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トランジスタ回路の考え方

初歩的な質問ですみません。 エミッタフォロアの基本回路を勉強していたのですが、 次のように考えていけばよいのでしょうか? ・交流信号が一切入っていないとき、直流回路として回路を見る。 ・交流信号が入ってくるとき、回路上の全ての直流の電位を0としてしまい、  コンデンサ部分を短絡したと考えて、交流の伝播の仕方を考える。 ・最後に直流のときと交流のときを重ね合わせる。 よろしくお願いします!

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回答No.2

 動作を等価回路などで理解したり計算する場合はそれで良いと思いますが、それでは実際の動作の理解は難しいでしょう。 >・交流信号が一切入っていないとき、直流回路として回路を見る。  これが、基本となります。  トランジスタの静特性であり、バイアス回路となります。 >・交流信号が入ってくるとき、回路上の全ての直流の電位を0としてしまい、 コンデンサ部分を短絡したと考えて、交流の伝播の仕方を考える。 >・最後に直流のときと交流のときを重ね合わせる。  ここは、交流信号が入ってきた時に、時間を追って直流電圧や電流がどのように変化するかを考えた方が動作的な理解は良くできます。  この時、トランジスタの動作もですが、抵抗、コンデンサの動作等も理解する必要があります。  例えば、代表的なエミッタフォロワー回路で言うと、コンデンサを介して交流信号が入力されると(電圧が上がる方向とする)、  コンデンサの入力側の電圧が上がります。 →コンデンサの両端の電圧は急には変化しませんので、その上がった分だけベース電圧が上がります。 →ベース電圧が上がったことにより、ベースエミッタ間電圧が上がりベース電流が増え、そのベース電流のhFE倍の電流がコレクタ-エミッタ間に流れます。 →すると、エミッタ抵抗に流れる電流が増えるためその分エミッタ電圧が上がりベースエミッタ間電圧が下がります。(これを負帰還という) →上記のような動作になり、ベース電圧が上がった分だけエミッタ電圧が上がった状態でつりあいます。下がる時も同じように動作します。  そのため、エミッタ電圧は入力電圧と同じになります。  つまり、正位相の電圧利得1の特性となります。

Skynetwork
質問者

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詳しいご説明ありがとうございます。 なかなかまだ頭のほうが回路についていけないのですが 慣れるようにしたいと思います。 少し電子回路が理解できてきた気がします。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

トランジスタ増幅回路の一般的理解としてはそれでいいと思います。エミッタフォロワに限れば、出力電圧=入力電圧-約0.6V と考えれば済みます。 どういう場合も、0<出力電圧<電源電圧 となります。

Skynetwork
質問者

お礼

本を読んでいて、著者がどうしてあれこれ簡単に見積もっているのか 最初良くわからず、直流と交流を別々に考えるのかな? とふと思い立ちました。 ありがとうございます。

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