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植栽の知識の付け方
現在、専門学校で造園、ランドスケープ関係の勉強をしており、将来的にはその関係の仕事に就きたいと考えているものです。この仕事で必要不可欠な植物の知識をこの先自分の得意分野としていけたらと考え、造園会社の見本庭園、商業施設、植物園などの植栽管理のバイトが出来ないかといくつかあたってみたのですが、学校の関係上夏休み後は土日しか入れないため無理だと全てのところで断られてしまいました。 実際に働くようになったら嫌でもある程度知識は身につくと思うのですが、普段の勉強からも名前など植物のことを覚えるのは簡単なことではなく、長い時間をようすると身にしみて感じており、スタートが少しでも早いほうがいいと考えたためです。 植物の名前と姿は図鑑を持って公園や植物園を歩きまわり、地道に覚えようと思うのですが、植物の特性や病害虫の耐性などはどのように覚えたらいいでしょうか?また、実際の仕事で必要とされる知識にはどのようなものがあるでしょうか? ちなみに自分自身でも家の庭で植物を育てたり、畑で野菜を育てたりしています。(学校の先生の話ではこれも十分勉強になるとおっしゃっていましたが) 以上のことの他にもなにかこれをやっといたほうがいいなどのアドバイスがありましたら教えてください。 長々となりましたが、よろしくおねがいします。
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コンサルタント(技術士 建設部門)です。 植物の知識といっても、いろいろありますが、調べれば判る知識は、知っておいた方がよいけど、覚えておく必要はありません。必要になったら、調べればよいのですから、調べ方さえマスターしておけば、問題ないと思います。 それよりも、時間のある学生のうちにぜひ身に付けておいて欲しいのは、もっと感覚的なものです。自然の中でどのように植物が生きているか、です。それをぜひ体感しておいてください。 例えば、耐塩性の強い植物がどのように海っぺりに生えているか、です。 耐塩性があるからといって、砂浜ににょきっと単独で生えている木はないわけで、群落の構造がどうなっているか、その場合の土壌条件はどうなっているのか、どのような自己更新をしているかなどなど、知るべきことはたくさんあります。「トベラには耐塩性がある」という知識だけでは、海辺の植栽はできないんです。まずは、その複雑さを体感してください。 その後、東北地方の海岸部と九州の海岸部の違いとか、崖と砂浜の違いとか、そのような目で実物を見ておいてください。そして,お台場やTDLなど湾岸部の植栽において、それらがどのようにエミュレートされているか、を知ってください。 耐塩性を例としましたが、他にもいろいろありますよね。このような体感を得るには、何より時間が必要なのです。社会人になってからではできません。 もしバイトを兼ねて考えるのなら、生産の現場の経験の方をお薦めします。管理や施工は、それこそ働くようになれば体験できますが、意外とすっぽり抜け落ちるのは、生産の部分です。樹木の生産はどのように行われているか、どのように現場まで運ばれるのか、業界に知らない人があまりにも多すぎます。 きっと働き出したとき、kira_kira_さんの大きな武器になると思いますよ。
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- siroajisasi
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いろいろな場所でたくさんの植物を見ること、が一番だと思います。 見ているうちに、 「公園などの高い生垣にサンゴジュが多いが、 葉が虫に食われていたり、枯れていることが多い。→サンゴジュの葉 についているこの虫は何だろう?」とか、 「単木で広場に植えられている自然樹形のケヤキと、 街路樹の強剪定されたケヤキでは樹形がどう違っているのか→なぜそ こまで切らなければならないのか、生育に与える影響は?」 と知識の幅が広がっていくかな・・?と思います。 植物の名前を覚えるにはスケッチもいいですよ。 よく観察しないと描けませんし、特徴をとらえることができます。 あと、関東の方でしたら小石川植物園はお勧めです。 植物に興味があれば、どこへ旅行しても、 本や映画の中にでも教材はたくさんあります。 あなたの目指す仕事に沿った話ではないかもしれませんが、参考程度に。 植物の生育が悪い時、病害虫だけでなく、 土壌基盤や日照、過去に根を切られただとか、掃除の薬剤がかかってしまったとか、 さまざまな要因が絡みあっていたりします。 そんな時知識はもちろんですが、 その植栽のことをよく知る人に話を聞いたり、よく観察して兆候を見逃さないことも重要です。
お礼
そうですね、様々な場所で同じ植物を見ることも大切ですね。 よく学校の先生が植わっている場所で植物の名前を覚えてはだめだとおっしゃていますので(特徴をよく見ろということだと思いますが)。 スケッチするのもよさそうですね。特徴をよくとらえなければ描けませんし。 残念ながら愛知県に住んでいるので小石川植物園は遠すぎますね。行ってみたいですが。 ほんとに知っておいた方がいいことが多いですね。学校の先生の中にその道に詳しい人もいますし、最近では普段の生活の中でも意識して植物やその周囲の環境を観察するようにはしています。 季節によって植物の見せてくれる顔も違いますし、それを見逃さないためにも。 あらためて自分の目で見て触れて、観察し、考えることの大切さに気付かされました。ありがとうございました。
- risunotorasan
- ベストアンサー率35% (843/2406)
在来の植物の名前を必死で覚えた時代がありました。 今は、カタカナ語の植物であふれています。 むやみに覚えることも必要ですが、出来たら科、属で系統だって覚えることが早道かと思います。 それぞれ病気、害虫、管理が似かよってきます。 農業高校の頃のコンクールを思い出しました。 あの頃は外来種も少なかったので、漢字で雰囲気をつかめましたが今は自信ないです。 最終的には現場で覚えることが、主になってきます。 たとえばさつきの病虫害にしても、植栽業者の担当者は見本を持って帰って調べていますよ。
お礼
そうですね、科、属で系統だって覚えることも大切ですね。 科、属によって大きな特徴があったりしますし。これからは意識して覚えていきたいと思います。 やっぱり造園関係は現場で覚えることが大きいですね。ちょっと自分自身では先を意識しすぎて、やれないことが多くてじれったいですけど。 ご意見いただき、ありがとうございました。
お礼
おっしゃるとうりですね、思わず感心してしまいました。 調べる手段はいくらでもありますもんね。 ただ、よく使われる植物の名前と姿、耐塩性などの代表的な特性をもつ植物の名前ぐらいは覚えておきたいと思います。 感覚的なものを身に付けるのは大変かと思いますが、肝に銘じて普段の生活でも気をつけて、様々なものを見て、感じていきたいと思います。 生産の現場のほうのバイトも探してみたいと思います。 とにかく今出来る範囲で、出来るだけ多くの有益な知識、力をつけたいと考えているので。 大変参考になりました。ありがとうございました。