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時間について
こんばんは。質問させてください。 私たちは今は2007年だとか、3時に・・・で待ち合わせとか当たり前のように時間を認識することが出来ますが、これはいつごろからの事なんでしょうか?例えば、安土桃山時代の人々が「今は1593年だ」とか認識していたとは到底思えません。(明治、嘉永などの元号はあったようですが) こういった西暦という概念はいつから認識され始めたのでしょうか?グレゴリオ暦も含めて。ご回答お願い致します。
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日本人がいつから「西暦という概念」を認識し始めたかは、なかなか 難しいのですが、一般に普及したのは戦後もしばらく経ったころの 1960年代くらいではないかと思います。ただ、明治~戦前までは、 西暦に代わるものとして「皇紀」(西暦+660年)というものも広く 普及していました。 日本では、古代から現代まで、元号の使用が一般的です。で、元号な んて一般庶民には関係なさそうですが、今日の我々の想像以上に、古 い時代から、元号はけっこう浸透していたようですよ。 例えば、古くは平安時代より、貴族がせっせと日記を書いていたこと が知られており、当然、年月日も記録されています。鎌倉時代になる と、地方の農民が年貢減免や代官の交代などを要望した書状を、領主 に出すのが流行のようになりますが、これにも年号が記入されていた りします。まあ、その書状を書いたのが最下層の農民という訳ではな いでしょうが。
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- hazu01_01
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人類が生まれてから時間感覚はあったと思います。そこで、人類は月のある位置とか、月の満ち欠けとか、星座とか、太陽のある位置とか、寒暖の差とか、植物の成長とかを参考にいろいろな時間を作っていったのです。 人類が多く集まってすむようになるとみんなが納得する時間が必要になり、特に有力になったのが、太陽暦とか太陰暦と言われるようなものです。太陽暦はヨーロッパで発展し改良されていきました。グレゴリオ暦などです。 日本では江戸時代まで(正しくは明治6年ごろまで)太陰暦を使っていました。ヨーロッパの文化が入ってくると同時にヨーロッパで使用していた太陽暦が導入されたわけです。 今、新暦といわれているのは太陽暦の改良されたもので、旧暦といわれているものは太陰暦が改良されたものです。 じゃ、なぜ二つの暦とも長い間に改良されてくるかというと、月に起因する太陰暦も、太陽に起因する太陽暦も実際とは少しずれがあるからそのずれをいかに無くしていくか多くの人が切磋琢磨して検討しているからです。
お礼
ありがとうございました!勉強になりました。
- ANASTASIAK
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戦後の日本社会では、西暦を使用する人間と元号を使用する人間と 2つのタイプがあり、昭和を使いたくない人と昭和を使わないと時 間を理解できない人とが存在する時代が長く続きました。しかし、 昭和天皇が亡くなった時点で状況は大きく変わり、官庁では今でも 元号を使用することとされているが、教員は西暦の方を教えている し、子どももそうなっています。また、外国とのつながりの深い組 織は西暦を使うようになっている。英語がグローバルスタンダード になるかどうかという問題と不可避的に関係するものとして、エリ ートを育てるときに西暦による時間認識をどのように持たせるか、 時間の認識と世界認識の構造にかかわってくる問題だと思われます。
お礼
教育の方面からも教えてくださってありがとうございました。 勉強になりました。
- mercykt
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NO.1さんの説明と同じく、西暦が日本の庶民にまで浸透したのは戦後しばらく経ってからだと思います。 現在のような天皇が代わる度に元号を改める天皇一世一元制というシステムは明治からのもので、それまでは宮中の節目節目や凶事が起こった際など、何かにつけて頻繁に元号が変わりました。二年も経たずに元号が改められたことも。 中国から干支という考えが入ってきてからは、庶民が主に用いていたのは元号よりも干支だったように思われます。今では省略して子・牛・寅・卯…という12サイクルで数えることが多いですが、当時は甲子(きのえ・ね)丙午(ひのえ・うま)など60サイクルです。 太陰太陽暦を使っていた当時は一年の日数、月数がその年によって変わり、さらには元号も頻繁に変わっていたということで非常に複雑です(これらが確立したのは江戸に入ってからかもしれません)、江戸時代に関しては、庶民階級は干支を使って年を数えていたことは間違いないと思われます。
お礼
勉強になりました、ありがとうございました。
お礼
なるほど、思っていたよりも奥が深そうですね。 ありがとうございました。