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文法上の決まりごとを教えて下さい。

●例題1 「勝っている」と「勝ってる」とか…… 「愛している」と「愛してる」とか…… 両者の違いは、ただ「い」が入っているかどうかだけです。 実際は、どちらが正しい言い方なのですか? この「い」の意味と使い方とを教えて頂けないでしょうか? ●例題2 「有る『の』ですか」と「有る『ん』ですか」とか…… 「行く『の』ですか」と「行く『ん』ですか」とか…… こちらの「の」と「ん」との違いはどうなんでしょうか? どちらが正しい日本語なのかが分かりません。 文法上の決まりみたいなものを教えて下さい。 どうか宜しくお願い致します。

  • water5
  • お礼率91% (318/349)

質問者が選んだベストアンサー

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  • boss-
  • ベストアンサー率42% (17/40)
回答No.4

次のA・Bのようにとらえるとよいでしょう。 (A)書き言葉として一般的なもの、かたくるしいもの (B)話し言葉として一般的なもの、くだけたもの では、一つひとつみていきますね。 1.(A)~ている/(B)~てる (A)を単語に分けると  「~」(用言の連用形)+「て」(接続助詞)+「いる」(動詞) となります。この場合の「いる」は特別に「補助動詞」と呼んだりしています。国文法(学校で教わる文法)ではこのように分けます。ただ、日本語文法(外国人向けも含めての文法)では「~テイル」をひとかたまりにしているようです。どちらにせよ、進行中の動作を表します。 (B)を単語に分けると・・・ ・・・「て」+「る」・・・「る」??「る」って何?・・・のようになってしまうので、正しくないとされるわけです。こういうのを「い抜き言葉」と呼んだりすることもあります。本来はイがあるはずなのに、抜けている、というニュアンスですね。 ちなみに、過去を示そうとして「た」(助動詞)をつけて、 ~ていた/~てた とするのも「い抜き」ですから、同じことです。作文等では「い抜き」せずに書くほうがよいと言えるでしょう。 2.(A)~のだ/(B)~んだ これも、単語分けしてみると 「~」+「の」(格助詞)+「だ」(助動詞) となります。 この場合の格助詞「の」が転化(促音化)してしまって、(俗に言う「なまって」しまって)「ん」になったものが(B)のケースです。 というわけなのですが、「どちらが正しいか?」というのはいわゆる試験のようなものや公的文書のような場合はAが「正しい」でしょうが、Bを使ったからといって恥ずかしがるようなものでもありません。友人とのメールなんかではBで十分「正しい」でしょう。 辞書的に、学校文法的に正しいのは今のところAなわけですが、言葉は変化するものなので、そのうちBが正しいなんてことも十分ありえます。

water5
質問者

お礼

返信、ありがとうございました。 詳細な説明だったので、理解が深まりました。 日本語を勉強し直してみようと思います。

その他の回答 (3)

回答No.3

●1 「い」が入っているのは書き言葉、非日常的表現、丁寧、ふるきよき日本語。 「い」が抜いてあるのは話し言葉、日常的表現、くだけた表現。 ●2 『の』が入っているのは書き言葉、非日常的表現、丁寧、ふるきよき日本語。 『ん』が入っているのは話し言葉、日常的表現、くだけた表現。 どちらが正しいという厳格な決まりは無いようですが、 時と場を考えて使い分けることが大切です。

water5
質問者

お礼

返信、ありがとうございました。 すべて納得がいきました。 さらに勉強してみます。

回答No.2

例題1 「~ている」を品詞分解すると、 「て」=接続助詞 「いる」=動詞 ですが、この場合の「いる」は、「私には弟が二人いる」というような場合の「いる」とは違い、「補助動詞」といいます。 「弟がいる」の「いる」は、「存在する」という「いる」の本来的意味に用いられていますが、「愛している」の「いる」は、「愛した状態でここにこのように歴然と存在している」という意味ではなく、単に、「愛する」という動詞に、今現在その愛するという動作を継続しているという意味を添えているだけのはたらきで、「存在する」の意味は失われているからです。 「弟がいる」のように、「存在する」という「いる」の本来的意味を持っている用法の場合は、これを「本動詞」といいます。 さて、問題の、「愛している」と「愛してる」の正誤ですが・・・ 「愛してる」は、「愛している」から「い」が「脱落」したもので、いわば「い抜き言葉」です。 文法的には「誤り」です(明確に品詞分解できないから)。 でも、口語では、このような「い抜き言葉」は、圧倒的に市民権を得ており、むしろ、「キミ、何してるの」のほうが自然、「何しているの」と会話の中で言う人のほうが珍しいです。 ですから、「い」の入った文法的に正しい表現は、改まった会話とか、手紙や書面で用いる語、「い抜き」のほうは口語として広く用いられている、と理解されていいかと思います。 例題2 「行くのですか」の「の」は、格助詞で、「です・だ等を伴って、強い断定・説明を表す用法」です。 「行くんですか」の「ん」は、上の「の」が撥音便を起こしたもので、口頭で発音しやすいようにする為の自然な変化です。 これも、例題1と同じように、改まった表現では「行くのですか」のほうが好ましく、口語では「行くんですか」のほうが一般的というだけの違いで、こちらには、「文法的な正誤」の問題はありません。 音便は、文法上の現象として説明できることになっているので、単なる「脱落」とは違い、「誤り」というわけではありません。

water5
質問者

お礼

説明、ありがとうございました。 言葉の使い方がよくわかりました。 もっと勉強し直してみます。

  • dulatour
  • ベストアンサー率20% (327/1580)
回答No.1

言葉ですから、流通していればどちらが正しいということは言えませんが・・・ 違いを申し上げます。 「勝っている」「愛している」などは、文法的に解釈できますが、「勝ってる」「愛してる」は文法的に解釈はできません。だからといって、正しくはないと言うことではありません。「勝ってる」「愛してる」は文法上の表眼から「い」が脱落した会話的表現です。 同様に例題2は「の」が会話的に「ん」に変化したものです。こうした母音の変換を「音便(おんびん)」といいます。 話しことばの場合、言いやすい為に、母音の脱落や変化はよくあることで、決して正しい日本語ではないとは言えません。 例えば、「観音」という発音は、本来は「かんおん」ですが、良い易さを重視したために「かんのん」が現在では多く使われます。フランス語のリエゾンと同じようですね。

water5
質問者

お礼

返信、ありがとうございました。 詳しい説明のおかげで、よく理解することができました。 何度も読み返しました。本当にありがとうございました。

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