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quoique 接続法、とquoique 直説法 

quoique 接続法、と quoique 直説法 とでは、使い方の違いがよくわからないのですが、 辞書の例文を観察すると、前者はすべて文頭に使われ、後者はそうではないようです。 使い分けを教えてください。

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  • Parismadam
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回答No.3

こんにちは。「-:ダッシュ」がついて再登場ですね。 ご質問1: <quoique 接続法、とquoique 直説法 とでは、使い方の違いがよくわからないのですが、> 1.quoique+接続法: (1)現実と異なる事実を仮定して述べる場合に使います。 例: quoiqu’il soit une femme, 「たとえ彼が女だとしても」 彼は女ではありませんから、事実に反し、接続法を使います。 (2)また実現の可能性が低い場合に使います。 例: quoiqu’il puisse reussir, 「たとえ彼が成功できるとしても」 接続法を使っていることから、話し手の主観には「彼は成功できる可能性は少ない」という思い込みが働いています。 2.quoique+直接法: (1)現実に即した事実を譲歩的に述べる場合に使います。 例: quoiqu’il est riche, 「彼が金持ちでも」 「彼は金持ちではあるが」 ここでは、「彼は金持ち」という事実が存在します。 (2)また実現の可能性が高い場合に使います。 例: quoiqu’il pourra reussir, 「彼が成功できる見込みはあっても」 「彼は成功できるだろうが」 直接法を使っていることから、話し手の主観には「彼は成功できる可能性は高い」という思い込みが働いています。 ご質問2: <辞書の例文を観察すると、前者はすべて文頭に使われ、後者はそうではないようです。> 1.quoique+接続法が文頭で使われる理由: (1)quoique+接続法は、現実に反する、または実現可能性の低い事柄を「仮定」「想定」する表現であるため、話法としてそうした仮定条件を文頭に持ってくるのが一般だからです。 (2)つまり、そうした現実に反する仮定条件を持ってくるのは、その条件を効果的に使って、主文を強調しているからです。 例: 「たとえ太陽が西から昇っても、決心は変わらない」 =「どんなことがあっても、決心は変わらない」 (3)この文を、文末に条件節を持ってくると、その強調が薄れるのです。 例: 「決心は変わらない。たとえ太陽が西から昇っても」 言いたいことは同じですが、文頭に条件節を持ってきた方が、相手の聞き耳を立たせる効果=注意度が高まります。 2.1.quoique+直接法が文末で使われる理由: (1)quoique+直接法は、現実に即した、または実現可能性の高い事柄を「譲歩」の条件として、「ただし~ではあるが」という、主文を補う補足説明のように使われることが多いからです。 例: 「彼とは結婚しないわ。確かに金持ちだけどね。」 ここでは「金持ちである」という事実を鑑み、それで100歩譲ったとしてもという譲歩構文を後に持ってくることで、主文の「結婚しない」決意を強調しています。 (2)つまり、主文に重点が置かれるので、主文を立てるために、譲歩した文は付け足しとして後回しされるからです。こちらも、譲歩文を後回しにすることで、前文の主文を強調しているのです。 例: 「私は彼が犯人だと思う。いくら判決が無罪でもね」 無罪なのは事実でも、犯人だと思う断定を強調するため、事実を後回しにしているのです。 (3)この文を、文頭に条件節を持ってくると、主文の強調が薄れるのです。 例: 「彼は金持ちだけど、結婚はしないわ」 「いくら判決が無罪でも、私は彼が犯人だと思う」 言いたいことは同じですが、主文が後にくると主張の効果が薄れます。 3.なお、仏語口語では、quoique+接続法が、「万一~したら」という可能性の少ない仮定法の意味で使われることがあります。 例: Je pourrais me marrier a lui quoiqu’il soit riche. 「彼が金持ちなら結婚してもいいんだけど。」 ここで本当に言いたいことは 「でも実際は金持ちでもなさそうだし結婚はありえないわね」 という本心が隠れています。 主節では条件法現在が使われています。このようにquoique+接続法を使うことによって、実現可能性の低いことを仮定しています。 以上ご参考までに。

hachioshi-
質問者

お礼

脱帽の一言です。二言目には、こんなチンピラ野郎にこんなにもわかりやすく親切な回答をいただくなんて、てっぺんがくずれるような驚きです。本当にありがとうございます。

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その他の回答 (2)

noname#47281
noname#47281
回答No.2

quoiqueは普通は接続法を取ります。直接法は本来は誤用ですが、直接法も多く使われる傾向にあります。特に、同じラテン系でもスペイン語やイタリア語では同様の譲歩節では直接法を用いるので、その影響もあるかもしれません。

hachioshi-
質問者

お礼

本来は直説法は誤用なんですか、知りませんでした。誤用から正用になる過渡期はどんなものなのでしょう。ご活躍をお祈りします。

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回答No.1

hachioshi- さん こんにちは ある一面ではいい辞書ですね quoique+接続法が、文法に従った用法です そして、+直説法や条件法を用いるのは 所謂、文法からの脱却です 時にそれを 現実性の強調とか、起こりうる確実性が 高い時などと、説明されることがあり ● l'indicatif pour marquer la realite, ou le conditionnel pour marquer l'eventualite... ある一面、いい辞書と申しましたのは 時として、quoiqueが単なる接続詞として et pourtant として利用されるから このときは、前文につなげていますので 文頭になるのは、稀となります 以上です

hachioshi-
質問者

お礼

なぁる、接続法の用法では bien que と同じ意味で、 直説法か条件法のほうでは mais と同じ意味なんだ。 よくわかりました、感謝いたします。 いい年末をお祈りします。

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