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首を出す髪型は風邪をひく?

東洋医学を学び始めた学生からの質問です。 東洋医学では、昔から「カゼ」の原因である“風邪(ふうじゃ)”は、 首筋(第7頚椎と第1胸椎の間)から体に入るといわれているようですが、 なぜ日本も中国も昔から髪を結ってわざわざ無防備に首をさらす髪型にするのでしょうか? 伝統的な文化に太刀打ちできるほどの信憑性がなかったため? また、本当に首を出しているとカゼをひきやすいのでしょうか。 おわかりの方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。

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  • s-macwin
  • ベストアンサー率57% (556/971)
回答No.4

奈良時代の女性の髪型は髪をまっすぐおろした「大垂髪(おすべらかし)」でした。 秀吉の時代にはまだ髪を結っている女性はいませんでした。 髪を結ってうなじを出すようになったのは、(島田結い系) 江戸時代に入り世情が安定しだしてからと言われています。 武家男子の元服前の髪型を遊女が取りいれ、 それが浮世絵などで江戸中の町娘に広まり、 武家女性も真似るようになったのが始まりと言われています。 2番さんのように女性が動きやすいのと、ファッション性が流行の理由です。 夏は着物を薄地にし、首周りを解放し、放熱していました。 将軍家康の政策で綿の栽培が盛んになったため、 冬は厚地の着物や綿入り着物を着たり、下着や上着の重ね着をしたり、 首周りを閉めたりして体温低下を防いでいました。 江戸中期には防寒用の綿入り半纏(はんてん)が広まったそうです。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?stype=1&dtype=0&p=%A4%B7%A4%DE%A4%C0%A4%DE%A4%B2 また、火で焼いて温めた石を布で包みカイロとして使っていました。 この石を「温石(おんじゃく)」と言い、懐石料理の「懐石」の語源です。 江戸中期には庶民の間でも入浴の習慣が広まり各地に温泉宿や銭湯が作られました。 風呂で体を温め、また体を清潔に保ち風邪や伝染病を防いでいました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%90%E7%9F%B3%E6%96%99%E7%90%86 首周りには温感センサーが多数あり、首、肩が冷えると 脳から手足の血管を縮め血液を胴体に集中させるように指令が出ます。 これが手足の冷えの原因になります。 しかし逆に、血液を胴体に集中させることで体温低下を少なくし、 手足の指を凍傷で失っても生存率を高める効果が有ります。 また同時に、白血球の増殖が盛んになり病原菌の侵入に備えるようになります。 冬に首を冷やすと体温が低下しやすくなるため、 風邪に感染する可能性は高くなります。 同時に体内では気温の低下を感じ取り、 細菌への抵抗力を強化させます。 冬に厚着をすると風邪はひきにくくなるのですが、 体の細菌に対する防衛能力はそのままなので、 いったんインフルエンザに感染すると重症化する可能性も高くなります。 年配者ほど病気に対する抵抗力は低くなりますが、 子供は年配者より抵抗力が高いですよね。 「子供には冬に厚着をさせるな。」と言うのは、 子供の抵抗力を高めるための経験から基づく先人の知恵なのです。 >首を出しているとカゼをひきやすいのでしょうか 上記理由で答えは Yes であり、No でもあります。

noname#104076
質問者

お礼

丁寧な回答どうもありがとうございます! やはり生活の上で髪は上げていたほうが何かと便利なのですね。 また、女性はいつの時代も流行物が好きなのだなあと思わず笑ってしました。 首は体温調節や免疫力において、とても大事なところなのですね。

その他の回答 (3)

  • simakawa
  • ベストアンサー率20% (2834/13884)
回答No.3

首を温めておくことは喉の保温に良い事です. かぜを引くのはあくまでも,のどにかぜウイルスが付着して,喉の温度が低くなる,乾燥するとウイルスが増殖をします. ですから喉を保温しておくことはウイルスが付着したときの増殖予防に効果あるのです.寒いからかぜを引くのではありません. タートルネックやマフラーは喉の保温に効果ある訳です. マスクをして,喉の保温と保湿をする事がかぜを防ぐのに効果あるのです.そしてうがい,手洗い,顔洗いがウイルスを撃退するのに効果ある訳です.  昔の人は経験上,首を冷やしてはいけないと分かっていたんですね.

noname#104076
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます! 喉の保温を疎かにしていると風邪にやられる、という考え方なのですね! 首から風邪が入ってくるといわれる所以が少しわかりました。ありがとうございました。

  • ucok
  • ベストアンサー率37% (4288/11421)
回答No.2

ど素人ですが、自然にこう考えます。 髪を結ったのは、単に動きやすくするためと、絡まないようにするためと、清潔と(昔はめったに洗髪できなかった)、江戸時代には髪型によって身分を表すためでしょう。「伝統的な文化に太刀打ち」どころか、もともと平安時代は長く引きずっていたのを、わざわざ結い始めたのですから、結ったほうがいい理由があったのだと思います。 どうせ髪が長くたって、首の前面を覆えないのは伸ばした経験のある人なら誰もが知っているし、覆うために無理に巻きでもすれば、簡単にほどけず温度調節ができないため、かえって風邪を引きやすいと思いますよ。だいいち、頭巾は昔からありましたし、のちには襟巻きが一般化されましたよね。 で、首が出ていると風邪を引きやすいかどうかは分かりませんが、覆っていたほうが断然に暖かいですよね。それに、頚椎って結構、かなめですから、そのあたりも関係しているのかもしれません。

noname#104076
質問者

お礼

なるほど… 活発に動く上で、長い髪はジャマですよね。 とても納得のできる回答をどうもありがとうございます!

回答No.1

東洋医学も何も学んだわけではありませんが、生まれてこの方、首まで髪を伸ばしたことは一度もありません。^^ もうここ5年くらいは風邪のために会社を一度も休んだことはありませんよ。

noname#104076
質問者

お礼

回答どうもありがとうございます! そうですよね、私自身も長い間ショートカットでしたが風邪はあまりひいた覚えがありません(^^; 風邪をひくのは必ずしもショートカットの人というわけではないですよね。

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