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赤外吸収スペクトル分析法について基本的な質問

noname#21649の回答

noname#21649
noname#21649
回答No.2

赤外分光のおおざっぱな見方だけ。 見つけやすいのはCOの吸収で.これが図の真ん中(波長忘却)あたりにあります。 あとのピークはデータ集で拾ってください。 一つの巨大なピークだったらば.おそらく一つの基の場合でしょう。ところが.隣にある原子の影響を受けて.ピークがずれる場合があります。場合によっては2山ピークになることもあります。ここから.隣の原子の状態を検討付けます。 ベースライン(吸収がほとんどない部分.ピークの底)が斜めになっていた場合に.一般的なKBRの場合に.つぶし方が悪くて散乱しているのだろう(測定が失敗した)と考えます。 あと困るのが水(OH)の吸収です。測定に時間がかかって水を吸ってしまった場合や試料に水が混ざっていた場合に水のピークが出ます。水がどのように入ったかで形状が変わる場合がありますが.注意が必要です。できれば.室内に放置して水を吸わせてピークがどのように変化するかを見てください。アルコール性OH.フェノール性OH.水のOHとピークが若干ずれます。お話の内容は.多分OHの吸収でしょう。 最後に.赤外は感度が悪いです。放射線並みとは言いませんが.5%程度の濃度変化がないとピークに変化が現れません(微分曲線を除く)。定性分析が主体ですが場合によっては定量分析に使う場合もあります。

pyoko_pyoko
質問者

補足

ご丁寧な回答ありがとうございました。 よろしければもう少し教えて頂けないでしょうか? 波長がはほとんど同じ(始点の透過度がちがう)なのですが、見た目の臭い、色に明らかな違いがあります。 こういう結果も赤外分析でグラフには違いとして現れるのですか? もし感度が低くて現れないようなら、お勧めの別の試験をしてみたほうが良いですよね? あ~誰か、というか、どこかこういうのを解析説明してくれる機関なんかがあればよいのに・・・でも頑張ります・・

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