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フランス人の英語力

暇つぶしの質問です。お時間のある時にでもお付き合いいただければ幸いです。 フランス人は英語が苦手だと言われます。しかし、ドイツ人には英語が達者な人が多いですよね。これは、ドイツ語と英語は同じゲルマン系の言語だからとも言われますが、納得の行かない点があります。一つは英語とドイツ語が同じゲルマン系の言語だと言っても、フランス語とイタリア語の関係よりはかけ離れていて、文法や語彙に大きな相違点が見られます。二つ目は、英語圏の人にとってはフランス語とドイツ語とではドイツ語の方が若干難しいとも言われます。これはドイツ語が絶対的に難しい要素を含んでいるんでしょうけど、逆から考えれば、フランス人がドイツ人よりも英語を学ぶのに不利なわけでもないことになると思います。事実、英語には夥しいフランス語からの借用語があり、この点に関してはフランス人の方がアドバンテージが高いとも言えます。 そこで質問ですが、全般的にフランス人がドイツ人よりも英語が苦手な理由は何だと思いますか?

みんなの回答

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.6

こんにちは。 ご質問: <全般的にフランス人がドイツ人よりも英語が苦手な理由は何だと思いますか?> 理由はたった一つ、それは「発音」です。 フランス人は、他の回答にもあるように、決して英語が特別苦手な訳ではありません。ただ、ヨーロッパでも英語が話せる国民としては、統計結果の下位に位置しています。 これは、ゲルマン語、ラテン語、といった言語の起源とは特に関係ないようです。事実、同じラテン語のイタリア人やスペイン人の方がフランス人より英語を話します。 その理由は、南欧の陽気なラテン気質もあるでしょうが、最初に述べた通り「発音」の違いに、英語を話す難易度が異なるように感じます。 仏語の発音には英語の「R」の発音、「H」の発音が存在しません。英語ではこの2つの発音は不可欠といっていいほど頻繁に登場し、この発音がうまくできなければ英語の流れも悪くなります。 基本的な挨拶「ハロー」が言えず「アロー」になるのですから、気の毒です。勿論英語に慣れた仏人は、すぐに「ハ」が発音できますが、通常英語を使わない人は、「ハ」を発音するのに、意識して喉の奥に力を入れ、並々ならぬ努力をしなくてはいけないのですから(ちょっとおおげさ?)。(これは伊・西語も同様かもしれませんが) 「R」の発音については、イタリア語やスペイン語は、発音の仕方は異なれど、ゲルマン語的な舌を震わせる「ル」の発音が存在し、伊語・西語的発音の英語にはなりますが、意味は通じます。 フランス人は、このゲルマン語的な「R」の発音さえ存在しないので、一生懸命舌を喉の中でくねらせて英語の「R」を発音しなくてはなりません。このRの発音が、かっこつけているようで、ものすごく恥ずかしいようです。だから、英語を話すときは、「芝居モード」に入る仏人も多く見かけます。 つまり、英語は理解できるけれども話すのが「恥ずかしい」フランス人が多いように感じます。フランス人は意外ととてもシャイなのです。多少話せても、発音がまずいために話そうとしない人が多いのも事実です。この点はイタリア人などのラテン系と比べて、reserve「慎重・遠慮がち」な国民だと思われます。 また、フランス人はとてもhumain(人情のある)な国民なので、英語が話せても「自分は英語ができる」というスタンスを見せません。特に英語ができない人の前では。なので、英語は知っていてもかっこいい発音で英語を話すことは、「えらそうで、格好悪い」と思っているhumainな人が多いように感じます。もちろんそうでない人もいますが。 それから、考えられる理由のもう一つに、「米英(資本主義国)と肌が合わない」というのもあるようです。 勿論米国・英国とは深い国際関係もあり、文化なども享受し好きなのですが、何といってもフランスは社会民主主義の国(ほとんど社会主義の国のように思えますが)、資本主義的な考え方(mondialisation)に脅威と嫌悪を感じている仏国民の意識を感じます。 イラク戦争では、ブッシュに「No」と言った数少ない反参戦国のひとつであるフランス。そんな、アメリカとは違う視点から対等の国際的地位を保とうとする姿勢が伺えます。同時に、そんなアンチ・アメリカ的な政治・経済的スタンスが、フランス国民としての自負・誇りになっているようです。 フランス人で「英語を話したくない」「英語を話せなくてもいい」と感じている人は、得てして反資本主義的なpatriote・nationaliste「愛国主義者」に多く見うけられます。つまり、仏人はアメリカを好きなれど、馬鹿にしている、と感じます。 それじゃいけない、と感じた「アンチ・伝統的社会民主主義国フランス」の人たちが、今年、右派のサルコジ-大統領を生み出したのです。サルコジ-派は英語推進派(のはず)ですので、英語の必要性への意識も高まり、英語を話す仏人も多くなってくると期待します。 ついこの間までは、「英語なんて必要ない」といっていたpatriote・nationaliste達の、自国への信頼、自信が揺らぎ始めているのが、フランスの現状です。日本人のように、一度自信を失った方がいいのかもしれませんね。 「理想」ではなく「現実」を見つめる仏国民がどれだけいるかが、英語を話すフランス人の増大、フランスの国の存亡に大きく影響してくることでしょう。 以上ご参考までに。

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ドイツ語の場合、Rの発音は3通りあるようです。一つはスペイン語のような巻き舌で、二つ目はフランスのようのどびこをふるわすのと、最後に英語のような発音です。 >つまり、仏人はアメリカを好きなれど、馬鹿にしている、と感じます。 日本人はアメリカを崇拝していますからね。ここら辺にも大きな温度差がありますね。 >日本人のように、一度自信を失った方がいいのかもしれませんね。 日本の場合は国のプライドまで捨てています。

  • apple-man
  • ベストアンサー率31% (923/2913)
回答No.5

インターネットの普及が英語圏から来たことから、 これはゲルマン民族の逆襲だと言ったフランスの政治家 がいるくらいですから、心理的に英語を避けている という傾向が、フランスの教育にも影響を与えているものと 思います。 フランスに行ったのは、もう5,6年前ですが、 50代以上の年配の方々は英語ができないという より、拒否しているように思えました。 また、売店やレストランなんかでも(パリでの話ですが) 英語よりフランス語使っていたほうが、明らかに 店員の態度が違うと感じることがよくありました。 長距離バスの切符を買おうと列に並んでいたら(これは コートダジュールでの話ですが)、切符を手渡ししている 場合と、カウンターの内から投げて渡している場合があり、 最初は日本人観光客をバカにしているのかと思ったのですが、 私他、数人のフランス語で話す日本には、ちゃんと手渡しして くれました。 また、20代以下と思われる若い世代は、英語が達者な 人たちがけっこういて、分らなくてもなんとか聞いて くれようとする態度が伺えました。 丁度、スターアカデミーというテレビ番組(今でもやて いると思いますが 素人が出る歌番組です。内容は かなり本格的ですが)が盛んなころで、この番組では 英語圏でのヒット曲が沢山出ていました。 >事実、英語には夥しいフランス語からの借用語があり、この点に関してはフランス人の方がアドバンテージが高いとも言えます。 グレートブリテン島を侵略した、ノルマン人が地元の英語を全く 使わず、フランス語で喋りまくっていたので、イギリス人が フランス語を覚えざるを得なかった結果です。 英語圏の古い公式文書が、フランス語の古語であるラテン語で 書かれているのもそんな影響です。 支配者は奴隷の言葉など覚える必要はないという事だったのでしょう。 日本語は、漢字を使い、中国から影響を受けた表現が 多数ありますが、中国、韓国ブームなどが来ても、 英語ほど普及していません。 文法や語彙の近さは必ずしも関係ないということだと 思います。

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • Regnoml
  • ベストアンサー率30% (69/229)
回答No.4

「英語が苦手な」というと「習っているのにうまくできない」という印象を与えますね。もともと学校であんまり英語を教えてなかったのではないでしょうか? (最近は違うのかも。学習英字新聞で恐縮ですが…。) http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/kids/lesson_english/la20050201a1.htm 本当にそうなのでしょうか?ウィキペディアなんぞで見ると、フランス人は人口の約四分の一、ドイツ人は約三分の一ぐらいが「英語話者」のようです(この統計の数字あてになるかどうか、わかりませんけど。) List of countries by English-speaking population http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_English-speaking_population (日本はどこにいるのかと見るとずーっと下のほうですね。日本人よりはフランス人の方が英語がだいぶん上手いようです。) 現状ではフランス人はドイツ人ほど英語を話さないようですが、これから若い世代が育ってくると、事情は変わるのではないでしょうか。 あとドイツは貿易立国で英国、米国が大きな相手、フランスは農業国でイタリアやベルギーも米英同様に相手にしているから、相対的に英語の重要性が低いという仮説も考えましたが、残念、時間切れで調べられませんでした。 ご参考まで。

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 フランスにとっての最大貿易相手国はドイツで、ドイツにとっても最大貿易相手国はフランスです。

  • villejuif
  • ベストアンサー率47% (24/51)
回答No.3

自国の言葉が世界一美しい、素晴らしいと思っている誇りがあるから・・・喋れるけど人前では話さないだけ? 質問者様は、フランス人が英語を話すかどうかの問題ではなく、苦手としているかどうかをお聞きになりたいと思うので、私の回答はちょっとずれているかもしれませんがご容赦下さい。 フランスを旅行したり、生活すると分かりますが接客業(特に観光地や都市部)や大学出の人たちで英語を喋らない人に会うことのほうが珍しくないですか? 私の周りのフランス人で英語が出来ない人はほとんどいません。 ガイドブックなどに、フランス人は英語は喋らないなんて書いてありますが、日本人には最初から英語で話しかける人もいます。 フランス料理やフランス文化と同じで、フランス人は自分の国がいちばん!と思ってる、保守的で、よそ者を受け入れがたい、外から見たらちょっと高慢な態度がフランス人は英語を話さない伝説、になってるんじゃないでしょうか?

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 フランスは何と言っても観光大国です。バカンスの時期になると、パリっ子たちはみんなバカンスに出かけ、すっからかんになると思いきや、外国人観光客であふれます。恐らく東京の20倍はいるんじゃないでしょうか。ですから、街角でフランス語で話しかけても、相手がアメリカ人とかイギリス人だったりします。しかし、フランス人の話す英語は聞きにくいですねえ。

noname#109384
noname#109384
回答No.2

これは明らかに神話です。 誰がそんなことを言いふらしたのでしょうね。 またそのことを、真に受ける人もいる。 フランス人も、英語で語りかければ聴いてくれます。 一度も、聴いてくれなかった試しはありません。 自分で体験してから答えるべきです。

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私はフランスに留学したことがありますが、日本人よりは全体的に英語力は上だと感じました。仰るようにフランス人も英語で話しかければ聴きますよ。でも、返答がたどたとしく、フランス語が混ざることがよくありました。まあ、これは日本人も同じか。 私はドイツにも旅行したことがありますが、明らかにドイツ人の方が英語が流暢な印象を受けました。

  • y-lion
  • ベストアンサー率28% (4/14)
回答No.1

フランス人はフランス語以外は使いたがらないから

noname#47281
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

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