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ETFに買い時ってあるのでしょうか?

nekomomotaの回答

回答No.2

ETFもインデックス投信も株式指数(インデックス)に連動するように運用するものなので、(ETFがあらかじめ購入した株式に基づくファンドをあたかも一銘柄のようにザラ場中にも売買できる、というような組成上の違いを除いては)タイミングなどの考え方に違いがでると考えるのは理屈に合いません。 次にこれらETFなどには売買タイミングはまったく無いのか、というとこれも語弊があります。個別銘柄を平均した市場の指数連動ですから、ひとつの銘柄のように、ある会社の業績他の材料に影響を受けて価格変動する値幅はずっと低くなります。ただし、将来も含めての企業業績全体に影響する内外経済や海外金融市場の出来事には敏感に反応することも事実でTOPIXや日経平均の過去からの動きを見てもらえば一目瞭然です。いきなり30年を目処に投資を始めるということは無いでしょうからその意味では十分タイミングがあります。 繰り返しになりますが、ひとつの企業の材料に振り回されないだけです。その意味では、マクロ経済、国際経済情報についてはプロもアマも情報格差が少ないですから、ひとつの企業の疑わしい材料に一喜一憂して株価に振り回されているよりは、より長い期間の投資が腰を据えてできて、個人投資家向き、あるいはいくらかまっとうな投資だということができます。 ただし、経済の状況が過熱してインデックス自体が過熱している1989年末にTOPIXに投資した場合には、2003年初めまで大きく下落した後、現在ではせいぜい半分の価値までしか戻っていません。これをもってタイミングがない、とはとてもいえません。しかし2003年の時点で投資すれば年率20%をはるかに超えるリターンがあるわけで、別に個別銘柄に投資しなければ株式投資の醍醐味がないことはないです。よく理解できない企業動向や、思い込みの銘柄選択をして損を繰り返しているのでは余りに貧弱な情報で自分の投資能力を過信していると私は思ってしまいます。デイトレードを含めて、結局個別銘柄で儲かりやすい相場は、株式市場全体が好調なときです。実は自分の銘柄選択能力ではないことが多いのです。やがて個別株の激しい動きのつかまって儲けを全部吐き出してしまうことが多いのではないでしょうか。 それならばインデックス投信やETFで相場や経済の大きな流れで「安いところで買う」ことと「高いところでは買わないで、少しでも売却してキャッシュにして、次の安い時点を待つ余裕を持つ」ということを守る方が成功可能性が高いと私は確信しています。

anonoa
質問者

お礼

お詳しいお返事頂き、大変有り難う御座います。 ETFもインデックスに連動しているので個別銘柄を考えるのとは訳が違い複数銘柄投資ということで経済全体の流れを見て判断するということが非常によく分かりました。 そもそも私が疑問に思いましたのはETFの場合、インデックス投信と違ってリアルタイムに指値・成行注文が出来るということは、『ETFの価格が日々刻々と変わるため、株式同様に指値・成行を行わざるを得ないということは株式同様のシビアなタイミングがあるのか?』という点でした。 また、簡単に言いますと、昨年のライブドアショックや今年2月の中国株ショックのような時が「買い時」となるのでしょうか。。。 色々と有り難う御座いました。大変参考になりました。

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