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「のぞむ」の共通語アクセント

kimosabeの回答

  • kimosabe
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回答No.2

私の手許にある 『日本語発音アクセント辞典 改訂新版』(NHK編、昭和60年6月第1刷発行) には、解説・付録の70ページ以降に「共通語のアクセント」があります。 112ページには「新旧アクセント対照表」というのがありまして、 3拍語の最初の一群に「望む」がでてきます。 この表はなかなかおもしろいです。 すでにお読みになっていたら、「ごめんなさい」です。

aoneko
質問者

お礼

私は平成10年4月第1刷発行のものを持っているのですが、 ご指摘の「新旧アクセント対照表」の項を見逃しておりました。 非常に助かります、ありがとうございます! 「付録」-「解説」-「共通語のアクセント」-「第7章・古いアクセントと新しいアクセント」のところですね。 (新版では216ページに記載されていました) この表は、アクセントの型そのものの変化ではなく、 現在東京でどういう単語がどんなふうに変化しつつあるかという、 東京アクセントの代表例をとりあげたものだそうです。 たとえば「望む」のアクセントはかつて「の『ゾム』」と発音されていましたが、近頃は「の『ゾ』む」と発音されることがある。 でも新しいアクセントはまだこの辞典には掲げていませんよ、と書いてありました。 他にも3拍語で「望む」と同じタイプのものを抜き出してみました。 これらはみんな「○『○○』」(平板式)と発音されますが、 「○『○』○」(起伏式中高型)と新しいアクセントも存在するものです。 A)「望む」「赤い」「厚い」「暗い」=古いアクセント「○『○○』」のみ辞典に掲げられている B)「糸屋」「乙女」「怒る」「足袋屋」=新しいアクセント「○『○』○」のみ辞典に掲げられている C)「桶屋」「お鍋」「お針」「勇む」「出会う」「見入る」「見込む」=新旧どちらも掲げられている B群がかつて平板式で発音されていたとは!?驚きでした。 この表をずらっと眺めていたら、 「え!?こんな新しいアクセントがあるのん?納得でけへん~」と思うのもあったり、 「え!?昔はこんなアクセントやったん?納得でけへん~」と思うのもあって、 我ながら苦笑いしてしまいました。^^; ただ、A群の例が「望む」を除いてみな形容詞というのが残念です。 若い人たちは、A群のように平板型形容詞の終止形を中高型に発音する傾向があるそうですが、 彼らもそれらの活用形のアクセントは依然として平板型のままなので、 編集者の方も中高型のアクセントは示さないことにした、と書いてありました。 「望む」もこの法則にしたがって変化しているのかなぁ? 辞典の版を重ねるにつれて、この表が一番変化しているのかもと思いました。 今度新しい版が出たら買わなきゃ。(笑)

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