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アメリカの教育制度について
英語を話せないヒスパニックの人達は、どうやって 教育を受けているのですか? 授業などは英語で行われているんでしょうか? また、この他にアメリカにおける教育問題があれば 教えてください
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- ucok
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小学校では基本的に、補習と世話役でフォローしています。 その前に、移民の中でヒスパニックだけが特別扱いされているわけではないので、「英語を話せない外国籍住民の教育」全般について知っていることを書くことにします。米国が外国籍児童生徒の教育に真剣に乗り出したのが1960年代後半ではないかと思いますが、私は1969年に、英語ができないまま外国人としてロサンゼルス郡の小学校の低学年に転入しました。 外国からの転校生が来るとわかると、まずクラスの生徒の中から一人、世話役が任命されます。この世話役が道具の揃え方からトイレの使い方までいろいろと世話をします。 我が校では国語を除くすべての授業を全員が一緒に受けました。国語の授業の間だけは、英語が苦手な生徒ばかりが全校から集められ、補習クラスで初歩の英語を一緒に学びました。英語で教えられましたが、ゆっくりと身振り手振りをまじえるので、難しくはありませんでした。外国語ができる講師が手配できる日は、その言語の生徒だけが個別に授業を受けることもありました。いずれにしても国語の授業中のみです。 我が校では、2学年が合体したクラスも設けられ、勉強が遅れている生徒が自然に学力を養う工夫もなされていましたが、このクラスには必然的に外国籍児童の比率が多くなりました。また、高学年になると、クラス内で習熟度別にグループ分けされる授業が多く、言葉が遅れている生徒は先生が丁寧に見るグループに入り、徐々に優秀なグループへとステップアップしていました。米国では飛び級もありますので、学力が追いつけばどんどん上に行けます。 この教育システムにうまく乗っかれば、基本的にはいくらでも学力を養えます。貧しく無学な移民としてメキシコから来た子供が、非常に優秀な大学生になり、名誉な職業に就いた例をいくつも知っています。 しかし一方では、外国籍児童が増えるにつれ、世話役同士でもめて、先生は言葉が通じず間に入れないという例も聞きますし、校長自ら差別的な小学校に通った外国籍児童が、あまりいい思い出を作れなかったという話もあります。また、たいていの子供は地元民と遊んでいるだけで現地語を覚えるものですが、母国語が通じる相手が多いと、つい甘えてなかなか言葉を覚えない子も少なくありません。60年代には考えられませんでしたが、今は米国の都市部にも日本人が多くなったので、英語を覚えずに帰国する子も多いようですね。 ちなみに日本の義務教育期間の公立校でも外国籍児童生徒用の補習や公的な通訳派遣があります。
- jayoosan
- ベストアンサー率28% (929/3259)
1999~2002年のどこいらへんだったか忘れましたが、ニュースでアメリカの英語を話す層の人数(たしか白人という言い方をしていた記憶もありますので黒人は含んでいないかもしれません)と、その他ヒスパニックを筆頭とする少数民族言語(というか英語を話さない)の人の総数が逆転したと報じていました。 そろそろヒスパニック系の大統領候補が出るだろうと思っていたら、黒人ですが小浜さんが健闘しているので、今回の大統領選は注目してみています。
- chi4pitbul
- ベストアンサー率43% (209/485)
南カリフォルニアのメキシコとの国境沿いのサンディエゴ郡に 住んで13年になります。 「アメリカでは。。。」というご質問は正直言ってとても答えづらい です。何故ならアメリカは地方によって文化習慣、人種構成が様々 ですし、州によって生活に直接係わる法が違うからです。 で、カリフォルニアに限った話をします。 私の住むサンディエゴはヒスパニック系(大半がメキシコ系)が 殆どマジョリティーと言っても良い程多い土地柄です。 勿論メキシコ系アメリカ人も多くいますし、移民1世、 就労ビザ保持者、そして不法滞在者も数多くいます。 メキシコ系アメリカ人以外のメキシコ人の成人の多くは 「英語を全く解さない」「ブロークンな会話は出来るが読み書きは 一切出来ない」が圧倒的です。彼等が家庭を持ち、子供達を スペイン語のみで育て学校に送り込むわけです。 学校教育は英語で行われます。 学校でいきなり英語のみの授業を受け子供達の苦労はなみなみ ならないものがあります。カリフォルニアではそんな子供達のために 放課後、あるいは他の子供達が別の科目の授業中に、特別な英語の クラスを設けています。これはヒスパニック系の子供達のみが 対象ではなく「英語が第一言語ではない」子供達全員が対象です。 まあESLのようなクラスと考えていただければ良いと思います。 それでもなお、英語の習得は学校教育のみでは充分ではありません。 子供達の両親の家庭教育も必要なのですが、低所得者の多い彼等には 子供を教育する余裕がない人が多いのです。英語を完全には理解 しないため授業にはついていけずドロップアウトしたり、卒業しても 大学進学は出来ない。。。そんな子供達はうじゃうじゃいます。 それでもカリフォルニアはあきらめず、そんな子供達を コミュニティーカレッジで受け入れます。 メキシコ人の学生がESLのクラスから始めて、何度落第しても諦めず 一生懸命勉強してESLを修了し専門課程に進んでいく。。。 そんな子供達を何人もみてきました。心から拍手を送って。。 でもこれが教育問題かというとちょっと疑問です。 子供の教育は最終的には親に全責任があるからです。 子供を持つ母親の持つ実感として 教育問題として、あえてあげるのであれば 全ての子供達を平等に扱うべく、へんちくりんに子供を持ち上げる 学校の教育方針に閉口している私です。 子供達はみんな 「I can do anything I want. I am SPECIAL!」症候群。。。 It's all about me 症候群ですな。。 私は我儘なガキは大嫌いです。
アメリカのヒスパニック人口が4,500万人にも達して、アメリカ統一のシンボルだった星条旗と英語の砦がまず英語から崩れようとしているため連邦政府や州政府は対応に苦慮しているようです。 憲法で英語が公用語となっていないこと、またカリフォルニア、ニューメキシコ、テキサスなどは住民の30%以上がヒスパニックとなり政治的に彼らを無視できないためスペイン語容認派と反対派で議論が盛んになってきています。 スペイン語や不法移民が今日ほど社会の注目を浴びなかった時代には英語が出来ないヒスパニックやその他のマイナーグループのため初等中等教育の現場ではバイリンガルの先生がいて英語を別途教えたり、英語の授業をスペイン語に通訳したりしていたようですが、言語問題とマイナーに公費を使うことに反対する世論が強くなり、現在では以前ほどサービスが受けられなくなっているのではないかと思います。それでも子供たちは半年ぐらいで日常生活には困らなくなるでしょう。 成人に対しても地域の奉仕活動で英語教室が運営されているところが多いので時間的に余力のある人たちは学ぶことが出来るでしょう。しかし、移民は低賃金で働かされているので長時間労働となりサバイバル英語を仕事の現場や子供たちから教えてもらう程度でしょう。 現状は英語が出来なくても困らないほど公共サービス(官庁、交通機関、学校など)はバイリンガル対応が進んでいます。電気製品などの取り扱い説明書は英語とスペイン語の併記が必須となっています。ヒスパニックは大家族主義で家族で金を出し合って大型電気製品を購入する無視できない消費者になっています。 ヒスパニックは米国独立以前から住んでいるスペイン系、アメリカ生まれのヒスパニック、居住権を取得したヒスパニック、最近到着した不法移に分かれます。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
学校に通っているという前提であれば, 「英語が母国語でない人のための特別授業」というのが存在します. ここで英語を勉強して, 普通の授業についていけるようになればそちらを受けるようになります. 日本人でも「英語の授業についていけない」と判断されればここに行くことになります. で, 学校に通っていないとすると, そのコミュニティの中でなんとかするしかないですね. 例えばボランティアがやっていたり, 教会でやっていたりすることはあります.
- ANASTASIAK
- ベストアンサー率19% (658/3306)
北米の現政権は移民問題にはシビアに対応しようとしています。 不法移民の疑われるヒスパニック系の人たちに手厚い保護はし ていません。なので、教育も十分ではないわけです。 しかし、ニューヨークに行くとわかりますが、いまやアメリカ はヒスパニックの国になりつつあります。彼らが怪しい英語を ごり押しして英語を乱しているのも現状です。 >この他にアメリカにおける教育問題があれば アメリカにおける教育問題の最大のポイントの一つはおカネが なければ教育を受けられないというものです。大学卒の家庭 の所得はおしなべて高く低所得者に教育の機会はありません。
子供はすぐに英語を覚える。 大人は学校へ行かない。 大人は英語があまりしゃべれず、子供はどんどん上達。 そういう現実を描いた映画があった。
お礼
みなさん回答どうもありがとうございました。 皆様のおかげで助かりました