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光学分割された物質の回収法について
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前回の質問「QNo.325646 光学分割剤について」(↓)の続きでしょうか? であれば,フェニル基を持つカルボン酸の光学分割と考えて宜しいでしょうか? 以下,そのつもりで回答いたします。 カルボン酸の光学分割の場合,通常は光学活性のアミンとジアステレオマー塩を作るか,ジアステレオマーのアミドに変換して光学分割します。 前者の場合,ジアステレオマー間の結晶性の違いを利用して分離します。得られるのは塩ですから,酸性にすると光学活性カルボン酸を遊離します。つまり,塩酸などの水溶液と有機溶媒で分配してやれば,(理論的には)光学活性カルボン酸だけが有機層に来ます。後は,有機溶媒を飛ばせば,目的の光学活性カルボン酸が得られます。 後者の場合,ジアステレオマー間の結晶性の違いを利用する分別再結晶,または,クロマトグラフィーを用いて分離します。得られるのはアミドですから,塩酸などの適当な酸で加水分解を行ない,反応液を有機溶媒で抽出すれば,(理論的には)光学活性カルボン酸だけが有機層に来ます。後は,同じです。 いかがでしょうか。先の質問で紹介した総説も御覧いただければと思います。
その他の回答 (1)
ラボレベルの話ではエバポ等で濃縮したのでは駄目でしょうか(勿論低温で!)・・・? 補足お願いします。
補足
ダメではないですよ。その辺の知識はまだほとんどないに等しいんで詳しく教えてもらえませんか?また他にも方法はないですかね?
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