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株式取引のメリットがよく分りません

nekomomotaの回答

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回答No.4

企業としての株式のような自己資本と借入を指す負債との違いはお分かりなので、株式による資本の調達について少し説明します。 借入と違い、株主は次の約束を経営者と結んでいると考えてください。 ・経営者(取締役)は株主から資金の出資を得て会社を経営し、利益が出たら企業の運営に必要な内部留保分を差し引いて株主に分配する(=配当)。 ・株主は出資した資金の返済期限を設けず資金を預ける一方で、利益が出ない場合には利息のような見返りは要求しない。ただし、株式を他人に売却することにより、資金の回収をすることはできる。 そうすると、貸付した場合の利息のように毎年決まって会社から支払われるお金はない一方、会社経営が成功すれば株主は出資金額を回収して余りあるリターンが得られます(つまりハイリスクを受け入れる代わりにハイリターンの権利を得る)。 そこで、株式の評価の基準は毎年の利益をもとにそれから支払われる約束の配当によって決まると言えます。 では儲かっても配当を払わない会社や出す基準はあいまいではないか?ということですが、事業が拡張期にあり、その年に配当して株主に支払うより経営者が設備投資をしてもっと先の儲けを増やした方が得策の場合には株主は配当支払いを先送りすることを承諾するのです。 以上の株主と会社とのやり取り(経営者は頑張って株主に報いるように経営しているか)が「株主総会」で行われている議論の中心だとも言えます。 このような企業の状況が上場して情報公開されれば、投資家によって株価が形成されます。仮に配当が出ていなくても、将来に利益成長が期待できる企業の株式は他人に高く売れるわけです。将来の利益の予想が上方修正されればそれだけで高い値段で株式が売買され、その反対もあります。ただし、それはすべて企業の利益予想(配当の原資)が基本です。時期や投資家の人気によってどれくらい先までどれくらい強気に利益予想をするかによって株価が上下するとまとめることができます(仮に投資家の幻想に過ぎなくても。間違っていると気付けば株価は元にも戻る)。 以上のとおり株価が上昇すればそれは同時に、企業が新たな資金を少ない発行株数の追加(株式の新規発行=増資)で大きな資金で調達できる権利を得ることを意味します。

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