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バイオ燃料
「バイオ燃料」「非炭化水素油」「アルコール系燃料」これらの意味するところは、化石燃料ではなく植物由来の燃料であり、カーボンニュートラルだということでよろしいのでしょうか? BDF(バイオディーゼル燃料)もこれらに該当するのでしょうか?
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「バイオ燃料」はカーボンニュートラルと考えていいと思います。なお、植物由来のほかに、動物油脂を原料とする場合もありますが、これもカーボンニュートラルです。 「非炭化水素油」は一般にはあまり使われない用語ですが、炭素と水素以外の元素を含む油類という意味だと思います。アルコール類やエーテル類は酸素を含みますので、「非炭化水素油」の例ですが、動植物から作られた場合のみカーボンニュートラルです。ちなみに揮発油税法では「非炭化水素油」がおおむね50%以上含まれる場合は揮発油ではないとして揮発油税の対象外となっています。 「アルコール系燃料」はアルコール類を含んだ燃料です。アルコール類にはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどさまざまな種類がありますが、いずれも動植物から作られた場合のみがカーボンニュートラルで、石油や天然ガスから作られた場合はそうではありません。 なお以前話題になったガイアックスなどの高濃度アルコール燃料はアルコール類を51%含ませて揮発油税の対象とならないようにしたものですが、天然ガスなどから作られたアルコールやエーテル類が使われていたので、カーボンニュートラルではありません。 まとめると、「バイオ燃料」はカーボンニュートラルです。「非炭化水素油」や「アルコール系燃料」は原料として動植物を使った場合はカーボンニュートラルですが、石油や天然ガスから作った場合はそうではありません。 BDFは「バイオ燃料」なのでカーボンニュートラルです。また酸素を含みますので「非炭化水素油」として扱われているようです。なお製造過程でメタノールが使われますが、BDF自体は「アルコール系燃料」ではありません。 dokanさん。このような質問は社会>エネルギー>その他(エネルギー)で質問されるといろいろな人の意見を聞けると思いますよ。