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草木染に用いる水の硬度について

学校で「草木染に使うような草花を煮た汁の色を水の硬度と関連付けて考察する」という課題が出ました。 過マンガン酸カリウム滴定法により全硬度とCa硬度を測定した資料水で資料を煮出して自記分光光度計にかけて波長ごとに吸光度を測定しました。 今現在結果を纏めている所で、文献により硬水では結果に斑があり染色に向かないということはわかったのですが、水の硬度と吸光度の関係がいまいちよくわかりません。 文献を当ってみたりもしたのですが、どれも要領を得なくて困っています。 何方かわかる方がいらっしゃいましたら、是非回答お願いします。

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noname#62864
noname#62864
回答No.1

カルシウムやマグネシウムが色素成分と結合を作れば、その化学構造が変化して吸収スペクトルが変化することはあり得るでしょう。 しかし、カルシウムなどの量が少ないのであれば、カルシウムなどと結合したものと、そうでないものの2種類(あるいはそれ以上)の成分の混合物になるでしょう。そうするとそれらのスペクトルをその成分比で重ねあわせたスペクトルが得られるはずです。 その成分比がカルシウムやマグネシウムの濃度と関係するという考えに基づいての実験でしょう。 で、ご質問の「文献を当ってみたりもしたのですが、どれも要領を得なくて困っています。」とのことですが、そもそも色素成分が不明なので化学的に明確な説明は無理です。また、文献をあたるのではなく、自分が実験で得たデータを解釈するのが先決です。つまり、高度の変化にともなうスペクトルの変化を詳細に調べることが重要です。そのときの考え方は上記の通りです。 「文献により硬水では結果に斑があり染色に向かない」というのは実用面の話であり、今回の考察とは無関係でしょう。 文献をあたることよりも、実験の主旨をふまえて科学的な考察をすることの方が重要です。調べれば何でもわかるとは考えない方が良いでしょう。

rsds
質問者

お礼

丁寧な回答ありがとうございます。 実験の意味がよくわかっていなかったので助かりました。 指摘してもらったことを参考にこれからデータを纏めてみようと思います。

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