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寸止め空手という呼び名

noname#45430の回答

noname#45430
noname#45430
回答No.1

 私は他武道ですが、極真空手に知人がいるので少しコメントします。  極真空手側からは、他武道・他流派への批判はほとんど出て来ません。特に「○○は弱い」と言う発言は聞いたことがありません。おそらくは彼らが「強さ」に尊敬の基準を置き、自分が少しでも強くなるためには、どんなものからも吸収してやろうという貪欲さの現れだろうと思います。  欠点をあげつらうより、まず長所を見抜いて採り入れるべきという合理的思考の持ち主が多いのでしょう。「教えてGoo」の他の質問でも、「自分が強くなるためには、極真空手では不十分だと痛感するので、他流派を習いに行きたいがどうか?」と言う類の質問が散見されます。  某世界大会常連の選手経験者は、極めて腰が低く、年長者に対する礼節にはすがすがしいものがあります。支部長としても、その事務処理の早さには目を見はるものがありました。武道家以前に人間として尊敬致しました。  もし極真空手家で伝統空手を馬鹿にする者がいたなら、「彼は極真空手の中では弱く、対外的には団体の強さしか自慢するものが無い、かわいそうな人だ」と思えば、まず間違いないでしょう。  寸止め空手を蔑視するのは、大半がフルコン派でも伝統派でもない部外者だと思います。野次馬に惑わされないことです。  80歳まで後進に胸を貸せる空手家はほとんどいません。大半が体力の衰えのまま50過ぎで動けなくなってしまいます。年齢を乗り越える修行の方法を知らず、生まれ持った体力のみで空手を続けてきたからです。年齢を乗り越えて動き続ける事の出来る質問者の師範に学ぶことはたくさんありそうです。  私の属している武道を省みるとき、「俺の団体は強い」と言い始めた途端、堕落が始まるように思います。  私の所属団体も昭和30年代頃までは実戦の強さを唱っていたのです。ところが急速な拡大にノウハウの承継が伴わず、モラルが荒れていくと共に組み手もどんどん弱くなっていきました。その時に頻繁に口に上ったのが「うちの団体は、本当は強い。本部は強い。」だったのです。  組み手は確実に弱くなっているのに、「強いというプライド」だけが残り、道場内で他の奴に怪我をさせることで強さを誇る道場内名人がたくさん生まれてしまいました。その結果モラルは崩壊し、年長者への礼節など欠片もない若者が闊歩し、「怪我をさせても、先生が『怪我をした方が未熟』と覆い隠してくれるので、サンドバッグ代わりに他人を怪我させ放題で楽しい。他ではこんなことは許してくれないから来てやっている。強さはよそで勉強している。」という連中が増えています。  中には、「当団体の大会には一度も出場したことがないが、フルコンの大会には何度も出たことがある」と言うのを自身のHP上で自慢する馬鹿も出て、それをまた本部が承認しているという笑えぬ話すら出て来ております。  このような、悲惨な経路をたどらぬように、ご忠告申し上げます。

keukegen
質問者

お礼

的確かつ冷静な御回答ありがとうございます。 本当に強いフルコンの選手は他流派を尊重し、又貪欲に他流派の 良い所を学ぼうとする姿勢が分かりました。 本当に強い者は、身体能力の強さだけではなく、精神的にも強い者と言う事になりますね。 >極真空手家で伝統空手を馬鹿にする者がいたなら、「彼は極真空手の中では弱く、対外的には団体の強さしか自慢するものが無い、かわいそうな人だ」と思えば、まず間違いないでしょう。 この言葉に目が覚める思いです。 最近の風潮として格闘家の中には自分の強さをやたら誇示する人が多く感じます。これはテレビ向きのK-1などの試合前のやたら挑発的なコメント にも現われているのではないでしょうか?これはこれでマスコミ、大衆向けのリップサービスの一つですが、これが分からない者は中途半端に影響されるのではないでしょうか。 部外者の戯言には惑わされない事が重要と理解しました。 >「俺の団体は強い」と言い始めた途端、堕落が始まるように。 本当にそうだと思います。何かしっくりしない事が分かってきました。 他流派を馬鹿にするのはやはり精神的にも肉体的にも中途半端な人なのですね。稚拙な例かもしれませんが「うちの父ちゃんは一番強いんだぞ!」 と虚勢を張る子供のような・・・。では「お前はどうなんだい!」と突っ込みを入れたくなりますよね。 私的には真の武道家、本当に強い者は謙虚なのではないか思います。 と言いますか、その様な武道家に男として本当に「惚れます」。 nirenbouさんの冷静な目で自分の所属する団体を見る目に感激しました。 ありがとうございました。

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