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ヒトとハトの視覚認知能力について

ヒトとハトがどのような認知能力を持っているのか教えていただけないでしょうか? 当方が注文しておいた「ピカソを見分けるハト」の本が届かずに困っています。 できれば実験例などを挙げて導き出したものがあれば教えていただけると幸いです。

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回答No.1

ヒトとハトとの視覚というだけでかなり広いので、ご希望に添えるかわかりません。このような質問は、直接ヒトないし霊長類とハトとを比較した研究であれば限られてきます。質問者さんにとっては直接比較してなくても構わないだろうと思いますが、そのほうがおもしろいと思うので。 また、知覚にかかわるような質問は、心理学のカテゴリのほうが回答がつきやすいと思います。 1) パタン優位性/劣位性効果 Kelly, D. M. & Cook, R. G. (2003). Differential effects of visual context on pattern discrimination by pigeons (Columba livia) and humans (Homo sapiens). Journal of Comparative Psychology, 117, 200-208. http://content.apa.org/journals/com/117/2/200 何かがパタンに見える(ある種の組みあわせの3本の線が3角形というまとまりに見える)ということは、ヒトでよく起こりますが(パタン優位性効果)、ハトではあまり起こらない傾向にあるようです。上の論文はわりと最近の研究です。 2) 視覚的補間 Fujita, K. (2001). Perceptual completion in rhesus monkeys (Macaca mulatta) and pigeons (Columba livia). Perception & Psychophysics, 63, 115-125. http://www.ingentaconnect.com/content/psocpubs/prp/2001/00000063/00000001/art00011 何かの前に遮蔽物があるとき、遮蔽物の裏側にも何かがあると感じることがあります(視覚的補間)。これは、ハトでは起こらないようです。上の論文は、アカゲザルとの比較です。

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