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水草の液肥について

水草の液肥に、水草用のメデネールを使用しているのですが、普通のメデネールと何が違うのでしょうか? 魚にも影響がないのであれば、比較的買いやすい普通のメデネールを買おうと思っています。 また、よくハイポネックスなども紹介されていますが、これも魚に影響がないのでしょうか? よろしくお願いします。

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  • bellena33
  • ベストアンサー率56% (459/818)
回答No.1

サイトの制作者さんは、恐らく農学の範囲まで勉強されていると思います。 そのうえで、園芸用の液肥をご選択なさっているのです。 水草育成に肥料を使うというものは、様々なことが分かっていないとできない上級スキルで、 真似ただけでどうにかなるものではないことはご理解下さい。 この場合、どの肥料成分を、どの程度...と適切に使用できるかどうかで、 良くも悪くもなるのが、水槽という閉鎖空間での敷肥なんです。 -- メネデールは水草用と園芸用と分かれていますが、内容の違いについて、メーカーからの明確な回答を得ることはできませんでした。 基本的には 二価鉄イオン水ですので、微量元素の配合が換えてあるのかもしれません。 60cm水槽でキャップ1杯が適量となるように、濃度が変えてある可能性もあります。 とはいえ、メネデールの資料(凄い量です)を取り寄せても、微量元素が入っているとは一言も書いてありません。 なら、流通経路が異なるため価格が変わるだけで、どちらも単なる二価鉄イオン水だけではないのか...というのが私の見解です。 園芸用のメネデールにも、アクアリウムに...と書いてありますし、実際問題として園芸用を使っても特に支障はありません。 常識的な範囲で使用する以上、メネデールで生体に影響が出たということは聞いたことがありません。 ただし、ADA社の見解では、鉄分が過剰に蓄積すると水草に悪影響があると述べられており、 定期的な換水が勧められていることも、ご承知下さい。 私は、鉄分補給に限っては、ADAのECAがメネデールに較べて大きく割高であるとは思っていません。 -- ハイポネックスが魚に影響がないか...ですが、当然、影響があります。 これは、どんな肥料でも、適量を超えると影響があります。 チッソ肥料とは、硝酸態窒素やアンモニア態窒素のことであると言えば、ご理解いただけるでしょうか? アンモニア態窒素は、生体にとって猛毒であることは常識ですよね? 魚やエビにとっては毒でも、水草にとっては栄養...それが肥料の正体です。 園芸用肥料は、水に流されるという特徴もあり、使用量が濃いのです。 これを閉鎖水系に使うとどうなるか。 肥料だから良いものだ...と安易にドバドバと入れ、硝化バクテリアの分解量を超え、 アンモニア態窒素の濃度がエビや魚の致死量まで上がってしまえば、生体は死にます。 硝酸態窒素なら魚に毒性がほとんどない...のも一面では事実ですが、硝酸態かアンモニア態窒素のどちらを必要とするかは、植物によって変わります。 水草主体の水槽において、窒素は過剰ではなく不足する傾向にあり、入れるべきとなることもありますが、 適量を間違えれば生体は死ぬ...その恐れの最も強い三大栄養素が窒素であると覚えれば良いでしょう。 次に、リンですが、水草のリンの消費量は必須ですが少なく、リンの過剰はコケの原因に直結しやすいとお考え下さい。 ところが、園芸用肥料ではこのリンの含有量が やけに多いのが普通です。 リンは果実に多量に含まれる成分となり、陸上植物では立派な果実が実ることは重要なわけですから。 花も果実も咲かせ難い水草水槽とは逆なんです。 なお、ソイル系底床では、リンは水草やコケの吸収できない形に変化し、園芸用のリンが多い肥料を使っても実害は出にくいらしいですが。 カリは生体にとって害になりにくいですが、多量に入れすぎるとやはり害があります。 餌などから補給されないため、水槽にはカリが必要だと強調されるのですが、カリをボカスカ入れれば良いと言うわけでもありません。 -- なぜ、園芸用の肥料が使われているかというと、成分表示があるからです。 アクア用の肥料の大半に成分表示がないため、水草の状態によって不足要素がある程度判別出来る経験者ともなると、 使うに使えないわけですね。 微粉ハイポネックスやハイポネックス開花促進剤,ハイポネックスハーブ(ラン)など、紹介されることが多いのは、 様々な要素と自分の水槽の状況を鑑みて、問題はあれど無難であると導き出された経験則であり、 それが、あなたの水槽に適応されるかというと、必ずしもそうとは限らず、むしろ害になる可能性もあると考えて良いでしょう。 早い話、ハイポネックスが話題に上がるのは、即効性のある化学肥料であり、リンの含有量が少ないラインナップがあるからです。 開花促進液などは、チッソが入っていませんので、ミスが致命的になりにくいため、紹介しやすいという理由もあるでしょう。 土壌バクテリアが底床に少ないような段階では、肥料を入れても水草はろくに吸収できない...など、 水草を育てるうえで、色々と知るべきことも多く、 「分からないのであれば、入れない方が良い。水替えをしたり魚を入れることで対応すべし。」 と言われるのは、肥料のやり方が難しいからに他なりません。 農作物のように、どの種類にはどの栄養素がどれくらい必要...なんてデータは水草にはありません。 他者の意見を参考にしながら、ご自身で見つけていかれるしかないのです。 というわけで、不親切なようですが、適切な肥料の使用法を【試行錯誤しながら】見つけてください。

yutakimus
質問者

お礼

ありがとうございます。 なかなか難しいみたいですね。 試行錯誤してみます。

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