• ベストアンサー

誘電性について

誘電性について、 絶縁体に電圧をかけると、電子は多少移動しますが、分子から離れず、物質の両端に電荷があらわれ、プラスとマイナスに分離されます。 と説明がありましたが、このことがどうして電気を蓄えることになるのか、理解できません。 有識者の方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。 参考URL:http://www.kyocera.co.jp/fcworld/charact/elect/dielectric.html

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shintaro-2
  • ベストアンサー率36% (2266/6244)
回答No.2

>外部にエネルギーを放出しないと、電荷の偏在が解消されません。 ここで言うエネルギーは、電荷の偏在をつくるために投入したエネルギーです。安定した状態から電荷の偏在をつくったので、偏在というのがエネルギーを持っているわけです。 >物質内で電子の移動したがる動き(偏在を解消しようとする力?)が外部の助けによって促進されると、その電子の移動に伴ってなんらかのエネルギーが発生し、それが外部に放出される、というイメージなんでしょうか。  ちょっと違います  内部的には変化が無いのですが外から見ると違うわけで、コンデンサの2枚の電極を考えれば、内側の絶縁体の表面の電荷を打ち消すための電荷が外側の電極にたまります。  例えばエボナイトの棒をこすって、箔検電器に近づけると箔が開きますよね?  エボナイトの棒の偏在した電荷により、箔検電器内部の電子が移動し箔検電器の箔の方にエボナイト棒表面の電荷と同極性の電荷が移動して、箔が反発して開くわけです。  箔検電器の場合は、電荷の移動が自由なので帯電しているものを遠ざければ、電荷の偏在が解消し箔は閉じます。  しかし、誘電体内部では移動が自由ではないので偏在が解消しないのです。  コンデンサは、2枚の電極間に絶縁体を挟み、外から電圧を加えることにより誘電体内の電荷の偏在を発生させます。それに対応して、極板に電荷が貯まります。  見方を変えれば、一方の極板に電子を送り込み、他方の極板から電子を抜き取っているのです。誘電体内で電子の数は変わりませんが、極板の部分は導体ですので、電子の数が変化します。2つの極板を接続すと、電子が移動して(電流が流れ)、エネルギーを取り出すことになります。

corou8803
質問者

お礼

わかりやすい回答ありがとうございました。 イメージができました。

その他の回答 (1)

  • shintaro-2
  • ベストアンサー率36% (2266/6244)
回答No.1

物質としては電荷の量に変化はありませんが、 そのものの表面を見れば、例えば上側は+に帯電し、下側は-に帯電しています。まさにコンデンサに電荷を蓄えたのと同じです。 しかも、それは内部で移動できないので、外部にエネルギーを放出しないと、電荷の偏在が解消されません。 だから、電気が蓄えられているのです。 説明になってますか?

corou8803
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 外部にエネルギーを放出しないと、電荷の偏在が解消されません。 とありますが、このエネルギーというのは何なのでしょうか? 電圧をかける→物質内で電荷に偏りが出来る、まではなんとなくイメージできますが、結局電子の量が物質内で変わっていないとすると、電子が外部に放出されるわけではないんですよね? 物質内で電子の移動したがる動き(偏在を解消しようとする力?)が外部の助けによって促進されると、その電子の移動に伴ってなんらかのエネルギーが発生し、それが外部に放出される、というイメージなんでしょうか。

関連するQ&A

  • 高校物理、誘電分極

    図は誘電分極を表しているのですが、誘電分極がおこる仕組みについて (1)帯電体のプラスの電荷に対して、板の端の部分の原子が偏り、その偏った電荷のプラス部分に引き寄せられその隣の原子が偏り、、、、 (2)帯電体のプラスの電荷により、絶縁体中の原子の電荷が偏る(帯電体のプラスの電荷だけのせい) どちらの原理で起こるのでしょうか?

  • コンデンサ: 誘電率大だと,なぜ高容量?

    こんにちは, 誘電率は,外部電場による電子の引きつけられ程度を示すと理解しているのですが,これが高い物質を平行平板コンデンサーの間に入れると,なぜコンデンサーの容量が高くなるのでしょうか? 式でそう書いてあるからといわれても,現象的に理解したいです.どんな現象が起きているから,平板により多くの電荷を蓄えることができるのでしょうか? ところで,電子が引きつけられ易い物質を使うより, コンデンサの平板間に,多少の隙間を開けて金属を入れれば,誘電率の高いものより,高容量を期待できそうですが,いかがでしょうか. 何か根本的に間違っていそうです. 宜しくお願いします.

  • 静電気についての疑問

    こんにちは。 興味本位で理科の勉強を中学範囲からやり直しを始めました。 先日学習したのが静電気で、ほとんどの物質にはプラス電荷とマイナス電荷がほぼ均等にあり、外的影響(摩擦、湿度など)を受けることで、電荷のプラマイに偏りができ、均等になるようにマイナス電荷が移動するというものでした。 だいたいの理解はできたのですが、細かい内容の理解が不十分でここに質問させていただきました。 疑問点としては二つあります。 (1)二つの物質をこすり合わせると、なぜマイナス電荷のみが移動するのでしょうか?そして擦り合わせることがどうしてマイナス電荷の移動につながるのでしょうか? (2)電気や熱を通しにくい絶縁体がどうして静電気につながるのでしょうか? (2)に関しては、自分なりに「電気を通しにくい分、絶縁体が帯電してしまい、なんらかの物質が近づいた際に、放電を起こしてしまう」と考えました。ですが、これすらも疑問で電気を通さないのに、プラス電荷とマイナス電荷が付着することがあるのですか? サイエンス単元はとても苦手で知識がかなり乏しく的外れな記述もあるかもしれませんが、ご教示よろしくお願いします。 長文失礼します。

  • 原子の結合について

    ほとんどの分子・物質は、原子同士が、電子によって結合されているのだと思いますが、電場や磁場をかけることによって、その結合力の強弱は変化するものなのでしょうか? たとえば、絶縁体の誘電分極などです。 電子雲が曲がる(?)というか、原子の正電荷と負電荷の中心がズレるようですが、この現象が起こっている状態では、通常と比べて、結合力に変化があったりするのでしょうか? 質問No.477751を見て、「不安定になる」ということはわかったのですが・・・。 どうかよろしくお願いします。

  • 導体の誘電率

     導体の内部静電場が0になる事は、ふつう最小エネルギー定理からかな?、と思うのですが、この解法は電荷移動の過渡過程を考えていません。それで自由電子モデルを使って、少しだけ過渡過程を考えてみました。  孤立した導体に外部電場がかかるとOhmの法則から、自由電子が移動を始めますが、誘電体のイメージと重ねると、誘電体では原子や分子から出て来ない電子が自由電子として飛び出してきて、外部電荷を完全に打ち消すような表面電荷になると思えます。 (実際には飛び出さずに、電子軌道を乗り換えるだけですが)  よって導体は電気感受率∞の誘電体ですが、逆にそうなると、電荷分極が起こるより先に内部電場が消えてしまって、表面に移動した自由電子を除き、残りの部分は電子軌道のランダム乗り換えで拡散し、結局分極はほとんど起こらないような気がします。  という訳で理想化すれば、導体の誘電率は真空の誘電率ε0に等しいという話になります。この意味は、電束に関する微分形のガウスの法則を表面電荷に対して、導体表面の法線方向のデルタ関数を使って、強引に電場で書いてやった場合、そこに登場する物質の誘電率が、ε=ε0という意味です。  しかしこのサイトのいくつかのQ&A(金属の誘電率)を読むと、周波数0の直流に対応するような電場の場合(まさにいま考えている外部電場)、誘電率は「-」という記述が見られます。上記のようなモデルは、やっぱり粗すぎるのでしょうか?。  それとも誘電率は「-」とは、電磁場の方程式系を正直に解いた場合に、結局定常状態では電場は導体内部に侵入できないという事を表す記述なのでしょうか?。適切に誘電率「-」ならば、導体内電場なしと解釈できるので。  よろしくお願いします。

  • DEAE-クロマトグラフィーと等電点

    DEAE-クロマトグラフィーで精製するということはその精製したい物質はマイナスの電荷を帯びているという事ですよね。また、等電点がマイナスのものほど強く吸着するので、つまりその物質の等電点はマイナスを帯びているとのこと...。等電点とは極性のある分子がこの点で分子内の電荷の和がゼロになり、その物質が溶媒中で安定するpH値だという事ですが.....。そこで、なんだかピンとこないのですが、pH値(等電点)にマイナス、プラスってあるのですか?その物質がプラスの電荷を帯びているからマイナスを帯びているDEAEに吸着するから精製できていくのは理解できるのですが、それに等電点というのはどうからんでいるのですか?DEAEを使う時点でその物質の等電点はマイナスと決定されているのですか?初歩的なことだとは思いますが教えてください、お願いします。

  • 電荷を与えられた誘電体球について

    電荷を与えられた誘電体球について こんにちは、 手元にある書物「電磁気学演習」 http://www.kyoritsu-pub.co.jp/sankosyo/contents/03022-2.html)のp.77を見ますと 11.1 全電荷Qで一様に帯電された半径a、誘電率εの誘電体球の内、外の電位を求めよ。 とあります。下記の基本的なことを教えてください。 (1) 誘電体球には、プラスかマイナスのどちらかの電荷しか、溜まっていないのでしょうね?それとも、誘電体球は、全体で見れば、中性なのでしょか? http://www.moge.org/okabe/temp/elemag/node30.html (2) 誘電体球に電荷を蓄積させる方法は、例えば下記HPの方法でしょうか? (3) 下記のようなバンデグラフの頭は誘電体球とは呼ばないのでしょうか? http://www.geocities.jp/jun930/ele/vandegraaf.html (4) 誘電体球に電荷が溜まっている状態は、スポンジ(誘電体球)が水(電荷)を含んだ状態と似たようなものと考えて良いのでしょうか? (5) 誘電体球と導体球の違いは何でしょうか?

  • 高校物理、静電誘導

    図のように、電気力線が左から右へ向いている電界中に導体を入れると、導体中の自由電子が電気力線の根元の方へ移動していくのはわかるのですが、プラスの電荷がなぜ右に発生するのかがわかりません。 プラスの電荷はどのように発生するのでしょうか? そもそも電子の過不足によって電荷がプラス、マイナスになるのですよね?電子自体はマイナスの電荷といってよいのでしょうか?

  • コンデンサの電気を貯める原理

    コンデンサが電気を貯める原理がわかりません。 コンデンサに電圧をかけると、誘電体が誘電分極し、 電圧をかけた方向と逆の電圧が発生する。 ↑ ここまでは理解できます。 分極が生じることがなぜ電力を貯めることになるのでしょうか? 誘電体は、絶縁体なので電子を通すや貯めることはできませんよね 教えてください! それと、誘電体の誘電率は高いほどいいのでしょうか どんな物質が使用され、どの程度の誘電率なのでしょうか

  • 電気について

    基礎の基礎についてですが、電気の本などで電気の正体は電子(マイナス電荷)だから、 電気はマイナスからプラスへ流れる。 が、電子が発見される前に電流はプラスからマイナスへ行くという定説があったため(略 とありますが、実際に乾電池からはマイナス端子から電流が出てプラス端子は受け側って事ですよね? オーディオアンプのプラスマイナス(スピーカー出力)端子からは交流が出てるみたいですが、 そもそも交流の符号が周期的に変化するとは、(プラス145Vからマイナス145Vになる) マイナス電荷の電子がプラス端子から出たり、マイナス端子から出たりするって事ですか? プラス電荷の陽子は電気回路には全く関係ないんでしょうか?(コンセントからの交流や電池からの直流において) どなたか分かり易くお願いします。