を取る。また、中国の台湾への武力行使は、できる限り避けるよう、外交ルートで自制を呼びかける(理論的には、各種の条約などで、台湾政府の正当性は否定されてしまっており、台湾は中華人民共和国の一部なので、論戦になると勝てない) (5)文化交流を続ける。特に、日本への観光旅行者を増やす。

sekki62
質問者

お礼

ありがとうございます。 日本と中国・韓国・北朝鮮の間などに見られる、過去の事件をどう理解するかの認識のずれを解決する方法を聞いているものだ。という解釈をして頂き、まさにその通りであります。特に日本と中国についてのそのような認識のずれを解決するにはということで質問させていただきました。 賠償金を払うことはしないということや文化交流として日本への観光客を増やすというのはとても参考になりました。

  • Yelm
  • ベストアンサー率19% (63/324)
回答No.2

例えば隋の煬帝は「暴君の代名詞」として長年扱われてきましたが、最近では「煬帝の行った運河建設など各種の大規模土木工事は中国の発展に大きな功績があった」として肯定的な評価も出てきています。 「煬帝は大規模な土木工事に民衆を駆り立て多くの犠牲を出した」 「煬帝の行った土木工事はその後の発展に大きく貢献した」 のどちらを重視するのかは人それぞれとしか言えません。 「歴史認識」とはそういうものだということを、最初から割り切って受け止めるしかないのです。

  • tyr134
  • ベストアンサー率51% (851/1656)
回答No.1

非常に難しい問いです。 この問いは、西洋において「歴史学」という「学問」が意識されるようになってから、現在も続く問題と言えます。 ただ、これだけは知っておいて欲しいと思います。 「歴史とは自然科学のように、普遍的な法則や真実など見つかることはなく、常に誰かの意志が入り込んでいるモノだ」と言うことです。 具体的に言うと、歴史学とは誰かが書き残した文書や記録を基に歴史を明らかにしようという学問です。 でも、その文章が真実を語っているとは限りません それを説明すると、以下のようになります。 1・誰かが書いたのだから、その時点で書いた人の主観が入る。(一次史料) 2・そして、その情報を読んだ人(歴史家)の主観が入る。(二次史料) 3・最後に、その研究者の論文を読んだ人の主観が入る。(私) つまり「一次史料→二次史料→私」という風に真実が加工されていきます。 真実を知りたいと望む私は、「私→二次史料→一次史料」という風にたどる事になります。 もちろん、「私→一次史料」とする事は出来ます。 しかし、「私→真実」とすることは不可能です。 となると、どこまで一次史料や二次史料が真実を語っているかを見極める必要が出てくる。 その為には、第二、第三の一次史料・二次史料を参考に、それらの相違や正誤を精査していく事で、情報を真実に近づけていきます。 この過程で、考古学・古文書学・社会学・金石文学・民俗学・自然科学の諸分野etc,,,と歴史補助学(これは歴史学以外の全ての学問)と言われる学問の助けも借りて行われます。 こうして、出来るだけ「客観的」になるように努力がなされるのです ともあれ、歴史というのは「人間の主観」が入る余地が大きく、それ故に(「歴史教科書問題」に代表されるような)問題が多々起きる事になります。 「人間の主観が入る余地が大きい」というのは、同じ真実を語る場合でも、その人の「社会的・思想的・政治的な価値観」が(意識的であれ、無意識的であれ)入り、その結果余「歪曲・誇張・無視・捏造・偽造・誤謬etc,,,」が行われます。 なので、「社会的・思想的・政治的な価値観」に相違があるばあいに論争が起きることになります。 また、政治家や思想家、漫画家、作家、ジャーナリストなど、社会的影響力が大きいにも拘わらず、歴史学の訓練を受けたことのない人が発言した場合、それは「歴史の問題」ではなく「政治や思想の問題」にすり替わることが多いとも言えます。 こうした「歴史の特徴」を考えるのに、「歴史哲学」(「歴史形而上学」「歴史論理学」「歴史実体論」とも言われます)などがあります。 しかし、日本ではあまり盛んに行われることはありません。 よって、研究者ですら知らず知らずのウチに、なんらかの「歴史観」の上に立っているのにも拘わらず無自覚であると言えます。 結果、日本の歴史学は「ヘーゲル・マルクス史観」や「アナール学派の社会史観」に偏った研究がなされています。 最後に、関連質問で私が以前回答したQ&Aを貼っておきます。 http://okwave.jp/qa3170977.html http://okwave.jp/qa3142213.html あと、歴史哲学の参考書 渡邊二郎『歴史の哲学 ー現代の思想的状況』(講談社学芸文庫)​ http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6%E2%80%95%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%B3%E7%9A%84%E7%8A%B6%E6%B3%81-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B8%A1%E8%BE%BA-%E4%BA%8C%E9%83%8E/dp/4061594060/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1200674166&sr=8-1

参考URL:
http://club.pep.ne.jp/~y.hosoya/booksreview/rekisitetsugaku.htm

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