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浴衣はなぜ廃れないのか?

浴衣に興味を持ち、最近浴衣について少し調べてみました。 江戸時代頃庶民の間で風呂上りに着用されていた浴衣ですが、染め方の関係で一度廃れかけたそうです。 しかし現在は夏の風物詩のようになっています。 そこでちょっとした疑問が。なぜ浴衣は現在も人々に愛用されているのでしょうか?また浴衣は本来室内着だったはずなのに(江戸後半には夜に外で着用することもあったらしいが遊び人が着る認識だったそう)なぜ外に着ていくおしゃれ着という認識になったのでしょう? 振袖などの着物は日本の伝統的な衣類として現在も残っているのはわかります。 浴衣は安価なものが出たり、ブランド浴衣が出たり、着付けが楽に出来るものとか、ミニスカートのような変形浴衣などが出たりと日本の伝統的なものとして残ってきたというイメージではないような気がします。 ちょっと質問の内容がわかりにくいようにも思えますが、浴衣がなぜ現代まで廃れず残っているのかを知りたいです。流行、和のブームといってしまえばそれまでのような気もしますが。。 よろしくお願いします。

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回答No.1

日本の伝統的なものとして 比較的、一般の方に着ていただけるものとして残っているのだと思いますよ(^^) 一言に「着物」といっても十二単が今現在の形の着物になる過程がありますよね 伝統や歴史はどの部分を切り取っていくかで、見方が変わりますし 茶道ひとつ取っても、元々は武士の教養として始まったものが、現代は女性の教養として学ばれる方が多いのではないでしょうか つまり形を変えて、より広い層に受け入れられたものが残っていくわけです そうした中で淘汰されていく「着物」を残していこうと、業界などが和ブームを起こし あるいは若い女性の間で自然発生的に「着物」を着る方が増え 中でも、比較的自力で着ることのできる(着る技術、価格、メンテナンスのしやすさ等など)浴衣がアピールされているのではないでしょうか 私はどちらも着ます 外国の方は「着物」と「浴衣」の区別がつきにくいけれど「日本の伝統的な着るもの」として喜んで下さいますよ もうひとつ「ゆかた」の語源が湯帷子(ゆかたびら)からきているのご存知ですね? 湯帷子は麻でできており、透けるものでしたが 時代がかわり綿で作られるようになって染めもかわりました 透けずに湯上りに着られることが出来るようになり、自然と外できることに抵抗がなくなってきたのではないでしょうか キャミソールも昔は下着と分類されるものでしたが、今では普通に着ていらっしゃいますね 文化というものは時代とともに姿をかえて受け継がれていくものなのだと思います

lartan00
質問者

お礼

お礼遅くなってしまい申し訳ありません。 わかりにくい質問に丁寧な回答ありがとうございます!! 一般の方に着ていただけるものとして残っている伝統のもの…確かにそうですね!いろいろな例をあげていただきわかりやすかったです。 文化を残していくために姿をかえて受け継がれてきたものなんですね。 すごく納得させられました!どうもありがとうございます!

その他の回答 (1)

noname#61653
noname#61653
回答No.2

少々難しいご質問ですね。 <浴衣がなぜ現代まで廃れず残っているのか… 早い話がもっとも気軽な和服だからです。 時代が変わっても和服を着たいと思う日本人は老若男女問わず結構いるものです。 日本人としてのDNAなのか郷愁なのか流行なのか、それは様々な理由からでしょう。 現代の日本人が和服を経験する機会のある場と言えば、七五三、成人式、そして夏祭りの浴衣です。 七五三や成人式の着物は誰でも持ってるという物でもなく、日常に気軽に着るような物でもありません。 しかし浴衣なら安価で気軽に手が出せます。 かつては入浴用、風呂上がりの着物、室内着、寝巻き、であったのが、この21世紀においては「イベント着」となって残っています。 風呂上がりに近所のお祭りにひょいと出かけるにふさわしい浴衣が唯一、外出着として許されたいきさつから、「お祭り」=「イベント」と解釈され(?)今では学園祭をはじめとした色々なイベントで登場するようになったのでは。 また、着物好きの間でも暑い夏には着物を敬遠する向きが多いなか、浴衣なら家庭で洗える気軽さから汗を気にせず着られ、ちょっとあらたまった外出着としての用途も有されるようになりました。 昼間から浴衣で外を歩くのは少し前まではマナーにかなってませんでしたが、今やそんなうるさい事を言う人もいません。 そんなふうに臨機応変に、かつ気軽に、和の文化に触れられる存在として浴衣は市民権を得ているんではないでしょうか。 時代とともに求められる役割が変化するのは当然のこと。 伝統として残ったというよりは現代のニーズに合ってるから残っているんだと思います。 しかし1セット数千円の浴衣もどきはともかくとして、昔ながらの手染めを行ってる工房においてはやはり伝統の技の継承となっているのに他なりません。 伝統は古いままでは残りません。時代に合わせて更新可能なものだけが残ります。 浴衣はその最たるものだと思います。

lartan00
質問者

お礼

お礼遅くなってしまい申し訳ありません。 答えにくい質問に丁寧な回答をどうもありがとうございます。 >時代が変わっても和服を着たいと思う日本人は老若男女問わず >結構いるものです。 そうですね、私の母も和服を愛用しています。 若い人が和服を着たいと思ったときに一番手軽に始められるのが浴衣かもしれませんね。 家庭で洗えるといったことなどは考えていませんでした!確かにそうですね、そういったことから外着として着用されるようになったのですね。 >臨機応変に、かつ気軽に、和の文化に触れられる存在として >浴衣は市民権を得ている >時代に合わせて更新可能なものの最たるもの まさにその通りだと思います。 浴衣が時代とともに姿を変えながら残ってきたというのは必然なのかもしれませんね。 とても参考になりました。詳しい回答ありがとうございました。

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