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単純未来と意志未来のwill
I wonder how long she will stay there.・・・(1) Do you know when Masao will come.・・・(2) (1)と(2)のwillは単純未来で訳せばいいのでしょうか。それとも意志未来でしょうか。どっちでとらえてもOKですか? 単純未来なら (1)=彼女はそこにどのくらいとどまるかしら。 (2)=あなたは正男がいつ来るか知っていますか。 意志未来なら (1)=彼女はそこにどのくらいとどまるつもりなのかしら。 (2)=あなたは正男がいつ来るつもりなのか知っていますか。 で合ってますでしょうか? どっちでもいいような気がしますが、どっちなんでしょう? 簡単でもいいのでご回答ください。よろしくお願いします。
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イギリス英語とアメリカ英語では、shall/willの使い分けはかなり違ってきます。ここでは標準的なアメリカ英語でお話します。 I wonder how long she will stay there.・・・(1) Do you know when Masao will come.・・・(2) この「will」は「単純未来」、「意思未来」のどちらでも解釈可能です。ただ実際の発音を聞けばどちらの意味で用いられているかがすぐに判断できます。 単純未来とは「そのときになれば自然とそうなる」という単純な時間の流れにともなって何かが行われる意味ですが、この場合「will」は弱形発音となりアクセントがありません。だから「she'll」のような短縮形を取ることができます。 意思未来は「will(<古来名詞の「意志」という意味が最初にあった」にはっきりした意味を持たせますので、決して短縮形にならず、willにもストレスを置いて発音します。 文字の上だけからは話者(筆者)がどちらの意味で用いているかは不明ですが、アメリカ英語に置いては普通、単純未来であり、特に意思未来の場合はそれを明確にするため「will」をイタリック体にして「ストレスを置いて発音する(=すなわち意思の用法である)」ことを読者に伝える表記上の工夫をすることが多いです。 ------ 単純未来なら (1)=彼女はそこにどのくらいとどまるかしら。 (2)=あなたは正男がいつ来るか知っていますか。 意志未来なら (1)=彼女はそこにどのくらいとどまるつもりなのかしら。 (2)=あなたは正男がいつ来るつもりなのか知っていますか。 で合ってますでしょうか? ----- はい、まったくおっしゃる通りです。とてもこなれた自然な日本語となっており素晴らしいと思います。 この意思の用法は、本来意思をもてない「物」を主語にしても用いられ、その場合は「まるで生き物として意思を持っているかのように」という比ゆ表現となります(これを「性質」と呼ぶこともあります)。 The door won't(will not) open.(ドアがどうしても開いてくれない) アメリカ英語でshallは一部の限られた用法にのみ用います。 He shall come.といえば「話者の意思」の用法であり「彼に来させるぞ」を表します。 I will give it to you.(あなたにそれをあげる)という英文を「横柄な口調」で言う場合、「I(私)」をあえて言葉に出さず(それが横柄な響きを生む)、 You shall be given it.(それはお前にくれてやる) といったりもしますが、これも「話者の意思」です。 Shall I do it?(それをしましょうか?) Will I do it?(私がそれをするの?) このような区別もあったりします。 時にイギリス英語とアメリカ英語でwill/shallの意味合いが逆転するケースもありますが、過去30年以上にわたり、will/shallの使い分けで迷ったり、失敗したことは一度もありません。上記の基本さえしっかり抑えておけば大丈夫かと思います。
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- Parismadam
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No.1です。お返事を有難うございます。補足質問にお答えします。ちなみに、イギリスでの生活経験からイギリス英語の立場から解答致します。 ご質問: <つまり主語が3人称の場合、助動詞willは通常意志未来になるが、単純未来で訳するのも間違いではない、ということでいいですね?> それで結構です。3人称単数+willが必ず意志未来になる、と限定する必要はありません。 1.ただ、主語が3人称の場合、単純未来のニュアンスを出したい場合は、意識してshallを用います。つまり、shallには「意志が働かない」用法があるのです。 2.そこから、3人称の主語+shallには、本人の意志ではなく、話し手の意志という用法が存在します。(2人称you+shallにも同じ用法があります)しかし、このshallは主体の3人称にとっては単純未来でしかないのです。 例: He shall come. =I will send him. 「彼に来させましょう」とは「私が彼を遣りましょう」と話し手の意志を表しますが、Heにとっては「単純未来」の用法で使われています。 3.また、その予定が単純な「予定」と、意志を持った「予定」では、ニュアンスも異なってきます。 例: He shall come to Japan. では、話し手の意志はあっても、彼の意志と関係なく「彼は来ることになるだろう」と、彼にとっては単純な予定になっています。 He will come to Japan. では、彼が来日する「心づもり」「準備」ができていることが、このwillからわかり、単純未来の予定、というよりは、意志を持った予定になると言えます。 4.以上、単純未来・意志未来の区別は文脈にもよりますが、ご質問文の場合だと、単純未来をはっきり出すなら、英国ではshallを使うのが一般ですので、前後文脈のない状況では、3人称+willと明記されていると、自動的に「意志未来」に分類することになります。 5.また、天気、寒暖、距離などを表す形式上のItは、「意志」の用法はありませんので、自動的に「予定」を表す単純未来になります。 例: It will rain tomorrow.(天気) It will be colder next month.(寒暖) 以上ご参考までに。
お礼
回答ありがとうございます。NO2さんはアメリカ英語で、Parismadamさんはイギリス英語・・・道理でちょっと何か話が食い違うな~と思いました。今までその違いなんて別に考えなくてもいいや、なんて安易に思っていたらこんなところで相違が出てきました。うーん、反省。覚えなくてはいけないことがたくさんあるなと改めて感じました。でもめげずにがんばらなくては。今回もためになる助言、ありがとうございました。
- round_st
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>主語が3人称の場合、助動詞willは通常意志未来になる、ということでいいですね。(異見があればご指摘ください) It will rain tomorrow. itは3人称ですが、このwillは単純未来です。 アメリカ英語の場合、主語がなんであれ、willは基本的に単純未来と考えてください。 Shall I/we...?<しましょうか?(意思未来) のようにむしろ主語が1人称で疑問文になっているときくらいが、shallの使われる典型です。(あとは「話者の意思」の用法が目立つ程度でしょうか) 主語な~だから、とかの「外見」や「形式」から考えるのではなく、常に文脈を踏まえて自然な意味をくみとるようにすることが重要です。
お礼
回答ありがとうございます。単純未来と意志未来のことを区別して考えるようになったのは最近になってからです(^^ゞ。辞典をしっかり意識してみるとちゃんと1人称、2人称、3人称それぞれに単純未来、意志未来が書いてありました。文脈を踏まえて意味を汲み取ることが大事・・・会話のない辞典との格闘では忘れそうですね。でもこれからはそれも意識して勉強していきたいと思います。ありがとうございました。
- Parismadam
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こんにちは。 ご質問1: <(1)と(2)のwillは単純未来で訳せばいいのでしょうか。それとも意志未来でしょうか。> 意志未来になります。理由は以下の通りです。 1.主語が3人称の場合、助動詞willは通常意志未来になります。 2.では主語が3人称の場合、単純未来を表すにはどうするか。それは、助動詞shallを使うのが一般です。 例: She will come.「来るつもりだ」 She shall come.「来る予定だ」 ご質問2: <単純未来なら~意志未来なら~で合ってますでしょうか?> ご質問文にある和訳でだいたい合っています。 1.単純未来とは、「予定」になりますからそれぞれ (1)「~どのくらい滞在する予定かしら」 (2)「いつ来るか知ってますか」 ぐらいの訳出で結構です。 2.意志未来の訳し方は、ご質問文にある通り「つもり」で結構です。文脈によっては「~したい」「~したがっている」と強い願望で訳すことも可能です。 以上ご参考までに。
お礼
いつも回答ありがとうございます。<m(__)m> NO2さんの意見も参照すると、つまり主語が3人称の場合、助動詞willは通常意志未来になるが、単純未来で訳するのも間違いではない、ということでいいですね?(違ってたら指摘お願いします) 早く文法を身に付けてすらすらと解読できるようになりたいものです。今回も本当にありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 >文字の上だけからは話者(筆者)がどちらの意味で用いているかは不明ですが、アメリカ英語に置いては普通、単純未来であり、特に意思未来の場合はそれを明確にするため「will」をイタリック体にして「ストレスを置いて発音する(=すなわち意思の用法である)」 とありますが、 >アメリカ英語に置いては普通、単純未来であり というのは、イタリック体ではない普通の表記だとwillは普通、単純未来で訳してもいいけど、NO1さんの意見も参照すると、主語が3人称の場合、助動詞willは通常意志未来になる、ということでいいですね。(異見があればご指摘ください) 非常に参考になりました。ありがとうございました。