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天気予報で「東京地方」「大阪地方」と言われるのは何故?

テレビの天気予報で、通常「○○県の天気は…」と言っているのに対し、「東京地方」「大阪地方」といった言葉が使われています。 「東京地方」については、小笠原諸島など、東京都に含まれるが天気がまったく異なる地域があるため、東京都の中でも東京23区やその周辺の市をさして「東京地方の天気は…」と言っていることは理解できます。 しかし、「大阪地方の天気は…」と表現されているのは、同じような理由では説明がつかず、単に「大阪府の天気は…」と言ってもよさそうなのに、なぜなのでしょうか。詳しい方、ぜひ教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • azuki24
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回答No.1

都道府県の天気予報は「府県予報区」ごとに、その予報区名で発表されます。 「府県予報区」は必要に応じて「一次細分区」と、さらに細かい「二次細分区」に分けられています。 大阪府の場合、府県予報区と一次細分区域が1対1で、名称も同じです。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/osaka.pdf ・府県予報区:大阪府 ・一次細分区域:大阪府 ・二次細分区域:大阪市、北大阪、東部大阪、南河内、泉州 ということで、正式には(気象庁では)「大阪府の天気…」と言うはずです。 その範囲は府県予報区の「大阪府」か、一次細分区域の「大阪府」、どちらも同じです。 大雨などの警報は二次細分区域の単位で発表されますが、その場合は「大阪市」と明記されるはずです。 もし、テレビやラジオで「大阪地方の天気…」と言っているとすれば、独自ルールによるものでしょう。 なお、東京都の場合は以下のようなります。 ・府県予報区:東京都 ・一次細分区域:東京地方、伊豆諸島北部、伊豆諸島南部 一次細分区域の「東京地方」には、以下の二次細分区域があります。 ・二次細分区域:23区東部、23区西部、多摩北部、多摩南部、多摩西部 「小笠原諸島」は特定の府県予報区には含まれません。 気象庁本庁の担当する「関東甲信地方予報区」の一部になっています。 全国の府県予報区の詳細は、下記を参照してください。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/index.html

Asakun51
質問者

お礼

たいへん詳しい回答をありがとうございます。 「大阪地方の天気…」というのは、独自ルールですか…。 NHKの土曜日朝の週刊ニュースの中の天気予報で「大阪地方」と言っていたものですから(全国版だろうと考えられるニュース番組で言っていたので)、それが正しい言い方のように思ってしまいました。 東京地方・大阪地方の両方について、とても分かりやすく書いてくださり、本当に感謝いたします。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • moby_dick
  • ベストアンサー率33% (77/228)
回答No.2

考えられていることと逆です。 元々気象は、行政区画とは合わないものです。 その意味で、「地方の」と言う方がより適切です。 (その意味で、全国の気象台は、(東京、大阪など特別な所を除き)「**地方気象台」の名称です。) ただ、「地方の」ではあいまいさなどの問題があり、 「大阪府の」などが使わる訳です。 (逆に、あいまいでないので、少し変になる。) いずれにしても、そのようなことを理解していればよい訳。

Asakun51
質問者

お礼

なんだか「目からウロコ」です。たしかに、気象は行政区画ごとに変わるものではなく、その地方の天気というほうが、ごく自然なのかもしれないですね…。ありがとうございました。

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