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吉本隆明 初期ノート 宮沢賢治論 数字の羅列は何ですか?
吉本隆明の 初期ノート を買いました。 宮沢賢治論の中に、手書きで数字の羅列が書かれたメモが載っているのですが、これは何を意味しているのでしょうか。 知っている方がいらっしゃったら、教えていただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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当方の所有している、試行出版部発行『初期ノート増補版』(1982年8月1日発行第7刷)を見ました。宮沢賢治詩集はどこへ行ったのか不明なため、伊藤信吉編『現代名詩選(中)』新潮文庫にある宮沢賢治詩で確認しました。 数字は各行の「音数」ですね。例えば「くらかけ山の雪」では たよりになるのは くらかけつづきの雪ばかり ・・・・・・ で、一行目の音数は(指を折って数えればいいです)8、二行目は13。 8が(4+4)になっているのは「たよりに」「なるのは」と意味の塊で分けたときの音数でしょう。 以降の数字は各行の動詞の数、形容詞の数と続くと思います。ただ、「くらかけ山の雪」は9行ありますから、「動詞によるくらかけ山の雪」の数字が8しかないのは混乱のもとですね。続く「形容詞による」では数字が9つ並んでいますからね。 音数率については、とりあえず菅谷規矩雄『詩的リズム(音数律にかんするノート)』(正・続)大和書房(1975年・1978年)が参考になります。ご参照ください。 しかし・・・吉本隆明=共同幻想か、なるほど。
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お礼
ありがとうございます。 わざわざ調べていただきとても感謝します。 わたしも自分で数えてみるべきでしたが、その前に横着してOKWaveを活用してしまいました。 音数律なんて難しそうなものは今まで考えたこともなかったので、参考の本も探して目を通してみたいと思います。 本当にありがとうございました。