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「未明」はいつからいつまで?

今朝(2007/8/17)のNHKニュースで「南米ペルーで16日に起きたマグニチュード8.0の地震の影響で、気象庁は津波注意報を発令した。今日未明、岩手県の宮古で10センチの津波の第1波が観測された」とありました。 そこで疑問なのですが、「未明」っていつからいつまでのことを指すのでしょうか? 私は今まで、「午前零時から、その地域の日の出まで」と思っていました。 しかし、岩手県の宮古に津波の第1波が観測されたのは、午前5時23分。今日の日の出は午前4時48分(これは盛岡におけるものですが、宮古もほぼ同時刻だと思います)なので、第1波が観測された時点では既に日が昇っていたはずです。 それなのに「未明に観測」ということは、私が思っていた定義が間違っていたということですよね。 正しい「未明」の意味を教えてください。

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  • mat983
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回答No.1

多少あいまいです。 下記のNHKサイトを参考にして下さい。 http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_04030101.html 「未明」は辞典では「午前3時~日の出前」を指しますが、 報道では「午前0時~3時」の意味でも使う場合があります。 調査結果から、人々は辞典どおり「日の出前」の2~3時間を指すことばとしてとらえており、報道の考えとの違いが出ています。

gootaroh
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございました。やはり揺れているんですね。ただ、NHKのサイトにある「午前0時~3時」という報道用の時間帯はちょっといかがなものか、と感じました。「未明」である以上、3時以降日の出前も未明に含まれるのが一般的な感覚ではないかと思いました。いずれにせよ、見出しレベルにとどまる表現でしょうね。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

すでに回答がありますが、「未明」が何時から何時を指すのか、人によって異なるでしょう。 また報道機関でも、曖昧です。 ちなみに、共同通信社発行『記者ハンドブック』には、 「深夜」「未明」など一定の時間帯を指すときの表記ははっきりした基準がないが、放送原稿で本社は次を目安としている。ただし季節や地域によって変動があるので使い方に注意する。 と前置きした上で、 午前零時から夜が明けきらない午前五時ごろまで とありました(質問者さまの感覚に近いですね)。 で、「夜が明けきらない」とは何時頃かといえば、『広辞苑』では、「夜明け」の説明として、 夜があける時。東の空がしらんで、うす明るくなってくる頃。 となっています。これも曖昧で、どの程度が「しらんでいる」状態か、どこまでいけば「うす明るい」状態ではなく「明るい」状態なのか、多分に感覚的なもので、人によってさまざまだと思います。 本来、報道する場合は、正確な時間が分かっているのなら、「未明」というような曖昧な表現は使うべきではないのですが、新聞の見出しとか、ニュース冒頭の部分(新聞でいうところの「リード」部分)では、少ない文字数で概要をつかめるようにということで、こういう表現が使われる場合が多くなっています。 ですから、新聞や報道などでは、正確な時間は本文記事を見る(聞く)として、「未明」などは「だいたいの時間帯(朝か昼か晩か)」を知る目安程度に考えておいた方がよいと思います。

gootaroh
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 >『広辞苑』では、「夜明け」の説明として、 夜があける時。東の空がしらんで、うす明るくなってくる頃。 となっています。これも曖昧で、どの程度が「しらんでいる」状態か、どこまでいけば「うす明るい」状態ではなく「明るい」状態なのか、多分に感覚的なもので、人によってさまざまだと思います。 ・あれから少し調べましたら、天文学では、「薄明(はくめい)」という時間帯があるそうです。 これは、太陽の伏角(ふかく=水平線と水平線下の太陽の中心とのなす角)を基準としたもので、日の出前と日の入後に起こります。 薄明には伏角により、「常用薄明(市民薄明)」、「航海薄明」、「天文薄明」の3種類あるそうです。 ・常用薄明(市民薄明)・・・伏角が6度以内の状態。戸外での作業に差し支えない程度の明るさで、一等星が見える。 ・航海薄明・・・伏角が6度超~12度以内の状態。海で水平線が認められる状態で、多くの星が見えるようになる。 ・天文薄明・・・伏角12度超の状態。空はほとんど完全に暗くなり、肉眼で6等星まで見え、天文観測ができる。 一般に言う「夜明け」「日暮れ」とは、江戸時代、薄明の始まり(夜明け-明六つ)、終わり(日暮れ-暮六つ)のことで、その時の太陽の伏角は7度21分40秒になるそうです。ですから「航海薄明」の状態ですね。国立天文台の理科年表や暦象年表などに掲載されている「夜明」、「日暮」は、この寛政暦での定義を用いているそうです。 http://www.nao.ac.jp/koyomi/topics/html/topics1992.html >新聞の見出しとか、ニュース冒頭の部分(新聞でいうところの「リード」部分)では、少ない文字数で概要をつかめるようにということで、こういう表現が使われる場合が多くなっています。 ・そうでしょうね。「今朝ほど」とか「今日午前の本会議で」などはたいていリード部分ですよね。どうもありがとうございました。

回答No.2

これは人によって見解が異なるでしょう。 “未明”は解きほぐせば“未だ明かず(いまだあかず)”となります。 つまり、薄明るくはなってきたが、日の出にはまだ間があるといった状態を示すのが本来のように思えます。 言葉というものは、時代によって使い方や本来の意味から逸脱していくものもあります。 質問者のように“それの適否を確かめてみよう”となされるのは大変有意義と感心致しました。

gootaroh
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。やはり日の出前というのが一般的な感覚ですよね。メディアでしばしば出てくるあいまいな時間帯の言葉としては、No.1様の参考URL(NHKサイト)にある「夜中、深夜」のほか、「夜半」あるいは「夜半過ぎ」なんてのも、そうだなと思いました。

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