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どうして江戸時代の文学では女は決まって井戸か川で自殺するの?

どうして江戸時代の文学では女は決まって川の中か井戸の中で自殺するのでしょうか?男が井戸に飛び込んで自殺する話は聞いたことがありません。

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noname#107878
noname#107878
回答No.5

 #3です。お礼有難うございました。ところで、[なぜ懐に石を偲ばせるのでしょうか.......]、つまり、水の中で身体が沈んでしまい、浮き上がらないように.....ということなのでしょう。本当にそうなるとも思えませんが、まあ、心中を決意しながらもこの世に幾分かの未練も......といった思い入れたっぷりの所作として、お芝居などではこうしたシーン、よく見ます。  

Audrey_Carville
質問者

お礼

Janvier さん、回答ありがとうございました。あなたの回答は文学カテでよく見ます。とても参考になります。 「死体を語る」の著者は東京都の監察医だった人ですが、その姉妹本に、たとえ石などで重りを死体につけて浮き上がらないようにしたとしても、死体が腐敗しガスが出るので、たいていは浮き上がってくるそうです。よほど重いおもりでないと浮き上がるそうです。すごく面白い本でした。

その他の回答 (4)

  • gbrokk
  • ベストアンサー率26% (146/541)
回答No.4

余談ですが明治・大正時代でも女性が井戸で自殺するのが自殺の手段として一番多かったそうです 樋口一葉の小説にも出ますし俳人・山頭火の母親も井戸で亡くなりました、警察の記録では枚挙に暇ありません 井戸は最も身近な存在ですし首吊りは見苦しい、鉄道自殺は恐ろしい、猫いらずの服毒は苦しいなどの理由でしょう 又、昭和の初めに三原山の噴火口への投身が年間に数百人あったとか、ほとんどが女性だったそうですがこれは人真似でしょう

Audrey_Carville
質問者

お礼

皆さん勉強になりました!

noname#107878
noname#107878
回答No.3

 そう言われてみるとそうですね。べつに詳しいわけではないけれど、ここにはやはり一種の美学といったものと、そこから出た約束事があったのではないでしょうか。  つまり、今日のレポーターのコメントのように、自殺に至る経緯もさることながら、死に方....といったことまでも、これでもかこれでもかと、その凄惨さをリアルにえぐり出す......といったことは、まだまだ世の中が穏やかだった江戸時代では考えもしなかったことなのでしょう。  もうひとつのご質問へのお答えと重なりますが、近松ものなど物語や舞台、あるいは文楽といったものでは、心中に至るまでの悲劇がストーリーの中心であり、そして、いかにも涙を誘うような愁嘆場をいささかのロマンチシズムを加えながら演出する.......、となればやはり、一般庶民の女性は入水自殺、男女ふたり連れなら差し違え、男性なら首吊り自殺、武士階級の女性なら脇差でノドを突くとか.....と、ある決まった死に方で表現するだけで十分だったと考えてはいかがでしょう。つまり、それ以外の死に方でリアリティを盛り上げる必要も無かったし、それ以上リアルで凄惨な死に方の表現までもは、当時の作者も観客も求めていなかった.....ということではないでしょうか。  ではなぜ女性は入水自殺......、女性にとって入水自殺だってけっして見栄えのする死に様ではないけれど、松の枝にぶら下がっているというのもなんだかわびしい?、といった、まさか比較の問題でもなさそうですが、入水自殺する直前のためらいとか、懐に石を偲ばせる所作だとか、履物を揃える所作といった、ある種の「直接的ではない無残さ」、それがきっと日本人の心に訴えてくるからではないでしょうか。そして、それは一種の約束事となったのではないでしょうか。あたかも、チャンチャンバラバラの切り合いのシーンでもけっして血しぶきなどといった必要以上の凄惨さを求めず、切られた俳優はすぐ倒れるかフレームの外に出る....といった約束事があるように。。。。  

Audrey_Carville
質問者

お礼

ふむふむ、そういえばそうかもしれませんね。ところで [懐に石を偲ばせる所作だとか] とはなぜ「石を懐にしのばせる」のでしょうか。 ありがとうございました!

  • root16
  • ベストアンサー率31% (43/138)
回答No.2

想像ですが、江戸時代に書かれた文学は 人口の多い江戸の人向けに書かれたものが多いのではないでしょうか。 とすると、読者が状況を把握しやすい身近な環境を 自殺の舞台として考えたのではないでしょうか。 切腹や心中など、時代背景により書けない内容も後期あったでしょうし、日本文学の伝統として、女性を何かに見立てたりなど 読者にイメージを連想させる手法の一つとして、水がテーマに なっているのかもしれません。

noname#101292
noname#101292
回答No.1

江戸時代の文学というのは、江戸に書かれたものですか、それとも現代に、時代ものとして書かれたものでしょうか。 本当にそういうものが多いとすれば、そのくらいの選択肢しかなかったからではないのでしょうか。 男性なら切腹とかもあったのでしょうけれど。 ただ男性の入水もあったのだろうし、男女問わず首を吊ったり、薬物でという人もいたとは思うのですが…。

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