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「ゴドーを待ちながら」はなぜ名作なのでしょうか

nico-robinの回答

回答No.1

こんにちは。 2度もご覧になったんですね。 いわゆる「名作」というのは、 ごく一部の人たちの判断または意図で付けられたレッテルにすぎません。 ですから、世間の評判を鵜呑みにしたり、 それに振り回されないほうがいいと思いますよ。 あなたにとって意味不明、理解不能であれば、 それはそれでいいのです。 名作だと無理矢理思う必要は全くありません。 特にベケットやカフカのような「不条理もの」については 好き嫌いがはっきり分かれがちです。 私自身はカフカの『変身』も『城』も『審判』も不条理で好きですが、 それを名作だと他人に薦める気は毛頭ありません。 ただの嗜好の問題ではないでしょうか。 あなたも自分の感性と嗜好に従って作品を楽しめばいいと思います。 お互い、メディアや風評に踊らされないように気をつけましょうね。 ちなみに、経験や知識が鑑賞眼を磨くこともあります。 ところで、アメリカ文学になりますが、 テネシー・ウィリアムズの劇はご覧になりましたか。 私は『ガラスの動物園』とか好きです。

kos_kos
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 >あなたも自分の感性と嗜好に従って作品を楽しめばいいと思います。 >お互い、メディアや風評に踊らされないように気をつけましょうね。 確かにおっしゃる通りなんです。 実際そうやって、楽しめればいいや、という感じで芝居も観てますが、 でも、これだけ、すごい、とみなさんが言っている作品の 本質を理解できないのは淋しいなあと思うんです。 >ちなみに、経験や知識が鑑賞眼を磨くこともあります。 そうですよね。 そこで、自分の知識を少しでも増したいなと思いました。 「ゴドーを待ちながら」について、過去の質問を検索したら、 このようなのが出てきました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa96184.html こんな考え方があるんだと新鮮でした。 また、偶然なんですが、昨日の朝日新聞夕刊(2007年3月28日) に、現在上演中の別役実さんの「やってきたゴドー」の演劇評が出てました。 これは「ゴドーを待ちながら」の後日談のような 芝居なのですが、冒頭で、ゴドーが来てしまう!そうです これは、すごいなあという感じですよね。 古いですが、第三舞台という劇団の「朝日のような夕日をつれて」 (鴻上尚司作)は「ゴドーを待ちながら」を下敷きにしているのですが、 私の大好きな芝居です。 観ながら沢山笑い、沢山泣き、観ていてゾクゾクするほどいい芝居でした。 そう考えてくると、「ゴドーを待ちながら」のようないろんな解釈ができ、 議論の対象となる作品を理解していないというのは、 人生の大きな損失だよな、と前から思っていて、質問させていただいた次第です。 ですから、いろんな方の「ゴドー観」を教えて欲しいなあと思っています。 >ところで、アメリカ文学になりますが、 >テネシー・ウィリアムズの劇はご覧になりましたか。 >私は『ガラスの動物園』とか好きです。 残念ながら、芝居は観ていません。 ただ、「欲望という名の電車」は、高校生のときに文庫本で読みました。 しかし、これも、正直に言うとよくわからないなあという感じでした。 高校生だったんで、あてにならないんですがね。 「欲望~」は有名な映画があるので、そちらをいつか観てみたいな と思っています。 テネシー・ウィリアムズも、私のなかでは、なんでそんなに評価が高いのか わからない謎の作家の一人なんですよね。

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