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温暖化にまつわる官僚の嘘について

お世話になります。いま地球温暖化が話題になっていますが、官公庁の温室効果ガスの説明を見ますと、ほとんどといっていいほど、水蒸気が温室効果ガスであるという説明が見当たりませんでした。私の見た限りですが以下に示します。 http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=3221 http://www.eic.or.jp/library/ecolife/knowledge/earth02a.html EICネット 国立環境研究所 http://www.jaero.or.jp/data/education/worksheet/pdf/ondanka-sikumi/c.pdf 地球の温暖化 日本原子力文化振興財団 http://www.eccj.or.jp/summary/warm.html ECCJ(財団法人・省エネルギーセンター) http://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2004/pamph05-07.pdf STOP THE 温暖化 環境省  2004 http://eco.goo.ne.jp/word/issue/S00180.html 環境goo 温室効果ガス とは 確かに、「人為的な」温室効果ガスとして二酸化炭素は重要です。しかし、「人為的な」という枕詞がない場合は明らかに嘘の説明になってしまうのではとも思いました。また、主要な温室効果ガスは水蒸気ですので、それを伏せて説明すると少し誤解を受けるかなと思いました。 そこで、質問したいと思います。なぜ、官公庁の温室効果ガスの説明には「水蒸気」が明記されていないのでしょうか?どの官公庁も一言も水蒸気に触れていないのは何かマニュアルでもあるのでしょうか?どなたか詳しい経緯をご存知の方がいれば、よろしくお願いします。 (削除処分されたNo.3044655で回答してくれた人、ありがとうございます。削除理由がよくわらなかったのですが、たぶん議論は駄目ということなんですかね。せっかく回答してくれた人、失礼しました。)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rio2
  • ベストアンサー率55% (36/65)
回答No.20

>日本の教育体系は有機的な結びつきや明確な目的意識に欠けており、これではモチベーションも沸かない。そして、知識はあっても、それが使いこなせなければ意味がありません。偏差値優等生は役人としては申し分ない。 同感です。偏差値優等生の「お勉強ちゃん」は、努力家で根性もあるわけですから、言われたことを丁寧に真面目に取り組む歯車としては申し分ないでしょう。しかしもはや時代錯誤、企業でも歯車タイプの必要性は減少しています。もちろん丁寧で正確にこなせることが第一条件である所には必要なタイプですが。 >水蒸気の測定が難しいからといって温室効果ガスに含めないのは本末転倒です。水蒸気が温室効果ガスの主成分なのだから、なおさら観測に力を入れなければ残りの微量成分の影響など区別できるわけもありません。 しかし、全体の何%を温室効果に貢献しているかが、計算できないわけです。よくある温室効果に貢献する円グラフには、水蒸気が記載されているものを見たことがありません。これは観測技術の問題ではありません。仮に世界中の各地の年間平均湿度のさらに平均を見ようとなっても、遥か上空までの湿度をどうやって計測するのでしょう?地球全体のIRスペクトルでもとるわけにもいきません。 これまで長くなりましたが、私が伝えたいことを端的に言うと、 (1)水蒸気は温室効果ガスですが地球温暖化に貢献しているとは言い難い。 (2)オゾンだって温室効果ガスではあるが地球温暖化に貢献はしていない。これも公的機関は明記しなければならないと思いますか? (3)真実かどうか疑いのある部分まであたかも真実かのように語る必要はない。それこそ嘘、誇大妄想で読者を混乱させてしまうものです。 (4)詳細を記す度合いと多くの人に認知してもらう度合いは反比例する。これは著者として認識して、対象を考え、小中高生にもわかるようにか、ユーザー向けなのか、プロ向けなのか考えるのが当然だと思います。 質問者様はきっと私などよりも遥かに環境問題に熱心に取り組み活動していらっしゃることと思い敬意を表します。だからこそこのような疑問を持たれたことと思います。しかし、この問題は伝えたい側と知りたい側のマッチングがうまくいっていません。もっと浅くとも広くというところから認知してもらわなければ解決方法がわかっていても解決できないという状況に陥る可能性も十分にあると思います。 日本は環境問題への取り組みは悪くないと思います。これは様々な国の外国人や海外に馴染み深い日本人の友人との話でそう感じましたし、環境分野の論文数も日本のものは比較的多く感じましたよ。 「水蒸気が明記されていないことは何かのマニュアルでもあるのですか?」という、質問者様の疑問は、当たっている気もします。上述のようなことを官公庁のお偉いさんが考え、マニュアル化したのかもしれません。

anima-mundi
質問者

お礼

天頂大気の各成分からなる赤外吸収スペクトルのデータはあります。 http://www.sundogpublishing.com/fig7-6.pdf 次の論文によれば、赤外吸収スペクトルから見積もった場合(地表100mの大気を仮定)、全温室効果ガス中に占める水蒸気の寄与は約78%になります(68/87≒0.78)。 http://www.warwickhughes.com/papers/barrett_ee05.pdf 一方、吸収の重なりを考慮した合計の吸収率に占める水蒸気の寄与は93%にもなります(68/73≒0.93)。温室効果のうちわけは、水蒸気が37.4K、二酸化炭素が9.3Kとなり、合計で47.7Kになります。吸収の重なりを考慮した場合、二酸化炭素の濃度を二倍にしたときの総吸収率変化は0.5%となります。これを単純な比例計算により昇温効果を大雑把に見積もると0.24Kになります(47.7 x0.005≒0.24)。 実際はこんな単純な計算ではありませんが、二酸化炭素による昇温効果だけの寄与というものは限られており、水蒸気フィードバックにおける水蒸気量の増加による追加的な温室効果がいかに大事かということが分かります。また、水蒸気には温室効果だけではなく、潜熱輸送による冷却効果もあります。放射伝達と潜熱輸送のみを考慮した計算によれば、水蒸気の蒸発に伴う冷却効果は13.4Kになります。 また、水蒸気量の増加は雲の形成を活発化させるため、これがネガティブ・フィードバックとして働く可能性も指摘されています。これらの効果はすべて気候感度にも組み込まれていると思いますが、その余りにも複雑な挙動ゆえにモデルの不確かさの原因ともなっていると思います。 いずれにせよ、地球大気において水の役割を無視して語ることは到底困難な作業になります。これは中学生に微積を教えずにニュートンの法則を理解させるようなものだと思いますが、熱力学の基本法則と同じく「水の惑星」の大気を理解するためには、水蒸気に対する説明は第一義的に行うべきだと私は思います。 大地の乾燥化は潜熱輸送による冷却効果を働かなくさせ、大気汚染は大気の熱循環を滞らせ、それらはヒートアイランド現象にもつながります。二酸化炭素だけでなく、他の大事な問題が見過ごされないように、もう少し周りを見渡す配慮がほしいものですね。

その他の回答 (21)

  • rio2
  • ベストアンサー率55% (36/65)
回答No.11

>私は素人に説明できない専門家はその物事を深く理解できていない証拠だとも思います。それは蛸壺化の弊害からくる専門馬鹿といってもいいかもしれません。 ここで言う専門家(科学者)の仕事は、研究開発であり、おしゃべりではないのです。科学者が一般の雑誌やテレビなどのメディアにでることは稀ですよね?科学者の仕事を世に伝えたいという人もそれを知りたいという人もそんなにいないということです。 自分の専門を、特に目に見えないものですね、分子レベルに小さすぎたり地球がどうとかマクロな話の場合、そのイメージを相手に伝えるには相手にそれ相応の基礎知識が必要になってきます。 質問者様のご専門はどのようなものなのでしょうか?それを全く知らない人にスピーチできますか? 全てに対して、原理がどうだとか全ての人が知る必要はないと思いますし、ムリな話です。 例えば日常で使用している、コンピューターの原理はわかりますか?車の原理は?お酒を造る工程を把握していますか?捨てるゴミがどのように処理されているか知っていますか? どれも聞いた話でおぼろげにしかわかりません。 しかし、それでいいのです。 知ったからって結局それは、聞いた話か本で読んだ話にすぎないのです。 実際に現場を見るわけでもなく、本当に知っているとはいえません。 知識だけの頭でっかちになる必要などないのです。 重要なのは問題を解決するのにクリティカルな部分さえしっかり把握していればいいのです。 地球温暖化問題を解決するのに、みんなで協力すればなんとかなる重要なことは、CO2削減なのは周知の事実なのですから。 地球温暖化解決への第一歩としてはまずまず成功なのではないでしょうか?余計な説明をすることで文章が長くなってしまうと宣伝効果がかなり薄れたと思いますよ。 そんなことよりも、CO2削減の為に何かしてらっしゃいますか? それが最も重要なことです。

anima-mundi
質問者

お礼

これは嘘容認派(地上の楽園派)ということですね。私は本当のことが知りたいだけです。rio2さんの能力を基準に考えると、素人に説明することがさも難題事件のようにとらえられてしまうのも無理ないことですが、私が再三にわたって申し上げているように「人為的」とさえ枕詞をつければ、水蒸気があっても何ら説明に支障はきたさないと思うのですよ。頭がいい人にとっては国民の教育水準なんてどうせ低いから嘘で誤魔化しちゃえって言う発想は当たり前なのかもしれませんが。 TBSも捏造や不祥事が日常茶判事ですが、一度倫理観を失ってしまうとどこまでも転げ落ちてしまう気がするの。社保庁も5000万件もの年金の行方不明データにより、金銭的損失が5兆円とも10兆円とも推測されていますが、嘘で国民を誤魔化せばいいという文化がある限りは官僚の腐敗に歯止めが利かなくなるような危惧も少しは感じているのですよ。アドバイスありがとうございました。

  • cat-food
  • ベストアンサー率61% (124/201)
回答No.10

この質問の表題に、「温暖化にまつわる官僚の嘘」と付けられていることについて。 質問者がこのような表題をつけられたのは、官僚が嘘をついていると考えておられるわけでしょう。官僚が嘘をついているということは、官僚が真実を知りながら、何らかの悪意をもって、人(この場合は国民)をだますために、事実と異なることを公表していると仰っているわけであり、これが事実なら国民の奉仕者としての官僚がもっとも行ってはならないことを行っていると告発していると解釈することができます。 そして、その証拠として質問者はいくつかの「公官庁」が作成したとする、温暖化解説URLを掲げて、温暖化ガスとして水蒸気がいずれも欠如していることを指摘されて、何らかの悪意があるかのように述べられているようです。 しかしながら、ここに掲げられた、国立環境研究所、日本原子力文化振興財団、省エネルギーセンターおよび環境Gooはいずれも法人であり、公官庁ではありません。(環境研究所は独立行政法人、日本原子力文化振興財団と省エネルギーセンターは財団法人、環境Gooにいたっては、民間法人です。)したがって、これらのURLに書かれたことは官僚が書いたものではなく、これを証拠に官僚が嘘をついている証拠とするのは、まったくナンセンスです。 もちろん、これらの法人の中には元官僚が天下りしている機関もあるでしょうが、天下りするようなお偉いさんが、いちいちURLの記事を書いているとは思えませんし、第一天下りしたら、すでに官僚ではありません。 唯一、「STOP THE 温暖化 環境省  2004」のみが、公官庁のURLであり、その記事を書いたのは多分、外注先でしょうが、内容については確かに官僚が責任を持つべきものです。しかし、その内容を見ると、「二酸化炭素などの温室効果ガス」と書かれていて、「など」の中に水蒸気も含まれると言われればそれまでです。嘘をついているなどと断言できるでしょうか。限られた紙面に分かりやすく説明するために、水蒸気やメタンやフロンは省略したのですよ。という言い訳もできます。 私自身官僚ではありませんし、官僚の肩を持つ気はさらさらありません。官僚との付き合いで気に入らないところも多々あります。しかし、官僚が嘘をついていると断言するにはツメが甘いのではないでしょうか。 官僚を批判することは結構ですが、官僚は常に批判にさらされており、少々の批判には耐えられるように、いつも逃げ道を用意しています。「本質的な理解が官僚全員が間違っている」などと批判する前に、少なくとも公官庁と法人の違いくらいは認識すべきです。

anima-mundi
質問者

お礼

なかなかすばらしい意見だと思います。文部省のホームページを見ましたら、監修に国立環境研究所(環境省・関連組織)の名前が出てきました。もしかしたら、ここが全ての発生原因なのかとも少し思ったりして。この大気組成には水蒸気がないので、水の惑星である地球とはまた別の星かもしれません。「など」すら付いてなかったですね。 http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0220a/contents/f_01_04.html 大気の成分と温室効果ガス 文部科学省 http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0220a/credit.html 監修 井上 元(独立行政法人 国立環境研究所 地球環境研究センター 総括研究管理官) とりあえず経済産業省とかもありましたが全てを見るのは面倒ですね。 http://www.tohoku.meti.go.jp/enetai/energy/cop3/qa.htm#onshitu 経済産業省 東北経済産業局 (Tohoku Bureau of Economy, Trade and Industry) ごくごく一部の低級官僚とその他いくつかの特殊法人とした方が適切だったのかもしれませんね。大変申し訳わりません。そこの部分は訂正させていただきます。さて、確かに環境省の場合は、などがついているのでさすが優秀ですね。アドバイスありがとうございました。 http://www.team-6.jp/warming/index.html 「チーム・マイナス6%」環境省地球環境局温暖化対策課国民生活対策室

  • kabo-cha
  • ベストアンサー率43% (403/928)
回答No.9

No.4,5,7です。何度もすみません。質問者様の論点がやっとはっきりしてきたので今回は簡潔に書きます。 まず、トンデモ科学を参考にしたために官僚は基本的な知識が欠落している。 こういうことはまずありません。仮にも環境省、気象庁などの技術系官僚は旧帝大や早慶出身の理学・工学・環境学の修士・博士が大多数です。 官僚の知識が欠落しているとのではなく、国民向けの説明での厳密さが欠落しているだけです。官庁内部での議論では、官僚も水蒸気の効果を意識しないわけがありません。 (経産省や外務省・財務省では、水蒸気=無関係と信じている人もいると思いますが) 以下、回答とは直接関係ありませんが。 >IPCCによればどこの氷であっても溶ければ、大小の差はあっても海面上昇が起きるとしているようなので大丈夫みたいです。 なぜこの件に関してはIPCCをそのまま信用するのでしょうか。官僚の科学的知識の欠如を指摘されながら、政治的思惑が入り込む政府間パネルから引用されてはがっかりします。 >wikipediaやそこら辺の辞書でも参考にして Wikipediaは誰もが編集できるものであり、専門外の人がそれこそトンデモ科学に近いことを書いている記事が多々あります。辞書でもときどきひどい説明があります。トンデモ科学を駆逐しないならば、きちんと専門書や論文を読むべきですし、せめて専門家が書いた概説書に頼るべきです。

anima-mundi
質問者

お礼

これはいうなれば官僚口下手説ですかね。確かに北朝鮮や旧ソ連などを見ましても嘘も方便という感じはしますね。「北朝鮮は地上の楽園」とするような大変「やさしさ」に溢れた言葉として、国民はお上の言葉をありがたく拝聴すべきかもしれませんね。回答ありがとうございました。

回答No.8

用語の問題として言うのであれば、「水蒸気」が、「ガス」と呼べるのか、という問題もあります。「気体」かもしれませんが、一般名詞としての「ガス」というのは通常「常温で気体となる物質」を意味するので、水蒸気は「ガス」に含まないのではないか、という意見も多いです。「用語の問題」は、ことほどさようにむずかしいものです。 もうひとついうなら、たとえば、「動物」に、「人間」は含まれるのでしょうか。 ケースバイケースですが、法律や行政文書などで「動物」といえば、通常、人間は含みません。 でも、それでは人間は動物ではないとでもいうのか、人間は動物じゃないという誤解を生むではないか、などと言い出すと、キリがありません。 おっしゃるとおり、行政は「地球温暖化原因物質」という意味で「温室効果ガス」という用語を使っていることがあり、好ましいこととは私も思いません。「地球温暖化原因物質」と、表現するべきであった、とは思います。 ですが、そういう重箱の隅を突っつくようなことを言っていると、進むものも進まなくなるし、何より、議論が本質的なところから離れていってしまいます。 この事例は、確かに好ましいこととは思いませんが、「法律用語」と「専門用語」とは違うと割り切ることも必要だと思います。

anima-mundi
質問者

お礼

言葉の概念の内包と外延を混同しているみたいですが、「水蒸気」とは読んで字のごとく、水が「気化」したものなので列記とした「ガス」みたいなので問題ないようですね。ことほどさように混乱する必要もないですね。 これは重箱ではなく、本質的な理解が官僚全員が間違っているということで、日本の理科教育を根底から揺さぶる出来事だと思いました。せめて、wikipediaやそこら辺の辞書でも参考にして、官僚の世界からトンデモ本が駆逐できるといいですね。アドバイスありがとうござました。

  • kabo-cha
  • ベストアンサー率43% (403/928)
回答No.7

No.4、5です。 No.6の方へのお礼を読ませていただきましたが、質問者様は行政の役割を勘違いされているのではありませんか? 行政機関はものごとを厳密な定義に則って事細かに説明する機関ではありません。 あくまで施策を決定するのが仕事であり、それに付随する業務として関連することをすべての国民にわかりやすく説明するのです。そしてその説明も、国民に温暖化に関心を持ってもらい、より多くの国民にごく初歩的な知識を持ってもらうことが最大の目的なのです。 官僚にも一流大学で理学修士・博士を取っている人は山ほどいますから、専門的な説明ができないわけがありません。(そしてその中には、難しいことを平易な文章で記述することができる人もいるでしょう) しかしそうした科学的な知識は、あくまで官庁内部で専門家たちと議論し政策を決定するときにのみ使われるのです。 さて、質問者様は水蒸気の件をご指摘ですが。 たとえば「STOP THE 温暖化環境省 2004」に「1750年頃から始まった産業革命以降…」とありますが、1750年頃に産業革命が始まったのはイギリスのみであるという但し書きをつけないと誤解を招きます。あたかも1750年頃から化石燃料の使用が全世界で劇的に増えたように捉えられてしまいます。 また同じく環境省のサイトですが、「永久凍土や北極の氷の溶融、海水の温度上昇等が引き起こされ、海面も上昇する懸念があります」という記述も誤解を招く表現が含まれていますね。 これらの点は指摘されないのでしょうか? 官公庁の説明文の、正確性に欠ける部分をいちいち指摘していては大変なことになりますよ。 このように科学的厳密さに欠けるのは、行政機関の説明に科学的厳密さは必ずしも要求されない、むしろ見やすさや国民の興味を引くことが重視されている証拠なのです。 (なお政治的な理由から、水蒸気が温室効果ガスだと理解しながらもそれを考慮しないということがないとも限りませんが、これは別の問題です)

anima-mundi
質問者

お礼

なるほど、行政の役割を完全に勘違いしていました。「目的のためなら手段は問わない」という事ですね。「行政の役割はウソの文章で国民を騙すことだ」という説は、一般国民には受けが悪そうですね。確か、むかしのどこかの独裁者も「目的のためなら手段を問うてはならない」といってたかも。当事者としてはそういうインチキで蔓延しているために、いつしか当たり前の事になってしまうのかな。一時期マスコミのウソや捏造が問題になりましたが、悲しいことにお上には甘いのかな。 しかし、不思議ですね。ひとつのところとして正しい記述をしている官庁がないのは普通に違和感を感じるけど。「人為的」とたった一言、枕詞を付けるだけですむのに不思議だなあ。私のような疑問を持つ人はいないのかな。 国立環境研究所というところも、一応、環境のための「研究所」という名前を付けたからには、少しぐらい科学的に正確な説明もできないものなのでしょうかね。もしかしたら余り程度のよくない研究員しかいないのかな。産業革命は固有名詞ですね。IPCCによればどこの氷であっても溶ければ、大小の差はあっても海面上昇が起きるとしているようなので大丈夫みたいです。 No.5で「水蒸気を赤外活性分子であることを認めないトンデモな科学者の意見ですら聞くべきだ」との趣旨の意見は大変すばらしい発想力だと思いますよ。このようなユニークな発想は是非いい意味で参考にしたいと思います。もしかして、官公庁はすでにこのトンデモさんの意見を取り入れたから、こんなことになったのかもしれませんね。再度のユニークな回答ありがとうございました。

anima-mundi
質問者

補足

Wikipediaの温室効果ガスの項を見ましたら、水蒸気も温室効果であることを隠さずにしかも簡潔に説明できていました。官僚が参考にしたテキストや辞書の類はもしかしたらトンデモ本だった可能性がどうやら非常に高くなってきたと思います。 官僚の世界でももしかするとエセ科学で蔓延しているのかもしれないですね。kabo-chaさんのトンデモさんテキスト参考説はあながち間違いではないのかもしれません。失礼しました。

  • rio2
  • ベストアンサー率55% (36/65)
回答No.6

No.2です。 >「かえって話をこじらす」から、教育水準の低い国民にはウソの説明の方がまだましだ、という官僚の「悪意」ではなく善意の親切心からきているのかもしれませんね。 これは私の解釈とは少し異なるのでご返答させていただきます。 ご紹介いただいた各HPからは、善意でもウソでもなく「地球温暖化の対策として今我々にできること」としてCO2削減を挙げただけだと思います。 彼らが訴えたいのは、「温室効果のしくみ」ではなく、「地球温暖化対策」なので、水蒸気を問題にすることは無意味だと思います。 >あまり頭の程度のよくない国民には説明しても無駄だと、頭のいい官僚が判断したという説はなんだか説得力があるので思わず頷いてしまいました。 ご返答を読むまでは、上述のような理解をしておりましたが、偶然にも双方の誤解が重なり生まれたこの新説も、あながちありえないことではないと感じました。 私は専門的な職業に就いていますが、専門家同士でディスカッションするときよりも、非専門的な方に内容を説明する方が遥かに難しいことであると日々感じているからです。 例えば、抗癌剤が効く仕組みを知りたいだとか、遺伝子解析ってどうやるのとか、これらの専門からかけ離れた相手が納得できる説明はできません。 しかし、いずれにしても、水蒸気も二酸化炭素もメタンもほかにも多くのものが、温室効果が認められることは間違いありません。ほかに異物質が存在しない理論計算では。 実験室と環境と行政と企業とでは、すべて考え方も主張も異なるのだなということを改めて考えさせられました。

anima-mundi
質問者

お礼

対策も大事ですが、その前に、物事の仕組みを正しくとらえる事も非常に大事なことだと私は思っています。それが私の質問の趣旨です。そのような観点から温室効果の仕組みを一般の人に説明するときにウソでごまかしていいのかと疑問に思っていました。温室効果の原理の説明は今の現状では明らかに嘘や誤解を与える表記になっていると思います。これでは誰も理科離れを語る資格などないのではないか、と私などは思ってしまいます。 水蒸気も二酸化炭素も遷移双極子モーメントを持つ赤外活性分子であることを疑う学者はいないと思います。それは量子力学を否定することになるのですから。rio2さんの仰る専門家の表現力不足は非常に頷けるものだと思いました。しかし、私は素人に説明できない専門家はその物事を深く理解できていない証拠だとも思います。それは蛸壺化の弊害からくる専門馬鹿といってもいいかもしれません。 視野狭窄で自分の分野のことしか興味が持てない専門家には、もっと社会に目を向けて情報発信する気概がほしいですね。その一方で、確かに、素人に分かるように説明するのは非常に難しいことだと思います。しかし、難しいからといって放棄していいわけではなく、むしろ、日本には科学ジャーナリストや社会学者の言う「ミドルマン」といった職種が必要なのかもしれませんね。アドバイスありがとうございました。

  • kabo-cha
  • ベストアンサー率43% (403/928)
回答No.5

No.1です。 まず私は「水蒸気は主要な温室効果ガスである」と認識しています。 さて、この温室効果ガスの議論については研究者によって様々な見解があることはご存知でしょう。たとえば二酸化炭素についても温室効果ガスと認めない研究者もいます(政府からの口止め・陰謀説もありますが)。 しかし官僚は、科学的な観点から議論するのが仕事ではなく、あくまで行政、すなわち法整備や具体的な対策の指針を策定するのが仕事です。ですから京都議定書から引用して、それ以上科学的見地から議論することないのでしょう。 また、水蒸気については、世界中のすべての科学者が温室効果ガスだと認めているわけではありません(大多数は認めていますが)。このように論争になりやすい事柄については、法的・政治的権威のある文書から引用することが無難です。 逆に考えて見ましょう。 もし京都議定書に記載されていない水蒸気が温室効果ガスとして列挙されていた場合、水蒸気を温室効果ガスと認めない研究者は「京都議定書にも書かれていないのに、国の機関はなにをデタラメなことを!」と言うのではありませんか? さて問題の京都議定書の附属書Aです。これはあくまで人為的な排出量を抑えるべきものとして列挙されたのですが、附属書だけを見ると単に「温室効果ガス」と書かれていますね。 本来は本文の趣旨を汲み取って人為的という言葉をつけるといいのかもしれません。しかし引用者である官僚はあくまで行政に対して厳密な言葉遣いをするのが仕事で、科学に対してまで厳密な言葉遣いをしてものごとをややこしくするのを嫌う傾向があるのかもしれません。

anima-mundi
質問者

お礼

官僚がいい加減な説明をするのは理解できる気がします。官僚のほとんどは文系が多いと思いますので、温室効果について分かっている人は皆無に近いのかもしれませんね。ゆとり教育よりはずっと前の世代だと思いますが、やはり文系と理系の壁は厚いのかしらん。 ただ私が例にあげた中には国立環境研究所という機関があるので、こにには当てはまらないような気もするかな。この機関は名前からすると理系の専門家がいそうな気もしますけど、なかは意外と文系の人たちからなるシンクタンクのような機関かもしれませんね。もしかしたら、ここも役人の天下り機関か何かの一種なのかな。 もう少し官僚たちに科学的にちゃんとしたアドバイスができる機関があるといいのかもしれませんね。大の大人の科学知識がこれじゃあ、子供の理系離れにも拍車がかかるのも無理もないことかな。とてもユニークな回答ありがとうございました。

anima-mundi
質問者

補足

あらためて見ましたら、国立環境研究所の説明が一番できがひどいですね。これはもしかしたら、あまりまともな団体ではないのかもしれません。例に挙げるのは間違いだったかもしれません。みなさま失礼しました。

  • subaru361
  • ベストアンサー率19% (55/283)
回答No.4

>どの官公庁も一言も水蒸気に触れていないのは何かマニュアルでもあるのでしょうか? どちらかといえば逆で、官公庁がよりどころとしているテクストに水蒸気が重視されていないためでしょう。別に作意はないといってよいともいます。官僚は基本的におのおのの分野の専門家ではありません。人に聞いて、無難とされる上澄みだけをもってきます。先進的な事例を有識者に先立って主張するようなことはありえません。anima-mundi様が専門家であり、官公庁に意見を聞かれるような立場になれば、あっさりと水蒸気の話も取り入れられる可能性は高いです。 また、私の知識の範囲では「嘘の説明」とまではいえないと思います。温暖化では「正解の説明」というものは難しいですので。

anima-mundi
質問者

お礼

なるほど、官公庁には余り程度のよくない専門家のアドバイスしか聞けない悲惨な状況にあるようですね。「人為的な」という枕詞がなかっために残念ながらウソの説明になってしまった例を集めました。昔は「人為的な」という枕詞があったようなイメージがありますが、いつからとれちゃったんだろう。不思議ですね。回答ありがとうございました。

  • grimoire
  • ベストアンサー率19% (5/26)
回答No.3

http://ameblo.jp/psych-logic/entry-10027493833.html 上記のサイトではこう表記されています。 『地球温暖化の元になったのは 朝日新聞の1984年の元旦に載った仮想記事らしい。 50年後にこういう記事が載るかもよというシミュレーションだったそうな。 その中で温暖化で北極の氷が溶けると海面が上がるってことになってたから、 それが世間一般で常識になったらしいけど、 実際にはアルキメデスの原理からすれば氷が溶けたところで 海面が上がるわけがなくて、 温暖化によって海が暖められて膨張することによって上がるんだって』 これは本当なのだろうか? 質問内容が『温暖化にまつわる官僚の嘘について』なので、参考として貼り付けますね。 http://hoptimisti.exblog.jp/5892067 ここでも紹介されていましたので一応張っておきます。 環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田邦彦著より

anima-mundi
質問者

お礼

確かに、北極が溶けるだの海面が上昇するだの一時期、大騒ぎしていた時期があったような記憶もうっすらあるような気もしますが、朝日新聞といわれると妙に納得してしまうので、少しできすぎた話のような印象も受けました。IPCCも熱膨張が重要だといっていますし、今は誰も北極だの南極だの言う人はいなくなったのかな。アドバイスありがとうございました。

  • rio2
  • ベストアンサー率55% (36/65)
回答No.2

温室効果因子としては9割ほどが水蒸気である、いうことは一般常識であると認識しておりましたが、質問者様が載せておられる各HPでは確かに関係ないことかのように触れていませんね。 事実、実際には二酸化炭素にしても同様の部分はあるのですが、地球温暖化の原因としてというよりも、結果として、水蒸気が増大→温暖化→さらに水蒸気増大、という繰り返しですし、何よりも質問者様の仰るとおりに「人為的」には制御不可能だということであると考えております。 水蒸気が増大する原因は地球温暖化であり、その発端の原因は水蒸気の増大ではなく、地球温暖化の「対策」を議論する際には、かえって話をこじらすものだとも言えます。 隠しても無意味な情報ですし、別に隠しているわけではないと思います。人々に自分たちができることの呼びかけとしてCO2削減をうたっていると思うのです。 確かに、裏で原発推進派の陰謀だの石油業界の圧力だのという話も聞きますが、ご紹介いただいた各HPは、「今、地球温暖化対策のために私たちができること」を基準にして我々に語りかけているものであって悪意のあるものとは思えないのですがいかがでしょうか。

anima-mundi
質問者

お礼

なるほど、「かえって話をこじらす」から、教育水準の低い国民にはウソの説明の方がまだましだ、という官僚の「悪意」ではなく善意の親切心からきているのかもしれませんね。 ただ、ひと言、「人為的な」という言葉を入れるだけで「ウソ」ではなくなるとも思いましたが、あまり頭の程度のよくない国民には説明しても無駄だと、頭のいい官僚が判断したという説はなんだか説得力があるので思わず頷いてしまいました。貴重なアドバイス、ありがとうございました。

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    卒業を控えた高校生です。 環境問題のカテゴリーに投稿しようか悩みましたが、 おそらく排出取引権についての有益なお話は伺えないだろうと思いこちらに投稿しました。 ですが、 1.CO2は重い気体なのに、なぜメディア等では上のみにまるでフィルターのように地球をとりまいているような表現をしているのか。(地表にたまってゆく、という表現は言いすぎにしても、地球から離れれば離れるほど濃度は確実に薄くなるはず) 2.そして温室効果においては水蒸気にも劣るいわゆる”温室効果ガス”のこと。 3.”温室効果ガス”といった、エコを促進させようとする誤った科学の知識を否定してくれる 上記の1、2、3についても触れている本ならばなおさら良いです。 しかし最も重視しているのは排出取引権についての仕組みを、できるだけ偏った見解(ETは○○の陰謀!!orこれは地球の環境が守られるためにはなんとしても存在しなければならない...etc)がされずに解説されていることです。 皆様が読んだ中で有用だと思われた本をお教え下さい。本の内容の難解さ等は度外視してください(学生になって、もう少し賢くなってからゆっくり読みたいと思います)

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    燃料電池(水素を使う)は、ほとんど?水しか出さないから地球温暖化が防止できると聞きますが、天然ガス等(水として地球上に存在していないもの)から水素を作り出し、をれを燃料電池の燃料として使うと、結果的に地球上の水分の量が増えますよね? 温室効果ガスの大部分は水蒸気です。温暖化防止どころか、温室効果ガスを増やしていることになりませんか?(原油よりは温暖化しない程度ってことでしょうか?) 水が増えても、大気中の水蒸気の量は変わらないのでしょうか? クエスチョンマークばかりになってしまいましたが、どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら、回答お願いします。

  • 火力発電の水蒸気タービン

    東京電力のCMで、 「火力発電は、ガスタービンに水蒸気タービンを併設してCO2を25%カットした」 と言います。 温室効果ガスからすると、 二酸化炭素よりも水蒸気のほうが高いので 地球温暖化についていえばむしろマイナスなのではないでしょうか?

  • 地球温暖化について

    地球環境問題の1つである地球温暖化は、 温室効果ガスが増えたことにより地球全体の温度が上がり、 氷河が解けてきている。 ・・・合ってますか?^^;

  • 地球温暖化ガスの水蒸気を減らす運動はなぜ起きないの

     水蒸気は温室効果ガスとして最大の寄与を及ぼしている。現在の大気の温室効果は約5割が水蒸気、2割がCO2によるもの。 もっとも、大気中のCO2濃度が増加することによって、海水温が上昇し、海面から蒸発する水蒸気が増え、更に温暖化が進行するとは考えらる。 けどだ、二酸化炭素だけを悪者にする風潮は気に入らない。温暖化ガスとその寄与度合いを示す図表に水蒸気を入れていないなど作為的に二酸化炭素を悪者にしようとしている。 最大の温室効果ガスである水蒸気、その寄与率は5割。この水蒸気については一切言及せず、2割程度の寄与しかしていない二酸化炭素を減らせ減らせと煽動している。 このように感じるのは私が捻くれているせいだけではないと思う。 水蒸気が最大の温室効果ガスと述べている国立環境研究所のWebサイト: https://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/11/11-2/qa_11-2-j.html

  • 地球温暖化

    温室効果ガスで今一番温室効果が高いと言われているものが水蒸気というのは本当でしょうか?ご回答よろしくお願いします。

  • 温室効果ガスを主犯とする地球温暖化

    地球温暖化は、端的にいうと、二酸化炭素をメインとする温室効果ガスによって放熱がされにくくなったところにさらに太陽から熱が注ぎ込むために生じるという説明ですよね。 三月に太陽の黒点がなくなった、すなわち太陽の活動が極端に低くなったということでしょうが、これがさらに低下して、ついに太陽からの熱が来なくなった場合、温室効果ガスの存在濃度の違いによりその冷え方はどの程度の差が生じるのでしょうか。 それとも、温室効果ガスがあればなかなか冷えないというのでしょうか。 温室効果ガスが主犯ではないとした場合、あるいは、今後地球寒冷化に向かうということに対する予防保全の考えは全く想定されていないのですか?

  • 水蒸気による温室効果はどのくらいか

    温室効果ガスは二酸化炭素だけでなくメタンやその他のガスもあるといいます。そして、水蒸気も温室効果を持つと言うことなのですが、雲になれば、日光を反射して大気温を下げる効果があるようです。また、雨になれば、当然気温を下げる効果もあるでしょう。 温暖化の影響を受け、当然大気中の水蒸気の量は増加するはずです。 総合的に見て、水蒸気の増加が温暖化に与える影響はどの程度あるのでしょうか。つまり、正のフィードバック効果があり、どんどん温暖化が進むようになるのか、どうかと言うことです。