• 締切済み

DEAE-クロマトグラフィーと等電点

DEAE-クロマトグラフィーで精製するということはその精製したい物質はマイナスの電荷を帯びているという事ですよね。また、等電点がマイナスのものほど強く吸着するので、つまりその物質の等電点はマイナスを帯びているとのこと...。等電点とは極性のある分子がこの点で分子内の電荷の和がゼロになり、その物質が溶媒中で安定するpH値だという事ですが.....。そこで、なんだかピンとこないのですが、pH値(等電点)にマイナス、プラスってあるのですか?その物質がプラスの電荷を帯びているからマイナスを帯びているDEAEに吸着するから精製できていくのは理解できるのですが、それに等電点というのはどうからんでいるのですか?DEAEを使う時点でその物質の等電点はマイナスと決定されているのですか?初歩的なことだとは思いますが教えてください、お願いします。

  • abcko
  • お礼率12% (24/191)

みんなの回答

  • kexe
  • ベストアンサー率30% (58/189)
回答No.1

ネットでいい説明文を見つけました 以下に転載します 蛋白はアミノ酸や糖の多分子体である。個々のアミノ酸や糖質の一部は+あるいは-の荷電を有している(アミノ基、あるいはカルボキシル基)。これらを総計したものをその蛋白の等電点(pI, isoelectric point)と言い、そのpHで蛋白は電気的に中性となる。多くの蛋白は酸性荷電であり、pIは5以下である。いま、pIが5の蛋白をpH8の緩衝液に溶かすと、蛋白は陰イオンとなる。この陰イオンを吸着する樹脂を陰イオン交換(anion exchanger)樹脂と称し、一般にアミノ基を有している(例:DEAE, QAE, MonoQ)。逆にカルボキシル基(CM)や硫酸基(SM, MonoS)を持つものを陽イオン交換樹脂と呼ぶ ということです おそらくabckoさんの疑問は 「pIが5の蛋白をpH8の緩衝液に溶かすと、蛋白は陰イオンとなる」 の一言で解決されるのではないでしょうか? つまりDEAEを使うからマイナスと決まるのではなく 目的タンパク質のpIよりも(1以上)塩基性の緩衝液をつかうから 目的タンパク質が陰イオンとみなされるわけです これでわかりますかね?

参考URL:
http://www.biochem2.m.u-tokyo.ac.jp/web/contents/Manuals/manual01.html
abcko
質問者

お礼

ありがとうございました、参考になりました。

関連するQ&A

  • 吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィー

    吸着クロマトグラフィーと分配クロマトグラフィーについての質問です。 吸着クロマトグラフィーでは、固定相にシリカゲルなどの吸着剤を 分配クロマトグラフィーでは、固定相に液体に相当する疎水基あるいは親水基を 結合させたものを用いており、 吸着クロマトグラフィーでは吸着される物質ほど、 分配クロマトグラフィーでは固定相への溶解度が大きい物質ほど 溶出が遅くなることが分かりました。 「分配クロマトグラフィーは、順相では固定相が移動相より極性が大きいので、 極性が小さい成分ほど早く溶出し、逆相はその逆で極性が大きい成分ほど、 早く溶出する」。 という極性の差を利用したものであることは分かりましたが、 吸着クロマトグラフィーとの違いが分かりません。 吸着クロマトグラフィーで利用される、物質の吸着とは物質の極性とは無関係で、 シリカゲルのような吸着物質は、極性が大きいものほど吸着しやすい訳では ないのでしょうか? また、薄層クロマトグラフィーとペーパークロマトグラフィーは 前者が吸着クロマトグラフィーで、後者は分配クロマトグラフィーと 考えてよいのでしょうか? ペーパークロマトグラフィーは、ろ紙に含まれる水と移動相である有機溶媒の 極性の違いを利用していると考えているのですが、 この考え方は正しいですか? よろしくお願いします。

  • イオン交換クロマトグラフィー

    イオン交換クロマトグラフィーについて教えて下さい。 タンパク質を水に溶かし(PH7)正電荷を帯びたイオン交換樹脂に吸着させました。 イオン交換樹脂吸着されたタンパク質は正電荷を帯びた物質ですか? 吸着される物質は化学的にどんなものですか、また吸着されなかったものはどんなものだといえますか?

  • カラムクロマトグラフィーに流す展開溶媒比の変え方

    カラムクロマトグラフィーに流す展開溶媒比の変え方 こんばんは。よろしくお願いします。 (有機)実験を行って得られたproductをカラムクロマトグラフィーにより精製することはよくありますが、展開溶媒について、低極性から徐々に極性をあげていくと思います。このとき、展開溶媒をどの程度流してから極性をあげていけば良いのでしょうか。勿論、回収したフラクションにproductがなければ極性をあげていきますし、productの量(カラムの長さ)によっても異なるのはわかっているのですが、直ぐに極性をあげると精製度が落ちる気がしますし、かといって、あまりに極性をあげなさすぎてもなかなかproductが得られないと思います。皆さんのやり方やご意見をお聞かせ願えないでしょうか。 また、精製でproductの量が減少してしまった場合、極性の高い展開溶媒を流せば回収できるのでしょうか。 ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • A酵素を精製するための効果的精製手順(クロマト他)

    ある植物からすでに性質が明らかにされているA酵素を精製したい。まず、植物の抽出物(1000mL)を得た。この抽出物中にはB,C,Dという酵素も含まれている。A酵素は3回のカラムクロマトのステップで精製できる。A酵素を精製するための最も効果的精製手順を4項目の箇条書きにせよ。ただし、A,B,C,D酵素それぞれの性質は次のようである。 A酵素(等電点:5.6 分子質量:37kD pH安定領域:pH5~8) B酵素(等電点:4.8 分子質量:30kD pH安定領域:pH4~7) C酵素(等電点:5.9 分子質量:65kD pH安定領域:pH5~8) D酵素(等電点:9.0 分子質量:35kD pH安定領域:pH7~10) ゲルろ過クロマトグラフィーやイオン交換クロマトグラフィーを使うのだと私は思うのですが、ちょっとよくわからないのでわかる方がいましたらお願いします。 決してレポートとかではありませんし、どんな方法が一番有効なのか是非知りたいのでよろしくお願いします。

  • 逆相薄層クロマトグラフィーってなんですか

    逆相薄層クロマトグラフィーは薄層クロマトグラフィーと違って極性の高い溶媒を展開溶媒にして分離を行うと聞いたのですが、あっていますか。教えてください。 あと、分離後のスポットを回収したあとの物質の同定方法はGCMSを使ったほうがいいのでしょうか。

  • 卵白からリゾチームの精製

    大学でニワトリ卵白からリゾチームを精製する実験を行いました。 精製するのに陽イオン交換法を使いました。ちなみに用いた緩衝液はpH=8でした。 このような精製操作では、夾雑物を含む可能性があるそうですが、それは何ですか? 卵白の中にはリゾチームと等電点が近いアビジンというたんぱく質が入っているので、それなのかなぁと思ったのですが、電気泳動の結果では分子量がやや一致しないので、不思議に思って質問しました。 (リゾチーム:等電点10.7 アビジン:等電点10) ほかにはどんな夾雑物が考えられるのでしょうか? それとさらに精製純度を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。 アビジンならばリゾチームと分子量が異なるので、分子量の違いによって精製できそうですが、肝心の方法がわかりません。 質問ばかりですいません。 いろいろ考えましたが、よくわかりませんでした。 どうかわかりやすく教えてください! よろしくお願いします!!

  • イオン交換クロマトグラフィー

    イオン交換クロマトグラフィー(陰イオン交換体)について質問させてください。 吸光度とpHのグラフを作成しました。 そこで、このグラフより、どのpHであるタンパク質は陰イオン交換体(樹脂)に吸着したかを考える上で、グラフのどの部分から分かるのですか? また、その理由をおしえてください? あと、そのグラフから、あるタンパク質の等電点を求めるにはどのようにすればよいのですか?

  • 薄層クロマトグラフィーの実習で・・・。

    わからなくて困っています。教えてください(>_<)あと、理由も教えていただけたらうれしいです!!! 1、薄層クロマトグラムAとB(AはRf値が大きくてBはRf値は小さいです)は、同じ化合物を順相クロマトグラフィー(例えば、シリカゲル薄層)で展開溶媒を変えて行ったときのものである。どちらのクロマトグラムがどちらの溶媒かを示せ。a)ヘキサン-ジイソプロピルエーテル(1:2),b)ヘキサン-ジイソプロピルエーテル(2:1) 2、吸着分配クロマトグラフィーでは一般に展開溶媒の極性を増加させるとRf値は増加する。○か×か?? お願いします((+_+))

  • すぐに回答ほしいです!イオン交換クロマトグラフィーについてです。

    すぐに回答ほしいです!イオン交換クロマトグラフィーについてです。 核心部分にたどり着けないので解説お願いします。 タンパク質はそれぞれ固有の等電点をもってますよね? 陰イオン交換クロマトグラフィーを用いた場合、 -の小さい順に溶出されるというとこはわかります。 等電点ではタンパク質の水に対する溶解度が最小になることもわかっています。 ということはあるタンパク質は等電点になったら水に溶けないため カラムに吸着されずに落ちてくるってことですか? あともうひとつ。 タンパク質のpHによる荷電なのですが 酸性では-COOHと-NH3(+)をもって、塩基性では-COO(-)と-NH2をもって 中性では両性である。ということはわかっています。 ではなぜ酸性はーに荷電している、塩基性は+に荷電してる ということがいえるのですか? 酸性の末端が上にあるようなら+に荷電してるって思うのですが・・・ 長くなりましたのでどちらか一方でも結構ですのでお願いします。

  • 液体クロマトグラフィーについて

     ある海綿動物の水溶液抽出液の透析内液(排斥限界分子量1万)から、ヒトの免疫能力を高める作用をもつ物質を精製し、部分精製標品を得た。この画分をSDS電気泳動に供したところ、4種類のタンパク質性バンドA、B、C、Dが検出された。この内AとCはPAS染色に陽性で糖タンパク質であることが分かった。一方、等電点電気泳動では、3種類のバンド(PI4.2、5.6、8.2)が検出された。そこで、液体クロマトグラフィーを用いて、この部分精製画分中の4種類の成分をそれぞれ単離することにした。どのような精製法を用いればよいだろうか。というレポートが出されました。私は、このような実験をしたこともなく、どういった解答をすればよいかも分かりません。誰か解き方だけでも教えてください。お願いします