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赤外吸収スペクトル分析法について基本的な質問
rei00の回答
- rei00
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rei00 です。補足拝見しました。 > もし赤外吸収法がその二つの液体の違いを現すのに > ふさわしくない(不正確な)試験だとすると、 お解りだとは思いますが,赤外吸収法が不適なのは「少量の不純物の存在を明らかにする事」であって,多量の不純物が含まれていれば違いは現れます。 > 他にどんな試験をすればその違い(入っている成分、 > においなど)を確実に知ることができるのでしょうか? 入っている成分が何かを確実に明らかにするには,その成分単独のデータ(質量分析,核磁気共鳴スペクトル,赤外線吸収スペクトル,紫外吸収スペクトル等)を測定しないといけません。つまり,その成分を単離する必要があります。 一方,不純物が存在するかどうか,どの程度存在するか,だけであれば各種のクロマトグラフィで分析が可能です。多用されるのは,ガスクロマトグラフィ(GC)や高速液体クロマトグラフィ(LC)です。 この両者を組み合わせた分析法も存在します。試料によって上手くいくかどうかは変わりますが,GC や LC で分離した各化合物の質量分析(MS)を直接行なう分析が GC-MS や LC-MS です。 同様に,GC や LC で分離した各化合物の核磁気共鳴スペクトル(NMR),赤外線吸収スペクトル(IR),紫外吸収スペクトル(UV)を直接測定する分析法として,LC-NMR, GC-IR, LC-IR, フォトダイオードアレイ検出器を用いた LC 分析等があります。 お書きの試料の御様子であれば,GC-MS か LC-MS あたりの測定で不純物の存在の有無とどの程度存在するかを明らかにする事が最初だと思います。 ところで,『赤外線吸収スペクトルの分析結果を』とある事から考えると,測定はどなたか別の方が行われたわけですね。その方は説明して下さらないのでしょうか。
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