• ベストアンサー

「酒をたしなむ」って他人に使って良いですか?

「(あなたが)家でお酒を嗜む(たしなむ)時にはおつまみをどうぞ」 って正しいでしょうか。 辞書には「嗜む」=「好きでやる。親しむ。」と書いてあり、使う場面は幅広いように思われますが、 (1) 「XXさんは詩吟をたしなむ」;-する習慣がある。-する能力がある、という「状態」を表す言葉ではないでしょうか。「家で酒を飲む」という「動作」に使ってはいけないのではないでしょうか。 (2) 「ピアノはプロ級だそうで」「いえいえ、たしなむ程度ですよ。」;「プロ」に対する言葉で「下手の横好き」的な謙譲語ではないでしょうか。 とすると、「あなたが家で・・・」と尊敬語を使うべき場面で「嗜む」は使ってはいけないのではないでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.5

>「酒をたしなむ」って他人に使って良いですか? 駄目です。っていうか「(あなたが)家でお酒を嗜む(たしなむ)時にはおつまみをどうぞ」は駄目です。まっさきに「酒はたしなむ程度です」という頻用される表現があるのでそれと衝突しますから。 タシナムの本義は信じてもらえないかもしれませんがなんと「苦しむ」ということです。(嘘とお思いなら古語辞典を牽いてください。)そこから「苦しみつつもそれに耐えてあれこれする」という語義が生じました。 「酒はたしなむ程度」とは苦しみつつも付き合いや仕事や(ときには中毒)に強いられて呑むってことです。好きで呑むって意味じゃないでしょ。 じゃあ辞書の説く「好きでやる。親しむ」という語義はどうして生じたか、ですが、これは、苦しみつつも必要や喜びがあるから心ならずも続けてしまう、ってことからでしょう。だからおっしゃる詩吟とかピアノとか、技術の習得、苦しい修練を要する芸道に馴染む言葉なんですな。 っつうわけで、これは敬語の問題ではござんせん。自分のことだろうが他人のことだろうが、このタシ(これは確かのタシでもあるという)の本義から外れる使い方は今もなお、タシの意味が完全に忘れ去られた今もやはり違和感を伴わずには済まんでしょう。

charlsushi
質問者

お礼

ありがとうございました。 詳細な調査、感謝いたします。

その他の回答 (4)

  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

「嗜」には、「好む」の他にも「節制する/慎む/心がける」という字義もあるようです。 つまり、『本腰を入れていない状態』で好きになること、といったニュアンスがあるのではないでしょうか。 自分や気心の知れた第三者、あるいは公人などの趣味に対する指向が粘液質でないことを表わしたり、相手の発言に軽く応じたりする際の表現で、 二人称の会話で使うのは何となくですが違和感を覚えますね。  

charlsushi
質問者

お礼

ありがとうございます。 No.3さんも貴重な資料を調べてくださいましたが、おっしゃるとおり3人称なのです。 「慎ましやかに」という感覚が、混同かもしれませんが「好んでする、親しむ」とセットになって、目上の人には使わないほうが良い言葉になっているのではないか、と思っているわけです。「窘める(たしなめる)」と混同してもいけないとは思いますが、 「今日はどんどんたしなんでくださいよ!」という用例は無いような気がしてなりません。

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.3

漱石「こころ」 私は詩や書や煎茶を嗜なむ父の傍で育ったので 漱石「道草」 彼は一口も酒を飲まない代りに大変甘いものを嗜んだ。 芥川「忠義」 (細川家は)まして宗教の嗜みに、疎な所などのあるべき筈はない。 などという例をみても、「嗜む」が他人の嗜好についてはいえない とはいえなさそうです。 単に、好きこのんでやる(飲む、句をひねる)などに使ってさしつ かえないでしょう。むしろ、これは雅語であると思いますが。

charlsushi
質問者

お礼

ありがとうございます。 確かに他人に使いますね。

  • kokutetsu
  • ベストアンサー率26% (233/880)
回答No.2

辞書には、たしなむ、は謙譲語とはでていませんが、慣用的に他人の行動に使うのはしっくりこないようです。「武士のたしなみとして和歌は大事だ」というような言い方もあるので、たしなみ、たしなむ、というのは、基本的なことはマスターしているが上級レベルではない、というニュアンスが生じるような気がします。ですから「私は趣味で俳句をたしなんでいます。」「社会人のたしなみとして、俳句ぐらいやっておくべきだ」はOKだけど、「A先生は趣味で俳句をたしなむそうだ」は間違いとまでは言いにくいけど、上級者でないような感じをもたせるのでやや難と思います。

charlsushi
質問者

お礼

おっしゃるとおり。 そのニュアンスが私の疑問の原点でした。 例えば目上の人に面と向かって「あなたはXXを嗜むそうですね」って失礼ではないかと・・・ ありがとうございます。

  • toko0503
  • ベストアンサー率36% (886/2437)
回答No.1

使ってもかまいませんよ。ただ 「(あなたが)家でお酒を嗜まれる(たしなまれる)時にはおつまみをどうぞ」 としましょう。(^^)

charlsushi
質問者

お礼

ありがとうございます。非常に明快です。謙譲語と書いていなければどこに使っても良い。尊敬語的に修飾する方法はいくらでもある日本語の良いところでしょうか。 食べるー召し上がるーきこしめす にこだわるのでなく 食すー食されるーお食しになる のような感じですね。 中性的、中立的な単語と理解できました。

関連するQ&A

  • 「たしなむ」と言う言葉、他人に使いますか?

    「(あなたが)家でお酒を嗜む(たしなむ)時にはおつまみをどうぞ」の表現をたまたま見つけました。これ、おかしくないでしょうか? 辞書には「嗜む」=好きでやる。親しむ。と書いてあり、使う場面は幅広いように思われますが・・・ あなたは他人に「どうぞたしなんで下さい」と言うことがありますか?

  • 敬語

    尊敬語、謙譲語、丁寧語それぞれの意味、使う場面

  • お酒にまつわる外国語

    外国で食事前にちょっとお酒を飲んだり、親しい人同士が集まってお酒を飲んだりする習慣を指す単語で何かちょっと洒落れていて感じのいい言葉をご存知ないでしょうか?お酒にまつわる言葉ならジャンルは問いませんが日本語でも発音しやすく、短いものがいいです。「アペリティフ」「フィンガーフード」など習慣以外の名称でもOKです。英語に限らず、フランス語などでも構いません。できるだけ多くの言葉を知りたいので、「こんなのがあるよ」という心あたりのある方、どうかお気軽によろしくお願いします!!

  • お辞儀と尊敬語

    日本人のお辞儀の習慣はいつから何故はじまったのかご存知の方いらっしゃいませんか?また、日本語の謙譲語・尊敬語はお辞儀の習慣と関係あるのでしょうか? なぜ、日本人はお辞儀をするのでしょうか?

  • 尊敬・謙譲・丁寧語を自然に学べる本

    こんばんは。 日本語がある程度問題なく話せる外国人向けに、 尊敬・謙譲・丁寧語が自然に学べるような本はないかと探しております。 「尊敬語の学び方」など、カッチリした本ではなく、物語を楽しみながら場面場面で自然と学べるような本を探しております。 漢字はある程度難しいものが出るものでも大丈夫です。 そのようなものでお勧めのものがあれば是非教えてください! よろしくお願いします。

  • 「会う」の謙譲語

    「会う」の謙譲語は一般的なところだと 「お目にかかる」「お会いする」を使うと思いますが、 辞書を見ると「まみえる」も「会う」の謙譲語となっています。 大辞泉、大辞林の例文をみると、 ・君主にまみえる ・閣下にまみえる と使われています。 このことから、身分制度があった時代に身分が上の人に 会うことをいう言葉かと推測していますが、いかがでしょうか。 また、「君主にお目にかかる」という言い方はできるでしょうか。 もう一つ、お目にかかることを言う女性語に 「おめもじする」という言葉がありますが、 これはどのようなニュアンスなのでしょうか。 実際に使っているのを見聞きしたことがなく、 どのような場面で使われるのかいまいちわかりません。 (検索かけてWEB上で使われているのは見ましたが、  やはりよくわかりません) よろしくお願いします。

  • 「おられる」という表現

    「何々しておられる」という言葉を尊敬語として使う事がありますよね。私は今まで「おる」という言葉は謙譲語だからこの「おられる」という表現は正しいのかな??と思ってきましたが、この「おる」という言葉に「られる」という尊敬語を表す単語が付いているから尊敬語としてはもしかして間違った表現ではないのかな?とも最近思うようになってきました。 この「おられる」という言葉は尊敬語として正しい言葉なのでしょうか?お分かりの方がいらっしゃいましたら、回答よろしくお願い致します。

  • 日本語のポライトネスの使い分けはしやすい?複雑?

    日本語では敬語など上下関係や親疎など表す言葉が複雑と規則がありますね。 用言による尊敬、謙譲、丁寧などですが。 ポライトネスという意味で、場面の使い分けなど、複雑なのでしょうか? それとも規則化されていて使いわけはしやすいのでしょうか?

  • 尊敬語と謙譲語の説明

    尊敬語と謙譲語の説明 受験生などの敬語初学者や、日本語を学習している外国人に対して、 大雑把に尊敬語と謙譲語の説明をする場合、 尊敬語:相手方を持ち上げる(ヨイショする)言葉 謙譲語:自分を相手より下げる(へりくだる)言葉 そして以上の2つを同時に使えば、相手方と自分の高低差は大きくなり、敬語の働きが際立つ のように説明しても問題ないでしょうか? あくまで敬語入門の大雑把な説明としてです。 よろしくお願いします。

  • ●尊敬語、謙譲語●

    「国語の新研究」という問題集にはこんな問題が載っていました 次の言葉を「お(ご)~になる」、「お(ご)~する」の形を用いた尊敬語・謙譲語に直しなさい。 (1)心配する  ⇒尊敬語で。(      )            謙譲語で。(      ) (2)開ける   ⇒尊敬語で。(      )            謙譲語で。(      ) (1)の尊敬語の正解は「ご心配になる」でした。 これは、相手が「心配する」ということに対して、「ご心配する」という尊敬語を使い、相手を高める効果があるので、納得です。 (2)の尊敬語の正解は「お開けになる」でした。 これも、相手が「開ける」ことに対して「お開けになる」という尊敬語を使い、相手を高める効果があるので、納得です。 しかし、謙譲語のほうはどちらも納得がいかない答えでした。 (1)の謙譲語の正解は「ご心配する」でした。 (2)の謙譲語の正解は「お開けする」でした。 私はこの答えに対して、あまり納得がいかなかったのです。 「お」や「ご」を使ったていねい文は、相手の動作や持ち物を高める文だと思うので、上の謙譲語の正解は納得がいかないのです。 ●例● 私はそのドアをお開けする と上の謙譲語を用いた文を作ってみたのですが、そしたら、 ●例● 「私がそのお茶をお運びします」 と、自分がする動作に「ていねい語」を用いていて、自分を高める感じがしてしまうのです。 小学校の頃、先生に自分に対してていねいに言うのはおかしいでしょう。たとえば「・・・・」←(何て言っていたかは今は覚えていません;) といわれて、みんなも私も、「たしかに、自分にていねい語を使うのはおかしい!」と十分納得しました。 なので、謙譲語は「自分を下げる」という効果がありますから、自分がする動作を「ていねい語」として高めてはいけないと思います。 しかし、上の問題文では「お(ご)~なる・・・」を用いた尊敬語、謙譲語に直しなさい と書いてあったので、ますます混乱です。 ていねい語も尊敬語も同じ「相手の動作や持ち物に使い、その人を高める」効果があると思っています。 それを「ていねい語を用いた謙譲語」となると、よくわからなくなります。 なので、この問題集の解説には載っていなかった ていねい語、尊敬語、謙譲語の関係や使い方をもっと教えてください。 そして、この (1) (2) の問題の解説もお願いします。