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武将

ただの好奇心ですが古代から現在までの世界史上、もっとも優れた武将10名を挙げるとしたらどうなるでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • imp-dsc
  • ベストアンサー率25% (57/222)
回答No.10

面白い質問ですね~ 私にとって名将とは新しい戦闘教義の開発(発掘)者とそれの実務者に別れますが・・・ ベリサリウス 東ローマ皇帝ユスティニアヌスに仕えた彼は20代でその才能を見出されました。ケチで疑り深い主君に仕えながらもその武勲は今に伝えられています。一般的に勝利への道は二つ。圧倒的な戦力で小さな敵戦力を蹂躙する事と、小さな戦力で一気に敵の将軍を討ち取る事で戦意を挫く方法があります。前者は安全ですが他所から舐められます。後者は他所から恐れますが危険です。彼は後者の側の巨星の一つであります。 グスタフ・アドルフ 彼は現代戦術の基礎を確立した人物です。古代ローマの戦術を再現し当時の技術で表現したとも言えるでしょう。そうした意味ではアレクサンダーやハンニバルの後継者の一人とも言えます。それともう一つ重要なのが軍事システムの規格化を推進した事も彼の功績でしょう。それまでの火縄銃では弾と火薬を別々に装填していた為威力や飛距離がバラバラだった事と連射速度に難がありました。それと大砲の口径の統一等彼の業績は今もなお生き続けています。 マンシュタイン WW2当時で電撃戦の概念を考えWW1の塹壕戦の常識を引っくり返したジョーカーの様な人物です。圧倒的な速力・分厚い装甲・凄まじい火力の3つを兼ね揃えた戦車でしたがその可能性に気が付いたのは彼とイギリス等での慧眼の持ち主が数人いただけでした。そして彼はそれを推進できる立場にいただけでなく、WW2においてはヨーロッパ各地を蹂躙してみせたドイツ機甲師団の父であり長であったのです。彼の戦術は冷戦は元より湾岸戦争においてもその威力を見せ付けた事は記憶に新しい事でもありますね。 千田貞季 昨年の映画で有名になった硫黄島の戦い。彼は寄せ集めの混成第2旅団長として戦いました。アメリカ軍の戦死者は約7000人ですが彼の護った玉名山での戦死者がその半数を超えるとだけ言えばその実力を垣間見る事が出来るでしょう。空と海を完全に囲まれ兵力だけでも3倍。航空支援や艦砲射撃による火力差を考えれば軽く10倍以上の開きがある中でのそれは既に想像を越えています。 重要なのは小笠原兵団長だった栗林中将が直接名指しで指名した事実です。名将のみが名将を知ると言う良い見本でもあります。結局米軍は玉名山を正面から攻め落とす事を諦め周囲の陣地を順番に攻略し全方位からの攻撃でやっと陥落させたと言います。そして彼の死が栗林中将の戦意をも挫いた要因とも・・・ 米軍はこの玉名山を「ミートグラインダー(ひき肉製造機)」と呼んで恐れたのも当然の帰結です。 米軍が投入した海兵師団はそれぞれが40~50%ものの損害を出しました。普通は師団の半数が実働部隊で残りが後方支援部隊で直接先頭するわけではありません。損害率40%とはその実働部隊が8割以上失った事を意味しており戦力としてカウントされない領域なのです。硫黄島の戦いの半分は彼と混成第2旅団将兵の物語とも言えるのではないのでしょうか? 彼は士官学校しか卒業しておらず通常では最高でも出世できる上限の大佐では無くその上の少将であり軍内部での異名は「歩兵戦闘の神」だったそうです。 光武帝 彼は後漢王朝の創始者として名を残していますがわずか数千の戦力で百万(誇張や後方支援を考えると約半数でしょう)を追い払った武威の持ち主でもあります。創業(新王朝の樹立)と守成(王朝の政権基盤の構築)を成し遂げた人物です。個人的には三国志の曹操よりもこちらが上だと思いますよ。彼の不幸は三国志のような素晴らしい宣伝に恵まれなかった事だけです。 歴史は調べれば調べる程にこうした漢達と見える事ができるので抜けられないんですよね~

noname#70507
質問者

お礼

丁寧な解答ありがとうございます。やっぱり20世紀の屈指の武将といえばマンシュタインははずせませんよね。第三次ハリコフ攻防戦の指揮は本当に見事です。千田貞季 もなかなかすごいですね。日本にも戦術レベルでは奮闘した指揮官もいたのですね。

その他の回答 (15)

  • safran
  • ベストアンサー率33% (13/39)
回答No.5

アレクサンドロス大王 ハンニバル 大スキピオ ユリウス・カエサル ウェルキンゲトリクス サラディン フビライ・ハーン エルヴィン・ロンメル ホレーショ・ネルソン 東郷平八郎 非常に偏っていますが^^;

noname#70507
質問者

お礼

解答ありがとうございます。ウェルキンゲトリクスとはなかなか渋いですね。確かに同時代のローマ人以外の中で、戦略的に考えられるのは彼一人でしたね、

  • j_nishiz
  • ベストアンサー率26% (183/697)
回答No.4

No2ですが、 世界に広げると ・アレキサンダー:実績はNo.1 ・フビライハン : 〃 2番目くらいか? ・秦の始皇帝  :中国統一と、長城建設は偉業 ・諸葛孔明   :劇画の世界では最強!

noname#70507
質問者

お礼

解答ありがとうございます。やっぱり一番はアレキサンダーでしょうか。

  • takuranke
  • ベストアンサー率31% (3923/12455)
回答No.3

楽毅(がくき 生没年不明) 中国戦国時代の燕国の武将。燕の昭王を助けて、斉を滅亡寸前まで追い込んだ。昌国君、または望諸君とも呼ばれた傑物。

noname#70507
質問者

お礼

解答ありがとうございます。ウィキで読みました。たしかにすごいですね。

  • j_nishiz
  • ベストアンサー率26% (183/697)
回答No.2

織田信長は別格です。 理由は、逆説の日本史を読んでください。 まあ、井沢元彦さんの意見ですけど。 説得力はあると思いますよ。

noname#70507
質問者

お礼

解答ありがとうございます。たしかに、信長はあらゆる意味で普通の武将とは違いますよね。

回答No.1

人気の差はあれ、 源頼朝 足利尊氏 徳川家康 は避けることは出来ないでしょう。いずれも数百年に続く幕府を作った人物です。 コロンブスの卵「誰にもできることでも最初にすることは難しい」的な人物ではないでしょうか。

noname#70507
質問者

お礼

解答ありがとうございます。できれば世界史の人も含めてもらいたいです。

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