アルコール・水・カルボン酸の極性の大小
- アルコール、水、カルボン酸の極性の大小とその根拠について分かりません。
- 炭化水素基が増えるほど全体の極性が小さくなる説明はあるものの、ヒドロキシ基の増加による説明は不明です。
- カルボン酸の沸点がアルコールよりも高く、水溶性に着目すると、アルコールは極性分子、カルボン酸は無極性分子となることが謎です。
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アルコール・水・カルボン酸の極性の大小
アルコール、水、カルボン酸の極性の大小とその根拠が分かりません。 水とアルコールでは水>アルコールになるそうなのですが、アルコールが持つ炭化水素基が無極性に近いため、炭化水素基が増えるほど全体の極性が小さくなるからかと思ったんですが、極性のあるヒドロキシ基が増えたら(価数が増えたら)その説明もつかないかもしれません。 また、アルコールとカルボン酸については、カルボン酸の沸点がアルコールよりも高いことから極性はカルボン酸>アルコールとなるのは分かっているのですが、水溶性に着目してその根拠を述べるとすると、水によく溶けるアルコール=極性分子、分子全体でみると会合しているカルボン酸=無極性分子となる気がしてきました。謎です。分かる方がいましたら、教えて下さい。
- L-ELF53
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水とアルコールの比較を考えてみましょう。 水の場合、2つのO-H結合があります。それぞれのO-H結合は、O--H+と分極していますから、分子全体では2つの双極子モーメントをベクトル和しただけの双極子モーメントを持つことになります。 いっぽうアルコールの場合、C-O結合の分極はO-H結合より小さい(Cの電気陰性度はHよりだいぶん大きい)ため、C-O-H部位の双極子モーメントのベクトル和は水の場合にくらべ小さくなります。 質問者さんご自身で書かれていますが、グリセリンなどの多価アルコールになるとまた話は違ってくるでしょうが、一般には水は異常に高い極性を持つと考えてよいと思います。分子のサイズに対する双極子モーメントの大きさの割合が高いです。 なお、カルボン酸が会合するので、対称的になって無極性?とお考えになってますが、極性が問題になるのは他の分子やイオンとの相互作用を考えた場合のことです。もう一度よく考えてみてください。
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- itaitatk
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